猫のお宿表紙用

【CoClog】猫のお宿

シナリオ制作者:空猫様
PC:和達 銀治(30歳・刑事) PL:銀月
PC:工藤 有佑(34歳・元刑事/現用心棒) PL:ハト
KP:ハト

―――――猫のお宿―――――

KP:深夜、ふと和達は目が覚める。
枕元にある携帯電話で時刻を確認すると、深夜1時を回っている。
KP:視線をずらすと、薄暗い中、ソファーで眠っている工藤と、新しい寝床で丸まって眠るノアが見える。
KP:窓の外からは月明かりが差し込み、部屋は静寂に包まれている。
KP:喉の渇きを覚えて身体を起こすと、音に気付いたのか、ソファーで眠っていた工藤が顔を上げる。

工藤有佑:「……」目を向ける
和達銀治:「…悪い起こしたか」
工藤有佑:「……どうした?」
和達銀治:「いや、喉乾いたと思って…寝てていいぞ」
工藤有佑:「……ん」布団をかぶりなおす
和達銀治:じゃあ冷蔵庫を開ける

KP:冷蔵庫には食糧と酒しか入っていない。

和達銀治:「……」ちょっと考える
和達銀治:「…ホットミルクセーキが飲みたい。」
工藤有佑:「…そんなものはないぞ」
和達銀治:「でも今飲みたい」
工藤有佑:「……」
工藤有佑:寝返りを打つ
和達銀治:「…ホットミルクセーキが飲みたい」ゆさゆさ
工藤有佑:「…ないものは、ない」
工藤有佑:半身を起す
和達銀治:「ホットミルクセーキは無くても日本にはコンビニがある」
工藤有佑:「…そうだな?」
和達銀治:「…ホットミルクセーキが飲みたい」
工藤有佑:「俺に買ってこいっていってるのか?」
和達銀治:「流石にかわいそうだからな、一緒に行ってやる」
工藤有佑:「………」
工藤有佑:布団を和達の顔にかける
和達銀治:「ぶっ!」
工藤有佑:「…そんな理由で起こすな」立ち上がる
工藤有佑:「…ったく、何時だと」小さく欠伸をする
和達銀治:「先に起きたのはそっちだろ」布団をソファにおく
工藤有佑:「…いや、そっちだろ」
和達銀治:「立ち上がったってことはついてきてくれるんだろ」
工藤有佑:「……」
工藤有佑:「また起こされるもの面倒だからな」コートを羽織る
工藤有佑:「明日仕事なんだろ?」
和達銀治:choice[仕事,仕事じゃない]
Cthulhu : (CHOICE[仕事,仕事じゃない]) → 仕事
和達銀治:「仕事…」
工藤有佑:「さっさと行って帰ってくるぞ」
工藤有佑:choice[仕事,仕事じゃない]
Cthulhu : (CHOICE[仕事,仕事じゃない]) → 仕事
和達銀治:「そうだな」コートを羽織る
工藤有佑:「……」平日の深夜に何を…
和達銀治:「ちゃんと温かくしていくんだぞ」
工藤有佑:「言われなくてもそうする」
工藤有佑:マフラーもまく
和達銀治:携帯と財布をもってコンビニに行きます

KP:2人は寒空の下をコンビニまで歩いて行く。人っ子一人いない道を街灯が照らしている。
KP:特に何事もなくコンビニに到着する。

工藤有佑:ホットコーヒー
和達銀治:「コーヒー飲んだら眠れなくならないか?」
工藤有佑:「俺は特にそういうことはない」
工藤有佑:寒いからあったかいものが飲みたい
工藤有佑:きもち
和達銀治:「ホットミルクセーキ飲まないのか?」
工藤有佑:「…甘いんだろ?」
和達銀治:「まあ、甘いな」
工藤有佑:「……甘いのは得意じゃない」
工藤有佑:最後まで飲めないタイプ
和達銀治:「そうなのか?難儀だなぁ」
和達銀治:「じゃあ他には?お菓子とか」
工藤有佑:「これからまた寝るんだろ?」
工藤有佑:「夕飯足りなかったか…?」
和達銀治:「そんなことは無いぞ、美味かった」
和達銀治:「ただこう、せっかく来たからなと思って」
工藤有佑:「…そうか」じゃあ雑誌の棚でも見に行こうかな
和達銀治:ついてく
工藤有佑:「何でついてくる」
和達銀治:「??気になるだろ」
工藤有佑:「俺が気になるんだが」
工藤有佑:料理本があるかを見ている
和達銀治:「うーん?仕方ないな…じゃあお菓子でも買ってる」お菓子を買いに行く
工藤有佑:行ったのを見届けてから本を見る
工藤有佑:choice[一品料理,おかず,甘いもの]
Cthulhu : (CHOICE[一品料理,おかず,甘いもの]) → 甘いもの
工藤有佑:「…」真剣に選んでる

KP:タルトやケーキの作り方がわかりやすく載っている

工藤有佑:レジにもって行く
工藤有佑:「ホットコーヒー」

KP:店員は雑誌を袋にいれ、コーヒーを渡す。

和達銀治:choice[たべっこどうぶつ,メルティ?キス,ブラックサンダー]
Cthulhu : (CHOICE[たべっこどうぶつ,メルティ?キス,ブラックサンダー]) → メルティ?キス
和達銀治:メルティーキスとホットミルクセーキとたばこを買います

KP:店員は購入したものを袋に入れて、ホットミルクセーキを手渡す。

和達銀治:「どうも」
工藤有佑:コーヒーちょっと飲んでる
工藤有佑:外にいます
和達銀治:じゃあ外で合流します

KP:外に出ると再び寒い空気に包まれる。温かい飲み物をのんで空を見上げれば、たくさんの星が出ている。

和達銀治:「はぁ、寒いな…何買ったんだ?」
工藤有佑:「コーヒー」
和達銀治:「そっち」袋を指さします
工藤有佑:「……」
工藤有佑:「資料…」
和達銀治:「資料…?」
工藤有佑:「帰るぞ、明日も朝早いんだろ…」
工藤有佑:歩き出す
和達銀治:「ん、そうだったな。」歩きながらホットミルクセーキを開けて飲みます
工藤有佑:歩きながらコーヒー飲んでます

KP:帰り道、道脇から、「にゃあ」という声が聞こえる。
KP:そちらに目を向けると、一匹の黒猫が茂みから出てくる。

和達銀治:「お、猫」
工藤有佑:「……」
和達銀治:近寄って撫でたい…
工藤有佑:「くろう」

KP:黒猫は工藤のほうに一度視線を向け、足元に寄ってくる。

和達銀治:「知り合いなのか??」
工藤有佑:「…たまに飯をやってるくらいだ」

KP:猫は「にゃあ」と鳴いて、今度は和達の足元にすり寄る。

工藤有佑:CCB<=52 猫語
Cthulhu : (1D100<=52) → 93 → 失敗

KP:工藤は九郎が何と言っているのかわからないが、和達のことが気に入っているのはわかるだろう。

和達銀治:「へー、くろうって言うのか…いい名前だな」なでなで

KP:黒猫は気持ちよさそうに喉をごろごろ鳴らしている

和達銀治:「お前は野生なのか?今うちに来れば毎日美味しい飯がくえるぞ」
工藤有佑:「……」眺めながら少し暖かい気持ちになる

KP:黒猫は和達に撫ででもらい満足げな様子だ。

工藤有佑:「今日は何も持ってないから、今度な」九郎に
和達銀治:「よしよし、そうか。いつでも遊びに来るんだぞ」じゃあひと撫でしてから手を振ります

KP:黒猫は嬉しそうに「にゃあ」と鳴いて2人の足元にすりよると、また茂みの向こうへと消えて行った。

和達銀治:「…あんなかわいいこを口説いてたてたのか」
工藤有佑:「九郎はオスだ」
和達銀治:「ふ、そうだな」
和達銀治:工藤が風邪を引く前に家に帰ります
工藤有佑:帰ろう

KP:2人の部屋に帰ってくる。時刻は深夜2時を過ぎていた。
KP:忘れていたように眠気がやってくる。

工藤有佑:「…」うとうとしながら上着を脱いでソファーに横になる
和達銀治:「起こしてわるかったな、ありがとう。」欠伸をしながら
工藤有佑:「……ん。おやすみ」
和達銀治:「おやすみ。」コートを脱いで寝ます

KP:瞼を閉じると、すぐに穏やかな微睡の中に落ちていける。

―――――

KP:貴方は、ふっと夢の中で意識を取り戻す。
夢の中であると気づいたのは、先程までソファーで寝ていたはずの相手が直ぐ側にいたからだ。
ふっとあなたは足下に視線を向る。
──そこには、見慣れないものがあった。濡れたような石畳。目を上げれば、周りには青々とした竹林。
そして目の前には、「温泉お宿・招き猫堂」の古びた木の看板が下がる大きな和風邸宅が存在していた。

【猫のお宿】

工藤有佑:「???」
工藤有佑:和達を二度見
和達銀治:「…ん?朝か?」
工藤有佑:「……また妙なところに来た」
和達銀治:「ふむ…夢か、なるほど…」
和達銀治:「今日はよくできた夢だな」
工藤有佑:「……温泉宿。疲れてるのか?」
和達銀治:「まあいいか夢だし、行ってみよう」
工藤有佑:「そうだな…」
和達銀治:一応竹林をきょろきょろ見る

KP:後方には薄っすらと霧がかかっていて、戻る道が見えないことがわかる。目を凝らした先をよく見ると、道は途中でふっつりと途切れていてその先には何もない空間が広がっている。それに気がついた探索者はSAN値チェック。0/1

和達銀治:CCB<=74 SAN
Cthulhu : (1D100<=74) → 31 → 成功
和達銀治:夢だからなぁって思ってる
工藤有佑:看板を見て見る

KP:工藤が看板を調べると、裏に、「いらっしゃいませ。帰り道は手をつないで」の文字が書かれていることに気づく。

工藤有佑:「……」
工藤有佑:元に戻す
和達銀治:「??なんかあったか」
工藤有佑:「…帰り道は手を繋げと書いてあった…」
和達銀治:「なるほど?」
工藤有佑:「…銀治は、体に異常はないか?」この前のことを思い出してる
和達銀治:「体…?別に」
工藤有佑:「そうか」
和達銀治:「有佑は?」
工藤有佑:「何とも」
和達銀治:「…本当か?」
工藤有佑:「ああ。心配するな」
和達銀治:「…」ジト目で見ます
和達銀治:「まぁいい…」
和達銀治:「こっちは入れるのか?」宿に入ってみます
工藤有佑:「……なんだよ」ついていく

KP:招き猫同はとても豪華で、趣がある。広い和風庭園がついていて、露天風呂などもある事が竹垣などの様子から分かるだろう。ただし、人の気配はないようだ。
KP:ふと気がつくと、目の前の風情あふれる門の前に、一人の女将が立っている。
KP:「お二方、いらっしゃいませ。本日よりご予約の和達銀治様と、工藤有佑様ですね。お二人のお部屋はもう取ってございますので、ごゆるりとご宿泊下さい」
KP:あなた達が何かを言う前に、女将はゆっくりと歩き出す。

和達銀治:「あ…??」まあいいかって感じでついていきます
工藤有佑:「…予約??」
工藤有佑:ついて行く

KP:あなたたちは辺りの様子を伺いながらも、豪奢な旅館の中を彼女について歩いていく。
客間に案内してくれた女将は、丁寧なお辞儀をした後に、
「お料理が用意してございますので、心ゆくまで召し上がって下さい。宿泊表はお布団の上にございます」と告げてから去っていく。
そう言われてあなた達が客間に足を踏み込むと、そこには…

──まるで宝石のように鮮度も高く煌めく刺身や、ほかほかと美味しそうな湯気をたてる白米、とろりとした色で揺らめく味噌汁や淡い優しい卵色でぷるんと固められた茶碗蒸し等──数々のご馳走が待ち構えていた。
また、既に食事が用意されている部屋に隣接された、もう一つの座敷には布団が二組敷かれている。その上には女将が「宿泊表」と呼んでいたカルテのようなものが置かれている。

工藤有佑:「…予約なんて、した覚えないんだが」
和達銀治:「まあいいんじゃないか?夢だからな。それにほら美味しそうだぞ」
工藤有佑:「…呑気だな」
工藤有佑:「…食べて大丈夫なのか…」
和達銀治:「夢の中でも有佑は心配性だな」
工藤有佑:「……」む
和達銀治:先に宿泊表を見に行こう
工藤有佑:「お前はもっと警戒心をだな」

KP:宿泊表には以下のことが書かれている。

宿泊表
宿泊者様・お名前<和達銀治><工藤有佑>
お部屋 梅の間
お料理 海の幸のフルコース
宿泊期間 いつまでも、いつでも
お帰り日時 <空欄>
帰還方法 送迎無し・お布団右より

KP:あなたは宿泊表を見て、もしかしたら此処から出られないのではないか?という不安にかられます。SANチェック1D3

和達銀治:CCB<=74 SAN
Cthulhu : (1D100<=74) → 35 → 成功
和達銀治:「海の幸のフルコースだぞ?豪華だな」読みながら
工藤有佑:「……はぁ。そうだな」
工藤有佑:「…」少し料理を食べてみる

KP:とてもおいしいです。悪いものではないことがわかっていい。

工藤有佑:「大丈夫そうだ」
和達銀治:「ほんとか!じゃあせっかくだしいただこう」座ります
工藤有佑:「……」頷く
工藤有佑:座る
工藤有佑:何で照れたの?
和達銀治:「いただきます」手を合わせます
工藤有佑:「…いただきます」

KP:刺身まるで宝石のよう。鮪、鯛、イカ等、海の幸が硝子の大皿に盛り合わせられている。側の小皿に取られた醤油は紫醤油。

工藤有佑:「魚苦手って言ってなかったか?」
和達銀治:「あぁ、生魚はな」
工藤有佑:「…変えてもらうか?」
和達銀治:「いや、食べれないわけじゃない。好き嫌いはよくないしな」
和達銀治:鮪を食べます。

KP:マグロを食べるとまるで口の中でとろけるようで、SAN1D2回復

和達銀治:1d2
Cthulhu : (1D2) → 2
和達銀治:「!」
工藤有佑:自分も食べる
工藤有佑:1D2
Cthulhu : (1D2) → 1
工藤有佑:「どうした?だめだったか?」
和達銀治:「美味しい」
工藤有佑:「…そうか」
和達銀治:「あぁ、いい鮪だな」
工藤有佑:「もっと食べるか?」
和達銀治:「ん、そうだな」
和達銀治:イカも食べます

KP:イカを食べるとわさびが多かったようで、涙が出てくる。

和達銀治:「…っつ」
工藤有佑:「?!」
工藤有佑:「大丈夫か…?」
和達銀治:「…からい」
工藤有佑:ハンカチをとりだして、涙を拭きます

KP:刺身の美味しさと穏やかな時間に癒され、SAN1D4回復

和達銀治:1d4
Cthulhu : (1D4) → 3
和達銀治:「ん、わるい…な…」
工藤有佑:「そういえば辛いのも苦手だったな」
和達銀治:「そうだな…思ったより辛かった…わさびは苦手だ」
工藤有佑:「泣くほどか…」ちょっと笑ってる
和達銀治:「…有佑は嫌いなものないのか」お茶を飲んでから鯛を食べます
工藤有佑:「…特には。あんまり味が濃かったり油が多いものは得意じゃないな」

KP:鯛を食べるとまるで口の中でとろけるようで、SAN1D2回復。

工藤有佑:ご飯を味噌汁を食べる。
和達銀治:1d2
Cthulhu : (1D2) → 1

KP:白米はほかほかと美味しそうな湯気がたっている。箸で一口掬って食べると口の中でほろほろと崩れるように柔らかく甘い。SAN1D2回復。
味噌汁の蓋を開けてみると、真っ白な豆腐とわかめとネギの良い香りがする。程よい上品な出汁の味と、味噌のまろやかな風味が食欲を擽る。SAN1D2回復。

工藤有佑:2D2
Cthulhu : (2D2) → 3[1,2] → 3
和達銀治:「健康的だな」
工藤有佑:「うまいな」
和達銀治:「本当か?」自分も食べます
和達銀治:2d2
Cthulhu : (2D2) → 2[1,1] → 2
工藤有佑:茶わん蒸しも食べる
和達銀治:「!!うまい」
工藤有佑:「…!…そんなにか?」

KP:茶わん蒸しは柔らかな卵色をしている。よく見るとしいたけや銀杏、鶏肉などが散りばめられている。一口食べると程よい旨味と卵の優しい味にSAN1D2回復。

工藤有佑:1D2
Cthulhu : (1D2) → 1
和達銀治:「ご飯が美味しいのはいいことだ」
工藤有佑:「…そうだな。」
工藤有佑:「もっと練習しないとな…」独り言
和達銀治:「有佑が作るのも美味しいぞ」
工藤有佑:「……」
和達銀治:「あったかい気持ちになる」
工藤有佑:「……そうか、よかった」
工藤有佑:「……何が好きなんだ?銀治は」
和達銀治:「オムライスが特に好きだ」
和達銀治:「作ってくれたやつ」
工藤有佑:「………」
和達銀治:「あ、でもシチューも美味しかったな…」
工藤有佑:「そうかよ…」ちょっと嬉しそう
和達銀治:「ごちそうさまでした」食べ終えて手を合わせます
工藤有佑:「ごちそうさま」手を合わせます
工藤有佑:「…少しこの宿を調べてみないか?」
和達銀治:「ん、そうだな豪華なところだし、単純に見てみたい」
工藤有佑:「ああ。帰り方もわからないしな…」
和達銀治:じゃあ部屋の外に出てみます
工藤有佑:一緒に出ます

KP:客室の外に出ると、廊下になっている。
梅の間、の他に、松の間と竹の間、そして奥に一つ扉があることがわかる。襖には綺麗な日本画風の松と竹の絵が描かれており、何故かどの部屋にも招き猫の絵がさらりと添えられている。
KP:聞き耳ができます

和達銀治:CCB<=57 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=57) → 6 → スペシャル
工藤有佑:CCB<=76 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=76) → 33 → 成功

KP:では、どこからか猫の鳴き声が聞こえる。

工藤有佑:「?」声の方を見る
和達銀治:「?」きょろきょろします

KP:声を探すと、廊下の向こうをちらりと歩いて行く猫の影を見る。その影が、人のように服を着て二本足で歩いていたように見えて二度見をする。

工藤有佑:二度見をする
和達銀治:「???」
和達銀治:目をこする
工藤有佑:「猫が…」
和達銀治:「いたな…?服着てた」
工藤有佑:頷く
和達銀治:「まあでもそうゆう仕事着なのかもしれないぞ」
和達銀治:「見えたのは影だけだったしな…」
工藤有佑:「……」和達の頭をじっとみる
和達銀治:「…なんだ?」
工藤有佑:「いや、なんでもない」
和達銀治:「有佑は今日無いんだな?出してもいいんだぞ?」
工藤有佑:「……は?」
工藤有佑:「そんなものは出ない」
和達銀治:「そうなのか?たまに出てるけどな」
工藤有佑:「……」む
工藤有佑:「…先に行くぞ」
和達銀治:「拗ねるな拗ねるな」ついてく
工藤有佑:廊下にでる
工藤有佑:松の間に向かいます

【松の間】
KP:扉を開けた瞬間、すうっと海辺の松林にいるような爽やかな気分が胸を満たす。
しかし一つ瞬けば、そこは豪奢な旅館の一部屋だった。小さな盆栽が床の間に据えられ、松の間らしい装飾が部屋を彩っている。

──しかし、目を引くのはそんなことではない。
部屋の真ん中には一匹の猫がいた。猫は、まるで従業員ですと言わんばかりの格好で、布団を片付けている。

KP:こっちに気づいた猫はびっくりして垂直に飛び上がる。見つかったと言わんばかりだ。
従業員:「お客様!困りますにゃ、ここは松の間ですにゃ、お客さまのお部屋は梅の間ですにゃ」
KP:にゃあにゃあとそういう猫は困った様子で頭をかく。
KP:猫が喋るのに驚いたあなたたちはSAN値チェック0/1。

和達銀治:CCB<=82 SAN
Cthulhu : (1D100<=82) → 76 → 成功
工藤有佑:CCB<=65 SANC
Cthulhu : (1D100<=65) → 74 → 失敗
工藤有佑:びっくりして固まる
和達銀治:「猫は喋るんだなぁ」
従業員:「猫は、しゃべりますにゃ」
和達銀治:「よしよし、ちゃんと布団を片付けれてえらいぞ」なでなで
従業員:「にゃーっやめてくださいにゃぁ!…ごろごろ」
工藤有佑:ハッと我に返る
和達銀治:「見ろ有佑、猫の従業員さんだぞ」
工藤有佑:「見てる。…聞きたいんだが、ここは一体どこなんだ?」
従業員:「ここは、竹林の中にゃ。竹林の外はどうなっているのかは私にもわかりませんですにゃ」
工藤有佑:「はぁ…」
和達銀治:「いい毛並みだな…」夢中で撫でます
従業員:「にゃぁ~っ!お客様そこは!にゃにゃ~!…ごろごろごろ」
従業員:「お、お仕事中なんですにゃあ~!…ごろごろ」
和達銀治:「おっと、そうだったなわるいわるい」手を離します
従業員:「はにゃ~…」
和達銀治:「邪魔するのも悪いし、別の場所をあたるか?」
工藤有佑:「…そうだな」

KP:その時、ジリリリン!とどこからか呼び出しのベルの音が鳴り響き、猫はびっくりしたように飛び上がる。
従業員:「にゃ!!急がなければいけないですにゃ!お客様、私はこれで失礼しますにゃ!」
KP:猫は急いで布団を片付けて走っていってしまい、後には綺麗に片付けられた何もない部屋と静けさが残された。

工藤有佑:「…忙しい奴だな」部屋を見回す
和達銀治:CCB<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 52 → 成功

KP:和達は、部屋の隅に小さな傷跡で文字が彫ってあるのを見つける。「洗ってあげたら、ご機嫌玉手箱」

和達銀治:「洗ってあげたら、ご機嫌玉手箱」声に出す
工藤有佑:「…なんだ?」
和達銀治:「あそこに書いてある」指をさす
工藤有佑:「……何を洗うんだ……」
和達銀治:「うーん?猫とかか?」
工藤有佑:「一般的に猫は水が苦手なはずだが…」
和達銀治:「それもそうか…ノアは洗ってやると喜ぶからな」
工藤有佑:(ノアを洗うのも一苦労なんだよな…)
工藤有佑:「次行くか…」
和達銀治:「ん、あぁそうだな」
和達銀治:「竹の間に行ってみようか」部屋を出ます

KP:開けると、まるで竹林の中にいるような涼やかな風が吹き抜けた気がする。
しかし目を擦ってみるとそこはただの部屋だった。特に人の気配はなく、何かがいる雰囲気もない。
窓からは日本庭園が良く見える。大きな箪笥が一つある。

和達銀治:「どこも人の姿はないな?」
工藤有佑:「静かだな…」
和達銀治:窓から日本庭園を眺める

KP:日本庭園を眺めようと柱に手をかけた時、ざらりという感覚が、和達の掌を掠める。よく見てみると、綺麗な文字が木の枠に浮き出ている。
 眠る前の合言葉。『これはだれのゆめ』
KP:日本庭園は玉砂利が敷かれ飛び石が置かれた古風な日本庭園だ。

和達銀治:「??」
工藤有佑:隣に行く
和達銀治:「庭園もあるな?後で見に行こう」
工藤有佑:「ああ。…それにしても立派な旅館だな。猫が従業員とは思えない…」
和達銀治:「猫の手も借りたいくらい忙しいんだろうな」
工藤有佑:「上手いことを言うな」
和達銀治:「褒めてくれるのか?ありがとう」
工藤有佑:「…ほめてない」
工藤有佑:タンスのほうに行く
和達銀治:ついていく

KP:タンスの中には何もない。旅館におなじみの備え付けの浴衣すら入っていない、空っぽの箪笥だ。
箪笥を調べているそのとき、不意にからっと客間の扉の開く音がする。
KP:やってきた人物たちは、襖の影にいて未だ此方の姿を視認はしていないだ。二人分の声だけが近づいてくる。

工藤有佑:「!」
工藤有佑:和達の腕を引っ張る
和達銀治:「誰か来るな」
和達銀治:「!」
工藤有佑:タンスの中に隠れます
工藤有佑:「静かに…」和達の口を塞ぐ
和達銀治:「ンぐっ…」

KP:暗いタンスの中に隠れて息を殺す二人は、その狭さに何か思い出すことがあるかもしれないしないかもしれない。隙間からこぼれる光から外を見ることができる。

工藤有佑:「……すまない、つい…」小声で手を離す
和達銀治:「……いや、大丈夫だ」大人しく外を見ます
工藤有佑:「……」外を見る

KP:息を殺して外を見ていると、まるで従業員のような格好をした二本足で歩く猫が二匹やってきて、部屋を掃除し始める。
人間のようにしゃべる猫が二匹で何やら動き回っているのが見える。
KP:聞き耳がふれます

和達銀治:CCB<=57 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=57) → 56 → 成功
工藤有佑:CCB<=76 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=76) → 77 → 失敗
工藤有佑:動揺してる

KP:和達はこのような会話を聞く。
「梅の間のお客様はどこに行かれてしまったのかにゃあ」
「お風呂に浴衣も用意してお呼びにいったのにいなかったにゃあ」
「にゃあ」「にゃあ」
KP:猫たちはそのまましばらく掃除をすると、去っていく。

和達銀治:「ふふ」思わず笑います
工藤有佑:「…もう帰ったか?」
和達銀治:「あぁ、帰ったぞ」
工藤有佑:箪笥を開ける
和達銀治:箪笥から出ます

KP:箪笥から出てみると、猫たちが綺麗に掃き清められたせいか部屋はぴかぴかになっている。

工藤有佑:「……隠れなくてもよかったな」
和達銀治:「そうか?助かったぞ」
和達銀治:「…なんか、顔色が悪いな、大丈夫か?」
工藤有佑:「…問題ない」
和達銀治:「ならいいが…」
工藤有佑:「…しかし、なにも手掛かりが見つからないな…」
和達銀治:「なんか浴衣を用意してくれてるそうだぞ」
工藤有佑:「……風呂に入るのか?」
和達銀治:「せっかくの旅館なんだから入れるなら入りたくないか?」
工藤有佑:「……」少し考えてる
和達銀治:「温泉なんてめったにこれないからな」
和達銀治:「まぁこれは夢だが…」
工藤有佑:「…夢なら、いいか…」ぼそ
和達銀治:「じゃあ行こう」
工藤有佑:ついて行く
和達銀治:温泉に向かう

【温泉】
脱衣所には、二人分の浴衣と露天風呂への入り口がある。掃除道具置き場、と書かれた扉がその横に置かれているが、扉はぴっちりと閉じられている。
猫たちが言っていたように、暖簾の向こうのガラス戸の奥、うっすら緑に色づいた体に良さそうな薬湯が揺れる小さな露天風呂はとても暖かそうで、湯加減が良さそうだ。

和達銀治:「露天風呂だな…!」
工藤有佑:「…想像してたより…小さいな」
和達銀治:「まあ入れなくはないだろ」
工藤有佑:「…他に人がきたら狭そうだし、今のうちに入るか…」
和達銀治:「そうだな」
工藤有佑:服を脱ぐ
和達銀治:服を脱ぎます
工藤有佑:畳んで籠に入れて腰にタオル巻いていく
和達銀治:同じく
和達銀治:「!…なんか…傷多くないか…?」
工藤有佑:「…あぁ。もう塞がってる」
和達銀治:「それにしても…体は大事にしないと駄目だぞ…?」
工藤有佑:「……」うーんという顔
工藤有佑:「いいんだよ」
工藤有佑:風呂に向かう
和達銀治:「…良くはないだろ」向かいます

KP:露天風呂に近づくと、緑色に薄っすらと透けた湯が揺れている。水の中は透き通っていて何の淀みもないあたたかそうな湯である事が分かる。触ってみる、鼻を近付けてみるとほんの少し草のような香りがする。

【温泉】
和達銀治:体を洗いに行きます
工藤有佑:自分も体と頭を洗う
工藤有佑:(温泉とか久しぶりだな…)
和達銀治:「そういえば、シャンプーもうすぐきれるな」
工藤有佑:「…そうだったな」
工藤有佑:「買っとく」
和達銀治:「助かる」
工藤有佑:「湯船、一緒にはいるか…?」
和達銀治:「そうだな、せっかくだし入ろう」入りに行きます

KP:2人は湯船に身体を沈める。良い薬湯の香りが全身を包み、まるで体の疲れが根本から溶けて流れていくようだ。
湯気の中で今までの嫌な事を全て忘れて蕩けてしまいそうになったあなたは、ゆるゆると息を吐き出す。1D4回復。

和達銀治:1d4
Cthulhu : (1D4) → 3
工藤有佑:1D4
Cthulhu : (1D4) → 4
工藤有佑:「……はぁ」息を吐く
和達銀治:「ーー…」息を吐く
和達銀治:「温泉久しぶりだ」
工藤有佑:「俺もだ」
和達銀治:「露天なのにあったかいな」
工藤有佑:「そうだな…いろんなことを忘れそうだ…」
和達銀治:「いいことだな…俺のことまで忘れられるのはこまるけどな」
工藤有佑:「お前のことは覚えてるよ」
和達銀治:「そうか」
工藤有佑:「…これからも、わすれない」
和達銀治:「…」
和達銀治:「…なんだ、急に…」
和達銀治:「俺も忘れないぞ」
工藤有佑:「……」
工藤有佑:「……」ちょっとどんな顔をすればいいかわからないので目をつぶる
和達銀治:「…?」黙られたのでじっとみます
工藤有佑:みられてる…
和達銀治:「あ、そういえば」
工藤有佑:「……ん?」
和達銀治:「万年筆、使ったか…?」
和達銀治:「もっと実用性のあるものにすればよかったな…」
工藤有佑:「……使ってる」
工藤有佑:「十分実用的だと思うが…」
工藤有佑:「………」
和達銀治:「そうか?人に物をあげるのって難しいからな…良かったのか不安になる」
工藤有佑:「銀治は、…何か欲しいものがあるか?」
工藤有佑:「…何か、返したい」
和達銀治:「あれは誕生日プレゼントなんだからお返しはいらないぞ?」
工藤有佑:「……聞くだけだ」
和達銀治:「えー、そうだな…欲しいもの…。」考える
和達銀治:「欲しいもの…欲しいもの……。」う~ん
和達銀治:「オムライス…。」
和達銀治:「また作ってくれればそれでいい」
工藤有佑:「…そういうのじゃない」
工藤有佑:「残らないもののほうがいいのか?」
和達銀治:「ンン、それは…」
工藤有佑:「……」
工藤有佑:「なにもないならいい」
和達銀治:「…欲しいものすぐには思い浮かばない…今、それなりに充実してるからな…。」
和達銀治:「お帰りとただいまを言える人がいるし…」
和達銀治:「…だからその、工藤がよければ…思いついてからでも…いいか?」
工藤有佑:「……わかった」
工藤有佑:「考えておいてくれ」
和達銀治:「そうする…」
工藤有佑:「……俺が返せるうちに頼む」
和達銀治:「……」
和達銀治:「そろそろ……出るか」
工藤有佑:「そうだな…逆上せそうだ」
工藤有佑:上がります
和達銀治:あがります

KP:暫く湯に浸かって一緒にまったりとしたあなたたちは、のぼせそうなので湯から上がる事にした。湯上がりで脱衣所に出てみると、そこには先程までなかったはずの冷たい真っ白なグラスに波々と水が注がれたものが入っている。
そして何故か、掃除道具置き場の扉が少しだけ開いている。

和達銀治:「あっつ…」
工藤有佑:「気が利いてるな…過保護な気もするが…」水をもつ
和達銀治:「本当だな」
和達銀治:水を飲みます

KP:水はとても冷えていて、火照った体に染みる。
KP:水を飲み干すと、カップの底に「お戻りはお部屋から、あまいものはお口へ」と書かれているのが見える。

工藤有佑:水を飲んでる
和達銀治:「はー、冷たくてうまい…のぼせるところだった」
工藤有佑:「大丈夫か?風に当たったほうがいい」
工藤有佑:扇風機とかあるのか??

KP:幸運!

工藤有佑:CCB<=60 幸運
Cthulhu : (1D100<=60) → 71 → 失敗

KP:ないよー!

工藤有佑:「扇風機はないか…」頭拭きながら戻ってくる
和達銀治:「そうだな、庭園のほうまだ行ってないし回ってたら涼めるだろ」とりあえず体をふいて浴衣を着る
工藤有佑:自分も浴衣着る
和達銀治:[
和達銀治:髪をふきながら掃除用具入れが開いてるので覗きに行きます

KP:掃除用具入れを調べると深淵な闇が広がっている。それを見てしまった探索者は1D5のSAN減少

工藤有佑:1D5
Cthulhu : (1D5) → 1
和達銀治:1d5
Cthulhu : (1D5) → 5
KP:アイデアロールどうぞ
和達銀治:CCB<=60 アイデア
Cthulhu : (1D100<=60) → 47 → 成功
KP:1D3を振ってください
和達銀治:1d3
Cthulhu : (1D3) → 2

KP:猫のお宿独自発狂
【過剰保護】相手を守らなければという庇護欲が沸いて非常に過保護になる
KP:1D6*10分

和達銀治:1d6
Cthulhu : (1D6) → 5
工藤有佑:「…暗いな」
和達銀治:「近づくと危ないぞ」
和達銀治:手を引いて離れさせます
工藤有佑:「???」
和達銀治:「髪は?乾かさないと風邪ひく」
工藤有佑:「…いや、短いしこのままでいい」
工藤有佑:「外歩けば乾くだろ」
和達銀治:「ダメだ、ちゃんと乾かさないと」
工藤有佑:「…いや、そっちのほうが髪濡れてるだろ…」
工藤有佑:「俺はいいから」
和達銀治:「…乾かしてやるからそっち座ってくれ」
工藤有佑:「…急にどうしたんだ??」
和達銀治:「いいから、座れ」なんかこう座るよう誘導します
工藤有佑:「……なんなんだ」納得できない顔で座る
和達銀治:「よし」
和達銀治:髪を乾かします

KP:ドライヤーが上手いかDEX*5どうぞ

和達銀治:ccb<=45 ドライヤー
Cthulhu : (1D100<=45) → 51 → 失敗

KP:髪が短いのもあり、簡単に乾かせる。

和達銀治:「これで大丈夫だな…」
工藤有佑:「……気が済んだかよ」
和達銀治:「…水は?ちゃんと飲んだか??」
工藤有佑:「飲んだよさっき。銀治も座れ、ここ」椅子を指します
工藤有佑:ドライヤー持つ
和達銀治:「駄目だぞ、指火傷したらどうするんだ」
工藤有佑:「…いくつだと思ってるんだ」
和達銀治:「歳は関係ないだろ、危ないからダメだ」
工藤有佑:「…」埒が明かなさそうなので立ったままドライヤーで乾かします
工藤有佑:ぶおー
和達銀治:「うっ!」

KP:ドライヤーが上手いかDEX*5どうぞ

工藤有佑:CCB<=75 ドライヤー
Cthulhu : (1D100<=75) → 46 → 成功

KP:和達の髪の毛はふわふわに乾かせる。気持ち良くて少し眠い。
KP:ドライヤーの温かさに癒された和達は一時的発狂解除でいいです。

和達銀治:「ーーー!…」
和達銀治:「……ほ、」息ができるようになったので一息つく
和達銀治:「あれ…」
工藤有佑:「乾いたな」
工藤有佑:ドライヤーしまう
和達銀治:「本当だ、乾かすのうまいな…」
工藤有佑:「そうか?」
和達銀治:「あぁ、なんか気持ちよかった」欠伸します
工藤有佑:「…人にやってもらうと眠くなるよな」
和達銀治:頷きます
和達銀治:じゃあ庭園に向かいます
工藤有佑:一緒に行きます

【日本庭園】
庭園への扉を開けた瞬間、すうっと心地よく冷えた空気が胸を満す。こじんまりとした、玉砂利が敷かれ飛び石が置かれた、古風な日本庭園である。
お宿の部屋の名前にちなんでいるのか、松の木、竹の木、梅の木があり、わびさびを感じる美しさで植えられている。梅の花は季節でもないのに美しく咲き誇っている。
庭園は竹垣で囲われており、竹垣には外に出る小さな扉が有る。奥の方には小さな手水舎(ちょうずや)が見える。

和達銀治:「梅の花だ、綺麗だな」
和達銀治:梅を見に行く
工藤有佑:「もうすぐ、現実でも梅の季節だな…」ついていく

KP:とても美しく花が咲き誇っている。
KP:梅の花の良い香りがする。

和達銀治:「梅の季節か、季節が巡るのは早いな」
工藤有佑:「……そうだな」
工藤有佑:「冬も終わりか…」
和達銀治:「寒いのは苦手なんだろ?」
工藤有佑:「…嫌いじゃない。俺は冬は好きだ」
和達銀治:「!そうなのか??」
工藤有佑:「そんなに意外だったか?」
和達銀治:「あぁ…意外だ、なんで?どこが好きなんだ?」
工藤有佑:「…どこって…」考える
和達銀治:「…」見ながら待ってます
工藤有佑:「……んー」
工藤有佑:「寒いから…」
工藤有佑:「…温かさがわかるだろ」
和達銀治:「…?」
和達銀治:「こたつの??」
工藤有佑:「…こたつに限った話じゃない」スン
工藤有佑:「説明が難しい」
工藤有佑:「…俺の話はいいだろ」
工藤有佑:「そういうお前はどの季節が好きなんだ」
和達銀治:「ふは、そうか………いや、うん。そうだな…?俺か?」
和達銀治:「うーん、春」
和達銀治:「花がいっぱい咲くし、うなんかめでたい感じがするだろ」
工藤有佑:「…お前らしいな」
和達銀治:「…でも、最近冬も好きになった。」
工藤有佑:「何かあったのか?」
和達銀治:「うーん内緒だ。」
和達銀治:「あと、夏も秋も美味しいものがあるから好きだ」
工藤有佑:「全部じゃねえか」
和達銀治:「そうだな」
工藤有佑:「…」和達と梅の花を眺めて穏やかな気持ちになってる
和達銀治:歩きながら竹と松を見ていきます

KP:竹の木は爽やかな竹の香りがする。特に変わったところは見当たらないだろう。

松は、何本かに猫の爪にがりがり爪研ぎされたような跡がある。従業員にやられたのかなあと思うだろう。
工藤有佑:「……やられてるな」ねこに
和達銀治:「ここ使っちゃだめなやつだろ…」
和達銀治:流れで竹垣も見に行く

KP:普通の竹垣だ。怖そうとしても壊れない。飛び越えることも難しそうだ。
KP:目星ができます

和達銀治:CCB<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 26 → 成功

KP:竹垣についている扉は、鍵がかかっておらず、開けられそうだ。

和達銀治:「ん?この扉なんだ?」
工藤有佑:「…扉?」
和達銀治:開けます

KP:開けると外は、ぐにゃぐにゃとした空間だ。一歩出たら自分も蕩けてどろどろになって消えてしまいそうだと思わせるような。竹が妙な形に歪んで揺れており、足下までがぐらぐら揺れるような生理的な気持ちの悪さを感じたあなたは、SANチェック0/1D5。
KP:0/1D6

和達銀治:CCB<=77 SAN
Cthulhu : (1D100<=77) → 80 → 失敗
工藤有佑:CCB<=63 SANC
Cthulhu : (1D100<=63) → 39 → 成功
和達銀治:1d6
Cthulhu : (1D6) → 1
工藤有佑:「…!!」閉める
和達銀治:「!」
工藤有佑:「…出口じゃなさそうだ」
和達銀治:「…びっくりしたな」
工藤有佑:「…あっちの建物に行ってみないか?」手水舎指さして
和達銀治:「あぁ」向かいます

【手水舎】
神社などで良く見る手水舎だが、水があふれている場所が二つに区切られている。
『ここは想いの手水舎。好きな水をお飲みください、きっとそれはあなたの大切な人とあなたを癒やすことでしょう』
とへたくそな字で書かれた木の立て札があり、ぽんと猫の手マークが墨で押されている。
KP:水は透き通った美しい水で、清浄であることがわかる。水が溜まるくり抜かれた岩の左から、『感謝』『親愛』と書いてあるのが見て取れる。

和達銀治:「神社で見るなこういうの」
工藤有佑:「観光名所のつもりなのか…?」文字を見つつ
和達銀治:「まあでも好きだぞこういうの…水を飲めばいいのか?」
工藤有佑:「飲むのか……」
和達銀治:「綺麗な水だし大丈夫だろ」
工藤有佑:「…どっちを飲むんだ?」
和達銀治:choice[親愛,感謝]
Cthulhu : (CHOICE[親愛,感謝]) → 感謝
和達銀治:「じゃあこっち」感謝を飲みます
工藤有佑:「……」親愛のほうを飲みます

KP:和達は、相手に言いたかった素直な感謝を伝えられるようになります。
KP:工藤は、相手への友愛、親愛、恋愛など愛情を伝えたくなります。

工藤有佑:「……」うう…
和達銀治:「……?」
和達銀治:「…有佑」
工藤有佑:「…なんだ」
和達銀治:「改まって言うのもなんだがその…いつもありがとう。」
工藤有佑:「…俺は、何も…」
和達銀治:「そんなことない、有佑といると安心するぞ。しっかりしてるしな」
和達銀治:「あとやっぱりご飯が美味い…」
和達銀治:「って、食べ物のことばっかりだな俺…」

KP:相手の感謝を聞いて、心から温かな気持ちになったあなたたちは1D2回復。

和達銀治:1d2
Cthulhu : (1D2) → 1
工藤有佑:1D2
Cthulhu : (1D2) → 1
工藤有佑:「…あんまり褒めるな……」
和達銀治:「…本当のことしか言ってないぞ?」
工藤有佑:「…お前が美味しそうに食べてるの見ると、こっちまで嬉しくなるんだよ…」
工藤有佑:「こんなことを言うのは、良くない…ってわかってる」
工藤有佑:「銀治は…誰にでも優しくできる、性格もいい、それに、警察だ。…本当は、俺とは関わるべきじゃない…」
工藤有佑:「お前には、笑っていてほしい。…幸せになってほしい」

KP:相手の愛情を感じて、心を分かち合ったあなたたちは1D2回復。

和達銀治:1d2
Cthulhu : (1D2) → 2
工藤有佑:1D2
Cthulhu : (1D2) → 1
和達銀治:「…ありがとう…」
和達銀治:「…でも」
和達銀治:「その顔は、あんまり好きじゃないな…」
工藤有佑:「………余計なこと言ったな。戻ろう…」
和達銀治:「…」ムム
工藤有佑:「…怒るなよ」
和達銀治:「何が幸せか決めるのは俺だ…ちゃんと覚えておけ」頬をつねる
工藤有佑:「……っ痛」
工藤有佑:「何が幸せかくらい、俺にもわかる…」
和達銀治:「それは一般論でのだろ」
工藤有佑:「…何が不満なんだ」
和達銀治:「……」
和達銀治:「だから、俺の幸せにはお前も必要だぞ」
和達銀治:「不満なのはそれだけだ」
工藤有佑:「…………」
和達銀治:「…その顔やめろ」つねる
工藤有佑:「……っやめろ!どんな顔していいかわからないんだよ」
和達銀治:「こういう時は、ありがとうって素直に笑うものだ」
工藤有佑:「…っ」
工藤有佑:「……ありがとう」
工藤有佑:「…笑えない」
和達銀治:「!」
和達銀治:「いや…しかたないからな…今日はそれでいいぞさっきよりはましだ」
工藤有佑:「……もう部屋に戻る」
和達銀治:「…そうだな」
和達銀治:梅の間に戻ります

KP:部屋に帰るとご馳走は片付けられ、柔らかそうなふかふかの白いお布団はそのまま、お茶請けの小さなおまんじゅうと暖かなお茶だけがぽつんと置かれている。
ご馳走を運び出していた黒猫が会釈をしてすれ違いに出ていく。
ぱたんと襖が閉じられた音がして、部屋の中は二人きりになる。
KP:和達はアイデアどうぞ

和達銀治:CCB<=60 アイデア
Cthulhu : (1D100<=60) → 48 → 成功

KP:では和達は、さっき部屋を出て行った黒猫が、九郎に似ているな、と思う。
KP:また、聞き耳どうぞ

和達銀治:CCB<=57 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=57) → 63 → 失敗
工藤有佑:CCB<=76 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=76) → 93 → 失敗
工藤有佑:「…どうする、これから」
和達銀治:「有佑はどうしたいんだ?俺はこの饅頭が食べたい」
工藤有佑:「…食べていいぞ」
和達銀治:「そっちが聞いてきたんだろ?」
工藤有佑:「…情報が少ない」
工藤有佑:「夢の世界ということはわかるんだが…」
和達銀治:「情報?帰るためのか?」言いながら饅頭を食べます

KP:とても甘く美味しい。1D2のSAN回復

和達銀治:1d2
Cthulhu : (1D2) → 1
工藤有佑:「…俺のも食べるか?」頷きつつ
和達銀治:「あぁ、それなら多分あれだぞ、寝れば帰れる…美味いなこれ...もらっていいのか?」
工藤有佑:「寝れば…?」
工藤有佑:「ああ…どうぞ」饅頭を和達の口までもって行く
和達銀治:「宿泊表に帰りはお布団右って書い、ん」そのまま食べる
工藤有佑:「宿泊表か…何で先に言わなかったんだ…」
和達銀治:「どうせ夢なら楽しもうと思って」
和達銀治:「温泉久しぶりだっただろ?」
工藤有佑:「…夢なら、そうか…」
工藤有佑:「…そうだな、ヘンな気分だが」
和達銀治:「……」じっとみます
工藤有佑:「…?」首をかしげる
和達銀治:「いや、なんでもない」夢のなかだからかよく笑うなぁと思った
工藤有佑:「…ゆっくりできたか?」
和達銀治:「?俺がか?」
工藤有佑:「他に誰に聞いてるんだよ」
和達銀治:「あぁ、楽しかったぞ」
工藤有佑:「そうか…」
和達銀治:「でも、あれだな…俺の夢の中の有佑にしてはこう…精密というか」
工藤有佑:「おかしなことを言うな…なんだ精密って…」
和達銀治:「いや、もしどちらかがこの夢を見てて、どちらかがそれと同じ夢を見てるんだとしたら…これはだれのゆめなんだろうな?って」

KP:和達が、「このゆめはだれのゆめ」と、唱えた瞬間、側にいた工藤がびっくりしたような顔をして一瞬固まる。そして、気恥ずかしそうに俯く。

工藤有佑:「……!」
工藤有佑:「……」
工藤有佑:「……多分、…俺の夢だ」
工藤有佑:「……すまない…巻き込んで」
工藤有佑:和達の目を塞ぐ
工藤有佑:「忘れてくれ…」
和達銀治:「!!」
和達銀治:「え、えっと…?」困惑
工藤有佑:「…忘れてくれ」
工藤有佑:「全部、夢だ」
和達銀治:「旅館に行きたかったのか?」
工藤有佑:「ちがう」
和達銀治:「???」
和達銀治:「よくわからないが…そうか、有佑も楽しかったならまぁよかった」
工藤有佑:「……ちがう」
和達銀治:「今度は夢じゃなくても行けたらいいな。」
和達銀治:「…??」
和達銀治:「楽しくなかったのか?」
工藤有佑:「……少しだけ、近づきたいと…思っただけだ」ぼそっと言う
工藤有佑:「…だからこんな変な夢を……」
工藤有佑:「…悪かった」
和達銀治:「近づきたい???」
和達銀治:「…なるほど?」
和達銀治:「ふ、ハグはあんなに嫌がってたのにな…」
工藤有佑:「ぐっ…忘れてくれ」
工藤有佑:目を塞いだままずるずるお布団に引っ張る
和達銀治:「保証はできないな、目が覚めたら忘れてるよう祈っておいてくれ」
和達銀治:「寝るのか??この右っていうのが気になるんだが…」
工藤有佑:「……右?」む
和達銀治:「わざわざお布団右って書いてあるんだ…」
工藤有佑:「……ッなんでこんな夢を」
工藤有佑:「別じゃだめなのか…」
和達銀治:「どうなんだろうな、わざわざ書いてあるからな…怪しいとは思うぞ」
和達銀治:「まあでも、どうしても嫌なら俺は左に寝る」
和達銀治:「この手は離してもらわないとだが」
工藤有佑:「……」目隠しやめます
和達銀治:「……照れてるのか?」顔を見て
工藤有佑:「…こんな夢、恥ずかしくないわけがないだろ…」
和達銀治:「考えすぎだろ、別にいいと思うけどな……。じゃあ俺はこっちに寝る」左
工藤有佑:「……」
和達銀治:「…??どうした」
工藤有佑:「なんでもない。悪かったな。…おやすみ」
和達銀治:「なんだ」
工藤有佑:「なんでもない」右の布団にはいる
和達銀治:「…」ムム
和達銀治:右の布団に入ります
工藤有佑:「!?」
和達銀治:「なんだよ、近づきたかったんだろ…文句言うな。おやすみ。」
工藤有佑:「……う」
工藤有佑:「……」どんな顔していいかわからない
工藤有佑:「……夢だから、許してくれ…ありがとう」
和達銀治:ちょっと笑ってから目を閉じます
工藤有佑:手を繋いでもいい・・・?
和達銀治:いいよ……?
工藤有佑:じゃあおもむろに手を繋ぎます
和達銀治:「…」眠気眼で握り返します

KP:布団の中は暖かな陽の光のような香りがして、一気に眠気が押し寄せてくる。優しい気持ちになり、とろとろと瞼が下がってくる。
沢山美味しいものを食べて、気持ちがいいお風呂に入って、そうして眠る事にまさる幸せがどこにあると落ちてきた瞼が囁いてくる。
けれど、いいえ、あなたは知っています。側にいる大事な人といる事がそれよりももっと幸せなことだと思いながら、手をつなぐ。
そうしてあなたたちの意識は、闇の中に落ちていく。

――――――――――

【朝】
KP:なんだか不思議な夢を見たような気がする、と思いながら和達は目を覚ましました。
確か、不思議な場所で、工藤と何かをしていたような。しかも、一緒に風呂に入ったり、告白みたいな言葉を受けて──そこまで考えて、あなたは考えるのをやめる。
カーテンから差し込んだわずかな光が部屋を照らしている。
枕元を確認すると、あと3分ほどでアラームの鳴る時間だ。
寝返りを打とうとするが、いつもよりベッドが狭く感じる。隣が温かい。
顔を向けると、和達の腕に手を回して、工藤が寝息を立てていた。

KP:「猫のお宿」シナリオクリアです!お疲れ様でした!
ED【朝焼けと熱帯魚】

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