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オタクのお気持ち長文が公式パンフに載った件(とMUSASHI選手の退団に関するオタクの気持ち)

みちのくプロレスの30周年であった怒涛の2023年が終わり、新年闘い始めがやってきました。
私は1月14日の滝沢大会に行ってきたのですが、まずは大事なご報告。

みちのくプロレスのパンフレットに私のnoteが載りました!!!!!!わ~~~~い!!!!みんな買って~~~~~!!!!!!
実は去年の10月、下記のハヤト選手vsヒロム選手についてのnoteを公開してからすぐにみちのくプロレスの公式様からパンフに載せても大丈夫かとお話をいただきまして、秒で承諾しました。いや~もうありがたい。ちなみに記載されている内容はほぼ一緒です。ただレイアウトがおしゃれになっていたり、文字が縦書きになっていたりするので、画面で読むのとは少し違っていておもしろいと思います。もしよければ観戦のお供にどうぞ。一冊2,000円です。

好き勝手に思ったことをnoteを書いていたのですが、まさか公式のパンフに使っていただけるとは。ありがたい話です。

さて、ここから少し自分のことについて書くので、筆者に興味が無い方は下記の目次からさくっと読み飛ばしてください。


みちのくプロレスのパンフにオタクのお気持ち長文が載った件


私は学生時代から文章を書くことが大好きでした。感想文とか意見文とかを書くことが好きで、とにかく自分の考えや感じたことを言語化することが好きだったんです。それは、今の趣味であるプロレスについても同じで、最初はマジのノートに感想文を書いてたんですよ。言葉にすることで頭の中を整理整頓して冷静になれるタイプなので。でも手書きが面倒だということと、せっかく書くなら誰かに読んでもらえたら嬉しいなあと思ったので、noteでの公開を始めました。
自分の意見や考えに同調してもらったり、興味を持ってもらえることがすごくありがたくて、RT先を見に行ってニヤニヤしたり、いいねしてもらってニヤニヤしたり。それだけでも十分楽しかったのに、それがまさかネットの世界を飛び出して、パンフレットに載せてもらえる日が来るなんて夢にも思ってなかったです。
あとね、プロレス系のブログやnoteとかを見かけても、私のようなお気持ち長文系のひとってあんまりいないんですよね。遠征とか旅としての感想だったり、試合の流れが事細かく書かれてるタイプのものだったりで、試合から感じられた気持ちを長文で言語化してるひとってあんまり見かけなかった。(私は書いてる!ってひとがいたらごめん)だから逆に「これは受け入れられるのか?これってやっていいことなのか?」ってずっと思いながら書いてました。だってプロレスの試合について技の解説とかインタビューとかじゃなくてマジの気持ちを5000字も書くやつってキモいじゃん……。何を書くことがあるのって自分でも思うし……まぁ書いてるんだけど……。
だからこそ、公式のパンフレットに載せてもらえるってなったときに「これってやっててよかったんだ!??!!!」って思いました。
あと、私は自己肯定感が爆裂に低いので、パンフに載せても大丈夫って他人に思ってもらえるくらいの文章を書けてたのかな~、と思ってちょっとだけ自信が持てました。ちょっとだけね。
ただ、実際にパンフレットに載った自分の文章、見てみるとまあ字が細かい!!!!!!お時間あるひとは文字の小ささを確認してみてください。すでに買ったよ!読んだよ!ってひと、本当にありがとうございます!!!
というわけで、オタクのお気持ち長文が公式のパンフレットに載ったよという話でした。

MUSASHI選手の退団に関するオタクの気持ち

そして1月14日滝沢大会のセミファイナル終了後、MUSASHI選手から衝撃の発表がありましたね。

MUSASHI選手、3月16日、17日の連戦をもってみちのくプロレスを退団!!現地での発表の瞬間、静まり返ったのには驚きました。とか言って私も何にも言葉が出なかったんですけど。
いやあね、若い選手の新しい門出は祝うもんだと思いますけど、まさかMUSASHI選手が退団という形を選ぶと思わな過ぎて、めちゃくちゃびっくりしたんですよ。一瞬フリーズして、なにか反応しなきゃ!って秒で考えて、でも、「ええ~~~?!」っていう反応はMUSASHI選手の心を傷つけちゃうのでは…?と思って言えないし、かといって「よくぞ決断してくれたMUSASHI!お前ならどこでもやれるぞ!」って拍手で見送れるほどの度量が私にはありませんでした。本当に小さい人間だよ私は……。

そして、そんな私のお気持ちポストが人生選手にバレました。

公式のパンフレットにお気持ち長文が載ったあげくにお気持ち短文が公式の社長に認知されるファンがどこにいるんだよ。ここにいるよ。
心が狭いオタクの気持ちに「お気持ちわかります。」って言ってくれる人生選手、優しすぎます。泣いちゃう。

真面目な話、団体生え抜きで、今は団体を引っ張っていってくれているMUSASHI選手について、ずっとみちのくプロレスを離れないだろうって思ってました。勝手なイメージで、みちのくプロレスの看板を背負ったまま、引退まで団体の中心にいるのかな~ってふんわりと思ってたんですよね。それはもちろん井の中の蛙ってわけじゃなくて、大海を知った上で、外のすごさを分かった上で、みちのくプロレスを選んでいる。そう思ってたんですよ。
MUSASHI選手のすごさはみちのくプロレスのファンなら誰でも感じたことがあるかと思います。華麗なルチャもできるし、チョップの威力は抜群だし、はにかんだ笑顔は素敵だし、厚い胸板はかっこいいし……。ただ、私はどの選手についてもですが、実力や功績があったとしても、現在の所属団体を退団して、もっと大きな団体に行って実力を試すべきだ!名を売るべきだ!とは思いません。もっと有名になりたいにせよ、自分の実力を試したいにせよ、退団してまでやることなのか?って思っちゃうんですよね。円満退団を前提とした場合、退路を断たないとダメな気がするとか、自分を追い込みたいとか、厳しい環境に置きたいとか、そういった理由があるのは分かります。でも、理解できることと受け入れられることとはイコールじゃないんですよ……。

それでも、MUSASHI選手が選んだ道を否定せずに、これからどんなことがあっても応援し続けたいと思います!!!!……なんて言えないです。
可能ならばみちのくプロレスでずっと試合してほしかったし、ハヤト選手が帰ってくるまで団体の中心に立ち続けてほしかったし、剣舞選手が帰ってきたときにリベンジさせてほしかったし、道場プロレスではトンパチではにかみ屋さんなMUSASHI選手を観たかったし、また東北ジュニアのベルトを取って、防衛して、週刊プロレスの表紙に載って、たまに他団体に参戦して、「みちのくプロレスのMUSASHI選手って良い選手だよな」ってみちのくプロレスを知らないプロレスファンに言わせてほしかったよ!!
一生停滞してろって話じゃないんです。みちのくプロレスに所属したままでも自分の凄さを世の中に知らしめたり、有名になるにしろ、もっと強くなるにしろ、所属のままでもできるんじゃないの?ってことですよ。それでも、新たな挑戦をしたいって言っているMUSASHI選手をみちのくプロレスが引き留めてないのに、誰が止められるっていうんですか。ファンの私なんてそれこそお気持ち長文noteを書くくらいしかできないです。正直、可能ならば団体に引き留めてほしかった。でも、そんなことはしないんですよ、みちのくプロレスは。団体がどんな状況であれ、選手の意志を尊重するみちのくプロレスが好きなんだ……私は……。
ここまで書いてきて、自分自身で思っていたよりMUSASHI選手の退団を受け止められないなあと思いました。
本当は前向きに、どの団体に行くのかな?海外とかもあり得るかな?フリーでたくさん団体に参戦するのもいいよな!とか、楽しく考察とか妄想できたらいいんですけど、「行かないでよ!置いてかないでよ!!ここにいてくれよ!!」って気持ちでいっぱいです。なにせ私はみちのくプロレスの激重ファン……。
唯一の救いはみちのくプロレスがMUSASHI選手の退団というか卒業にめちゃくちゃ前向きなところ。

私もここまで前向きになりたい。笑顔でMUSASHI選手を見送りたい。いつかまたみちのくプロレスのリングに帰ってきてね!って伝えたい。ただ、それには時間が必要です。でも3月までにその心持ちになれるか分からない。そういうことを考えていると、自分はなんて心が狭くて器の小さい人間なんだろうと落ち込んできます。ああMUSASHI……どこに行っても応援するだけ!みたいな前向きなことを言いたかった。でも言えない。別にMUSASHI選手が嫌いとか、裏切り者!って思ってるわけじゃないんです。私がみちのくプロレスが好きだから、MUSASHI選手を好きだから、MUSASHI選手がみちのくプロレスで過ごす未来を観たかった。それだけなんです。これはみちのくプロレスファンとしてのエゴです。エゴなんですよ。

みちのくプロレスで困難を乗り越えて、経験を経て、努力を重ねてきたMUSASHI選手のことが大好きだからあえて言います。みちのくプロレスを辞めてまで何かを成し遂げたいのであれば、中途半端な、生半可なことはしないでほしい。MUSASHI選手の言う「新しい挑戦」が何を指すのかは現状分かりません。ただ、どんな道であれ、その道は『みちのくプロレスのMUSASHI』のファンの屍を越えて進んでいかなければならないのだということを努々忘れないでほしいです。

……って、怖すぎる。でも、これが激重ファンの私の本音。

自分の気持ちや願いを優先することは悪いことじゃないと思います。一回しかない人生なんだから、自分のやりたいようにやるべきです。ただ、みちのくプロレスにいたMUSASHI選手を好きで、応援していたファンの熱意や期待は、ここから先のプロレスラー人生を歩んでいく上で、切ろうと思っても切り離せないものだということを分かっていてほしいんです。いや、わざわざ私が言うことでもないですけどね。MUSASHI選手なら十分分かっていると思います。いつかどこかでMUSASHI選手が自分自身に納得して、何者かになれたときに、みちのくプロレスのファンのことをちょっとでも思い出してくれれば嬉しいです。

みちのくプロレスを飛び出して、『新しい挑戦』をしようとしているMUSASHI選手。私はまだ受け入れられてないですけど、私が受け入れられるかどうかなんて関係なく、3月にはMUSASHI選手はみちのくプロレスを卒業します。そしてその後は、MUSASHI選手のいないみちのくプロレスが待っています。
MUSASHI選手のいないみちのくプロレスがどういう進化、変化を遂げるのか。そしてMUSASHI選手は一体どこへ向かうのか。ファンの期待と不安と混沌を乗せて、みちのくプロレスとMUSASHI選手はそれぞれの道へ向かうはず。どこへ行くのか。行けば分かるのか。すべては3月16日、17日に控えているMUSASHI選手のみちのくプロレス最終戦のその後にきっと分かるはず。

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