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「カムカムエブリバディ」の最終回感想&ホロスコープ比較のおさらい

とうとう最終回を迎えた「カムカムエブリバディ」。この連続テレビ小説にはあまり見て来なかった自分が珍しく嵌ったドラマだった。
ちゃんと伏線回収も出来ててラストに向けてのあれこれに涙腺崩壊する事もあった。

けど正直言って アニー=安子 というのにはどうにも違和感もあるんだよね。

だって、安子がアメリカに行ったのはるいから「I hete you」と言われたのが決定打で、その言葉で「るいの前から消える事がるいにしてやれるたった一つの終わり方で」って…いやそれもっと傷付くから!それで消えてしまったら子供はもっと傷付くよ。子供が「お母さん嫌い!」と言うのはそれでも愛してくれると思うからで、それで本当に居なくなってしまうってのはトラウマになってしまうよ。そりゃ身も心も疲れた時にそう言われたら辛いのも分かるよ。そういう時に稔が居てくれたら違ったのかな。母と娘の仲が拗れた時こそ父親の存在が必要なのに、稔は戦死してもう居ない。間を取り持つ人が不在だから娘の前から消えるという選択になったのかな。るいには錠一郎が居てくれた。絶えずるいの傍にいて適切なアドバイスをしていた。そういう存在が安子に居なかったのが痛いよね。

ところで、安子はラジオが初めて日本で放送された時に生まれたとか?ラジオで初めて声が聞こえた時に生まれたのか!
調べてみるとラジオの初めての放送されたのは1925年3月22日の午前9時30分。それが安子の出生時間ならば正確なホロスコープを作り直せる。

それで作ってみたのがこれだ。

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前回では太陽星座と月星座が不明のままだったが、これでようやく分かった。
太陽牡羊座・月水瓶座だ。

こうして改めてホロスコープを見ると安子の行動の意味が理解出来た。

火星12ハウスしかもインターセプト

12ハウスに火星がある人は怒りを感じにくい。感じない訳じゃなく感じにくいんだ。すぐに怒ったりせずに時間差で怒りをじわじわと感じたり怒るよりも違う方向に行ってしまったりする。どうにも怒りの発散に仕方に迷走してしまう傾向がある。しかもインターセプトだ。ハウスの中に閉じ込められた星座の中にある天体は発揮しにくいと聞く。過剰ラッピングされたものと考えていい。だから本来の役割をしにくい。
よって安子は怒り方が違う方向に行ってしまった為にああいう行動になってしまったんだろう。
安子がもっと周囲に怒っていたら、「hete」なんて言う娘に「なんて事言うの!」と怒っていたなら、るいから逃げずにちゃんとぶつかっていたなら、違う結果もあったのではないだろうか。
「るいと向き合えずに逃げてしまった」のが安子がアメリカに行ってしまった真相なら、そうさせたのが12ハウスの火星なのではと読めてしまう。

更には、木星ー水星ー冥王星でTスクエアを作っている。Tスクエアは混合アスペクトの一つだが、これを持ってる人は頑張り屋なんだが回り道してしまう傾向がある。水星が真ん中にある所から考えるとコミュニケーションや伝達力が鍵なんだろな。それらの上手く行かなくてそれがもたらして影響が回り道になってしまったのではないかと考えられる。

4ハウス海王星なので家族の一体感や幻想を求めがちだが、その海王星に月がオポジション(180度)。子供の頃からの夢を社会に活かそうできる能力もあるんだろう。だが、社会に出れば出るほど家庭に影響を及ぼす。という事なんだろうな。

改めて正確なホロスコープを出せた事で安子への疑問が解けたよ。やってみるのも面白いな。

で、通して見てみると、やはり ひなたは調停者だった って事だろうな。

拗れてしまった安子とるいの仲を取り持つにはひなたの誕生と成長がなければならなかったんだろう。その為にもるいは錠一郎との出会いがあって自身が癒されて許す準備も必要だったんだ。

そしてその役目を終えて、ひなた自身の恋が始まりそう…で終わったのかな。欲を言えば彼女の恋の続きも見たかったよ。


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