あのころにもどりたい

【CoClog】あのころにもどりたい

シナリオ制作者:ありんこ様
PC:和達 銀治(30歳・刑事) PL:銀月
KP:ハト

――――――――――あのころにもどりたい――――――――――

KP:あなたは、用事を済ませてバスで帰宅中だ。
KP:心地よい揺れに眠りそうになりながら外を眺めている。
KP:空はまだ青いが、次第に暗くなってきている。
KP:ぼんやりと遠くの雲を眺めているうちに、あなたは意識を失うだろう。

――――――――――

KP:【公園】
KP:目を覚ますと、見知らぬ公園にいた。

和達銀治:「…ねてたな?」きょろきょろします

KP:あなたが身体を起こすと、違和感に気付く
KP:いつもより世界が大きく見える。

和達銀治:「!?」

KP:自分の腕や足は短くなっており、皮膚もやわらかい。
KP:【探索者は5歳 能力値はPOWとAPPとSAN、幸運以外すべて半分。 技能もクトゥルフ神話以外全て半分。 持ち物は没収して、5歳児が持っていてもおかしくない物。 記憶はそのままなので不定の狂気や呪文はそのままで】

和達銀治:何も持ってない…
和達銀治:「…夢でも見てるんだな」自分の顔をぺたぺた触ったりする

KP:もちもちしてやわらかい
KP:きょろきょろするとそこは見覚えのない公園。ジャングルジム、滑り台、ぶらんこ、シーソー、砂場、タコの山、スプリング遊具(うさぎ、らいおん、らくだ、ぱんだ)がある公園の時計は4時を指している。
KP:そして、自分のポケットの中に何か入っていることに気づく。

和達銀治:「こんな公園見たことないな…ん?」ポケットを探ります

KP:ポケットの中には、折りたたまれた紙が入っている。

和達銀治:見ます

KP:中には文字が書かれている。
KP:「あのことの遊び事でなくしものをしたとき なくしもの思い出したのはどんなきっかけ のんびりもののうさぎものしりならいおん なきむしなぱんだしょうじきもののらくだ かくれんぼのまえにはなしてみるといいよ」

和達銀治:「…?」ポケットにしまう

KP:読み終えてふと顔を上げると、隣に5歳くらいの小さな男の子が立って、あなたのほうを見ている。

和達銀治:「わ、びっくりした」
???:「…なくしものいっしょにさがそう」
和達銀治:「…誰だ?」
???:「わからない…」
???:「きみは?」
和達銀治:「名前わからないのか…?俺は和達」
???:「わだちくん」
和達銀治:「あぁ、わだち ぎんじ よろしくな」
???:「よろしく…」
和達銀治:「何かなくしたのか?」
???:「うん。でも、なにをなくしたか、おぼえてない」
和達銀治:「ふーん?忘れっぽいんだな…」
和達銀治:「いいぞ、どうせ夢見てるんだ覚めるまで一緒に探してやる」
???:「ほんとう?ありがとう」

KP:男の子はあなたの腕を引っ張って遊具のほうに向かう

和達銀治:ついていきます
???:「どこからみようかな」
和達銀治:「うーん、無難にブランコから探すか」
???:「ぶらんこ!」

KP:ブランコまで行くと、男の子は遊びたそうにしている。

和達銀治:「おいおい、探すんじゃなかったのか?」
???:「…わだちくんもあそぼう」
和達銀治:「…ま、遊んでるうちに思い出すかもしれないしな…」
和達銀治:「いいぞ、じゃあどっちが高くこげるか競争するか」
???:「!」頷く

KP:2人はブランコでどっちが高くこげるか競争をする。

和達銀治:こぐぞこぐぞ~!

KP:1D100で低い方が高くこげます

和達銀治:1d100
Cthulhu : (1D100) → 46
???:1D100
Cthulhu : (1D100) → 33
和達銀治:「う~ん、久しぶりにやると難しいな」
???:一生懸命こいでいる
和達銀治:「何か思い出せそうか?」
???:「うーん。わからない…。でも、たのしい」

KP:目星どうぞ

和達銀治:CCB<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 45 → 成功

KP:和達は、足元に「きみはあしたもあそんでくれるの?」というメモがおちているのを見つける。

和達銀治:「またメモだ…」読んでからぽっけに入れとこう
和達銀治:ブランコからひょいっております
???:まねしてひょいっとおります
???:「つぎはなにしてあそぶ?」
和達銀治:「次は…うーん、君ホントに何も覚えてないのか?夢のなかとはいえ、何も思い出せないのは心配だな…」
???:「うん…おぼえてない。しんぱい?」
和達銀治:「そう、心配。あとなんか…?どことなく誰かに似てるな…」じゃあ、ジャングルジムに向かいます
???:「??」ジャングルジムについて行く
???:「いちばんうえにのぼると、そらがよくみえるんだよ」
和達銀治:「…そうだな、久しぶりに上ってみるか」
???:「きょうそうしようよ」
和達銀治:「いいぞ」
???:「じゃあ、よーい・・・どん!」といって走り出す
和達銀治:追いかけます

KP:1D100で出目が低い方が先に上れます

和達銀治:1d100
Cthulhu : (1D100) → 94
???:1D100
Cthulhu : (1D100) → 70

KP:男の子のほうが先にてっぺんに上れる。男の子はゆっくり登っているあなたに手を伸ばしてくる。

???:「もうちょっとだよ」
和達銀治:「はぁ、早いな……どうも」手をとって登ります

KP:2人はジャングルジムの上に登り切って座る。
KP:空はまだ青いが、遠くのほうから夕焼けが近づいてくるのが見えるだろう。

和達銀治:「…もう夕方だな…俺確か帰宅途中だった気がする…」
???:「きたく?」
和達銀治:「か え る 途中ってこと」
???:「わだちくん、もうかえるの…」
和達銀治:「いや、うーん夢が覚めないことにはな…君は帰る場所はわかるのか?」
???:「……」首をかしげる
和達銀治:「…困ったな…」
???:「ぼく、もっとわだちくんとあそびたい…」うでをひっぱってジャングルジムを降りる
和達銀治:「遊ぶのはいいけど…」連れられて行く

KP:和達がジャングルジムを降りると、「かくれんぼまでにかえらないと」というメモがおちていることに気づく。

和達銀治:「…」
和達銀治:「次はどこを探すか…」
???:じっとみている
和達銀治:「じゃあこっち」砂場に向かう

KP:砂場に行こうとする和達の袖を、男の子が引っ張って首を横に振る。

???:「よごれちゃうからいや」
和達銀治:「…?そうなのか」
和達銀治:「しかたないな…じゃあ、あっち」
和達銀治:スプリングに行きます
???:「あっち!」ついて行きます

KP:スプリング遊具は、うさぎ、らいおん、らくだ、ぱんだがいる。

和達銀治:「君はどれがいい?」
???:「うーん…」
???:1D4
Cthulhu : (1D4) → 4
???:「ぱんださん…」
和達銀治:「…お、いいな俺も好きだぞパンダ」
???:「わだちくんもぱんださんにのりたいの?」
和達銀治:「いや、君が座っていいぞ?パンダはみんなのパンダだからな」じゃあ隣のに座ろうかな
???:「そうなの?じゃあ、こうかんしてのろう?」
和達銀治:「…ふ、そうだな」
和達銀治:なんか工藤が言ってるみたいで面白いなと思ってる

KP:2人は遊ぶ遊具を交換しながらスプリング遊具を楽しむ
KP:遊んでいると、和達はスプリング遊具に書かれた文字に気づくだろう。うさぎ「うそつきなおとながいるよ」らいおん「帰りたかったら、一人で遊ばないと」らくだ「二人で遊べば帰れるよ」ぱんだ「ごじになったらかくれんぼがはじまるよ」

和達銀治:今の時間ってみれますか?

KP:時計を見ると、4時20分だ。

和達銀治:「…探し物思い出せそうか?あっちも探すか」
和達銀治:滑り台に行こうね
???:「うん!」ついてくる

KP:滑り台までやってくる。

和達銀治:ccb<=38 目星半分
Cthulhu : (1D100<=38) → 94 → 失敗

KP:なにも見当たらない。

和達銀治:ふむ
和達銀治:じゃあ滑り台にのぼるよ
???:後ろからついて行く
和達銀治:滑ります、スル~
???:「わー」すべる
和達銀治:「はっ、普通に楽しんでしまった…」

KP:滑り降りた和達は、「かんじはおとなのためのもの」というメモがおちている事に気づく。

和達銀治:「…」ふむ

KP:和達がその場でとどまっていると、後ろからすべってきた男の子とぶつかってしまう

和達銀治:「おわっ」
???:「わっ…ごめん!」
???:「だいじょうぶ?」
和達銀治:「衝突事故だな、大丈夫だぞ」笑ってます
???:「よかった…」ほっとしている
和達銀治:じっと見ます。やっぱ似てない??
和達銀治:似てる

KP:知らない子ですね

和達銀治:ホントにいってる!?
和達銀治:うーん
???:「?」きょとんとしている
和達銀治:「いや、なんでもない」シーソーに行こうかなぁ
???:「やっぱりいたかった…?」
???:なでなで
和達銀治:><
和達銀治:「だいじょうぶだぞ!ありがとう」
???:「ぶつかってごめんね」
和達銀治:「ふ、ちゃんとごめんねが言えるのはえらいぞ」
和達銀治:「よし、次はシーソーするか」
???:「うん!」

KP:シーソーに乗れます。

和達銀治:ccb<=38 目星半分
Cthulhu : (1D100<=38) → 89 → 失敗
KP:特に気になるものは落ちていない。
和達銀治:じゃあ普通にあそぶよ
和達銀治:ぎっこんばったん

KP:ふたりでぎっこんばったんします。
KP:マフラーがふわふわします。

和達銀治:「…はっ!また普通に楽しんでしまったな…」
???:「しーそーたのしいね」
和達銀治:「…君が楽しいならよかった」

KP:和達は、ふとシーソーに文字が彫られていることに気づく
KP:「まえばかりじゃなくてうしろもしっかりみて」

和達銀治:ふむ

KP:シーソーを遊んでいると、空がオレンジ色になってくる。
KP:時刻は4時40分

和達銀治:「暗くなってきたな」
???:「そうだね」空を見上げる
和達銀治:「あと探してないのはあっちだな」
和達銀治:タコ山

KP:タコの山の前に来る。
KP:夕日に照らされて少し不気味だ。

和達銀治:ccb<=38 目星半分
Cthulhu : (1D100<=38) → 62 → 失敗
和達銀治:「おっきいタコみたいだな」
???:「……くらいところはきらい」
和達銀治:「そうだな…」
和達銀治:「じゃあ滑り台の部分だけで遊ぶか」
???:「うんっ」頷く
和達銀治:「次は先にすべっていいぞ?」
???:「うん、ありがとう!」
???:登っていきます
和達銀治:ついていきます
???:まってます
和達銀治:「先に滑っててよかったのに」
???:「いっしょにすべろう?」
和達銀治:「ん、いいぞ」
和達銀治:後ろから抱き着きます
???:「いくよー」
和達銀治:「んー」ぎゅ

KP:ふたりは一緒に少し長めの滑り台をすべる。
KP:しゅーーー

???:「わー」
和達銀治:「わー」
???:「もういっかい…」
和達銀治:「ふう、滑ると風がつめたいな。」
和達銀治:「しかたないな、いいぞ」
???:「こんどはわだちくんが、まえだよ」
和達銀治:「そうなのか?わかった」
???:「うん!」

KP:ふたりは再びタコの山に登る

和達銀治:「よし、ちゃんと捕まっててくれ」
???:「わかった!」うしろからぎゅっと抱き着く
和達銀治:「いくぞー!」
???:「わーい」
和達銀治:スル~~!

KP:ふたりはもう一度、少し長い滑り台をすべっていく。する~~

???:「たのしかった!」
和達銀治:「到着だ、たのしかったな」鼻が赤くなる

KP:タコの山の滑り台をひとしきりたのしむと、和達はタコの山の穴のあたりにメモが落ちていることに気づくだろう。

和達銀治:「あ…」拾いに行くよ

KP:メモには赤い文字でこう書かれている。
KP:「アトデ アシタネ マタネ マタアソボウ」
KP:そして裏にも文字が書かれている。
KP:「さようならしないとキミはここにもどってくる」
KP:【夕方】

和達銀治:「そっか、そろそろ帰らないとな」
???:「……」
???:「もうすぐ、かくれんぼがはじまるけど…」
和達銀治:「…わるいな、かくれんぼは今日はできない…」
???:「そう…」
???:「かえるんだね」
和達銀治:「あぁ、夢のなかとはいえ楽しかったぞ。昔にもどったみたい..だった。」
和達銀治:自分のマフラーをとってかけてあげます
???:「…え?」
和達銀治:「よし、これで寒くないな」
???:「わだちくんがさむいよ」
和達銀治:「大丈夫、俺は寒いのに強いからな」
???:「だめだよ。…じゃあ、ぼくのをあげる」
???:「こうかん」
???:白いマフラーを巻いてあげます
和達銀治:「…。」
???:「…こっちだよ」手を引く
和達銀治:ついていく

KP:男の子について行くと、公園を出た先にバス停がある。
KP:もうバスが来ている。

???:「あのバスに乗れば帰れるよ」
???:「さよならの挨拶をしよう」
和達銀治:「あぁ…」
和達銀治:「ありがとう、ごめんな…君とずっと遊んでるのも悪くないかと思たんだが…まだ、救いたい人がいるんだ。」
和達銀治:「今は、さよならだな」
???:「さようなら」
和達銀治:微笑んでからバスに乗ります
???:「…遊んでくれてありがとう。君に会えてよかった」

KP:あなたがバスに乗り込むと、バスはひとりでに走り出す
KP:バス停で男の子が手を振っている。

和達銀治:手をふります

KP:遠ざかっていく男の子に手を振りかえす。全てを包み込むオレンジに塗りつぶされるように、あなたは意識を失う。

――――――――――

KP:あなたは、バスでうたた寝をしていたようで、はっとして目を覚ますだろう。
KP:外はもう夕日でオレンジ色に染まっている。
KP:不思議な夢を見た気がする。ふと、通り過ぎていくバス停をみると、小さな男の子が手を振っていたような気がした。

KP:あのころにもどりたい、シナリオクリアです!
KP:【雲と幽霊】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?