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ハトヨガ的読むヨガ 連載60 顔ヨガ

4月19日から21日まで原宿で開催される春のヨガフェス「オーガニックライフTOKYO」についてご紹介したコラムを書きました。その後、お友達や生徒さんと、どのクラスに参加するかを楽しみに計画しています。

広い会場では、無料のクラスも開催されるので、出店ブースでのお買い物を楽しみがてら、気軽にヨガを体験することができます。

現在、ロサンゼルスを拠点に「顔ヨガ」を広める活動をされているKOKOさんも、オーガニックライフTOKYOの会場で、無料クラスを開催してくださる予定です。実は、先週、母校で開講されたオンラインクラスを一足先に受講させていただきました。

KOKOさんが考案した「顔ヨガ」メソッド。顔のなかの筋肉で「なまけて」しまいがちな部分を意識的に動かすことで、若々しい顔の筋肉、表情を維持できるという内容。特に強調されていたのは、「」の筋肉を衰えさせないことでした。そのために、「舌」で上顎を押し上げるように、ぴたりと添え続ける意識を、食べている時間以外の23時間維持することで、顔の骨や筋肉を持ち上げる効果があると指導されていました。

実はこのコンセプト、いにしえの経典で脈々と語られてきた、古典ヨガで紹介されている「舌」の置き方と共通点があります。

ジッファバンダ」といって、舌を上顎で押し上げるようにすると、喉の奥の気道がしっかりと確保され、下がりがちな顎のラインや喉周りの筋肉も引きあがります。寝ているときに、舌の力が抜けていると、気道が塞がれてしまい、いびきの原因にもなります。「舌」の筋肉のコントロールをすることで、呼吸が楽になり、誤嚥性肺炎の防止にも繋がり、顔や首周りの筋肉が鍛えられ、血行も改善されることに繋がります。老若男女に、とても大切な動きですね。

例えば、立位の万歳のポーズ「ウルドバハスタアーサナ」、半分の前屈「アルダウッターナーサナ」、戦士のポーズ一番「ヴィーラバドラーサナ1」などで顔を上に向ける際に、「舌」の位置を「ジッファバンダ」を結ぶことで、喉から胸にかけての引き上げをより明確に意識することができるようになります。

舌の位置を意識することを例えるなら、「ちくわ」の真ん中の空洞にあたる、体の内側の筋肉の先端と言える「舌」を引き上げているとイメージしてみてください。「ジッファバンダ」を結ぶことで、アーサナの効果をより実感できますよ。

KOKO先生の「顔ヨガ」では、「舌」をいろいろと動かすストレッチの他に、目の周りの筋肉を動かすエクササイズもご指導いただきました。ヨガフェス、楽しみです!


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