月の瞳rog

【CoClog】月の瞳

シナリオ制作者:ありあ様
PC:和達 銀治(30歳・刑事) PL:銀月
PC:工藤 有佑(34歳・元刑事/現用心棒) PL:ハト
KP:ハト

工藤有佑:CCB<=60 幸運
Cthulhu : (1D100<=60) → 32 → 成功
和達銀治:CCB<=60 幸運
Cthulhu : (1D100<=60) → 7 → スペシャル
KP:これは勝ちです
KP:でははじめましょう

KP:恋と月はよく似ている。
KP:満ちれば欠けるし、欠ければ満ちるだろう。
KP:人を救うこともあれば、――狂わせる。
 
KP:クトゥルフ神話TRPG『月の瞳』

KP:ふと気が付けば暗闇の中で何かがこちらを見ている。
KP:蠢きあっているそれは全てこちらをあざ笑うかのように見ている。
KP:見られているという冷や汗が止まらなかった。
KP:どうにかして逃げ出そうとしても体は動かない。
KP:ゆっくりと眼球を動かして見れば頭上には月があった。

KP:「死んでしまいたいだろう」

KP: 何かが囁いた。

KP:「もう苦しみなど捨ててしまいたいだろう」

KP:それは悪意を持っているように聞こえたが、慈しみも感じた。

KP:「共に死んでしまおう」
KP:「きっと次の生が巡ってきても君と共にいよう」
KP:「月と恋は人を狂わせる」
KP:「とうに俺たちは狂っているんだよ」
 
KP:その声のする方を見る。
KP:―――そこには、工藤がいた。

KP:花の香りがした。
KP:春の、穏やかな匂いだ。
KP:いぐさの様な、どこか懐かしい匂いもする。
KP:ゆっくりと瞳を開けばそこには工藤がいる。
KP:夜空の中、月明かりが照らしていた。
KP:その灯りのせいか瞳が、きらりと光る。
KP:その黒い目には満月が浮かんでいるのだ。
KP:ああ、美しい。
KP:その瞳の月は貴方を捕らえて離さない。
KP:このままその月に攫われてしまいそうだ。
KP:ダイスボットmoonをどうぞ

和達銀治:moon
Cthulhu :月の瞳発狂表(2[2]) → 自殺衝動
相手に自らの生を終わらせてほしいという欲求
工藤有佑:moon
Cthulhu :月の瞳発狂表(1[1]) → 殺人衝動
相手の命を奪い永遠に自分のものにしたい欲求

KP:あなたはその目を見て、相手に自らの生を終わらせてほしいという気持ちに駆られる。
KP:そんな感覚にあなたは苛まれる。
KP:この感情がおかしいという自覚はある。
KP:しかし、狂おしいほどにその瞳を求めて仕方がないのだ。
 
KP:RPどうぞ

和達銀治:「………」冷や汗
工藤有佑:「………」驚いてるけど目が離せない
和達銀治:目をつぶる
工藤有佑:「……」顔を背けて周りを見ます
工藤有佑:「…ここはどこだ?」
和達銀治:「わ、からない…?」しばらく閉じて下を向いて目を開けます

KP:辺りを見回せば物が少ない居間のような空間だ。
KP:自分たちは机を挟んで向かい合うように座布団で座っている。
KP:庭への襖は開いており月明かりに照らされた大きな桜の木が見えるだろう。
KP:向かって相手側にはしまった襖がある。奥に部屋がありそうだ。

和達銀治:「……これは、俺だけかもしれないんだが…なんか、その…変だ。」
工藤有佑:「……何か不調があるのか?」
和達銀治:「……。」
和達銀治:「…いや、まだ…大丈夫」
和達銀治:机の上には何かありますか?

KP:机の上にはメモが置かれている。
KP:"願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃"
KP:〈知識〉〈その他文学系技能〉が振れます

和達銀治:CCB<=60 知識
Cthulhu : (1D100<=60) → 56 → 成功

KP:西行法師の有名な和歌だ。
意味は”願うなら、二月の満月の頃、桜の花の下で死にたい。”

和達銀治:「願わくば…」読む
工藤有佑:「…死にたいのか?」
和達銀治:「……違う書いてある」
工藤有佑:「…そうか」
和達銀治:裏とかは何もないですか?

KP:裏は何も書いていません。

和達銀治:「……」
和達銀治:庭に目を向けます

KP:庭はたいそう立派なものだ。
KP:草木が生い茂っているがより一層目立つように大きな桜の木がある。
KP:庭の外周は柵で囲われており出られそうにはない。
KP:空には相手の瞳と同じ大きな満月が浮かび上がっていた。
KP:POW*5どうぞ

工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 96 → 致命的失敗
和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 22 → 成功

KP:???
KP:工藤は不意に和達の瞳を覗き込んでしまう。そこには空と同じ美しい満月が浮かんでいる。
KP:工藤はその目を見て、相手の命を奪い永遠に自分のものにしたい、そんな気持ちが芽生え始める。

工藤有佑:「……ちがう…」頭を横に振る
工藤有佑:「……間違いだ」
和達銀治:「……?」どうした
和達銀治:「有佑?何か言ったか」
工藤有佑:「……何でもない」
工藤有佑:立ち上がります
和達銀治:それを見て自分も立ち上がります
和達銀治:歩いて行って向かいの部屋の襖を開けます

KP:襖を開ければ鈍い鉄の臭いが鼻を掠める。
KP:そこには様々なものが置かれていた。
KP:パッと目につくようなものではナイフやシャベル、ポリタンクなどだ。
KP:他にも探せば出てくるであろう。
KP:しかしその畳は本来の色をしていない。
KP:赤黒いもので染まりきり、ここで起きた凄惨な何かを彷彿とさせた。SANC0/1

和達銀治:CCB<=82 SAN
Cthulhu : (1D100<=82) → 58 → 成功
工藤有佑:CCB<=60 SANC
Cthulhu : (1D100<=60) → 39 → 成功
和達銀治:「……」
工藤有佑:「…酷いありさまだな」
工藤有佑:ナイフをちらっと見る
和達銀治:「あぁ…何が…」
和達銀治:部屋をきょろきょろ見渡します

KP:<目星>どうぞ

和達銀治:CCB<=78 目星
Cthulhu : (1D100<=78) → 33 → 成功
工藤有佑:CCB<=95 目星
Cthulhu : (1D100<=95) → 40 → 成功

KP:部屋の柱にはたくさんの傷が彫り込まれている。
KP:その字は全て違う人間のもののように思えた。
KP:”殺してしまいたい””一緒に死にたい””もうこんな人生は耐えられない”
KP:それはあまりにも悍ましいものだ。SANC1/1d2

和達銀治:CCB<=82 SAN
Cthulhu : (1D100<=82) → 1 → 決定的成功/スペシャル
工藤有佑:CCB<=60 SANC
Cthulhu : (1D100<=60) → 1 → 決定的成功/スペシャル

KP:減少なしです

和達銀治:「まるで殺人現場だな」
工藤有佑:「俺たちの前にここに呼ばれた奴らが書いたもの…か?」
和達銀治:「…そうかもしれない」指で文字をなぞる
和達銀治:ポリタンクを見に行きます

KP:<聞き耳>どうぞ

和達銀治:CCB<=57 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=57) → 90 → 失敗
工藤有佑:CCB<=76 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=76) → 96 → 致命的失敗

KP:??
KP:和達はポリタンクの中身は可燃性の油が入っているとわかる。
KP:側にはマッチと、一枚のメモが落ちていた。

和達銀治:メモを見ます

KP:工藤は体勢を崩して畳の上に転びそうになる.
KP:すんでのところで踏みとどまるが、畳の上に落ちていたナイフに目が行く。
KP:金属部分に映った自分の瞳、その目に映る月を見る。POW*5どうぞ

工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 26 → 成功

KP:驚きはするが、反射的に工藤は目をそらすだろう。
KP:和達の拾ったメモには以下のことが書かれていた。
――――――――――
来世などいらない、来世などいらない
どうか輪廻など焔で焼き尽くしてしまえ
どれだけお前を目の前で失った、どれだけ自分を犠牲にした
この世など救えるものではない
ああ、もうとうに狂っていた
お前と出会えてよかったが、お前と生きれば俺もお前も狂っていくだけだ
来世などいらない、来世などいらない
輪廻してまたこのような気持ちになるならばお前とともに地獄に落ちよう
ああ、燃えてしまえ、燃えてしまえ
来世などいらない、お前とだけでいい
――――――――――

和達銀治:「……!」びっくりした
和達銀治:「……なんだ?」
工藤有佑:「…なんでも、ない」
工藤有佑:ナイフを拾って刃の部分に布を巻いてます
和達銀治:「…?なにしてるんだ?」
和達銀治:メモを置いて近寄ります
工藤有佑:「……近くに来ないでくれないか」
和達銀治:「…は?」
和達銀治:「それはまた…随分と急だな」
工藤有佑:「……お前のためだ」
和達銀治:「それだけじゃわからない」
工藤有佑:「……」首を横に振る
和達銀治:「……」ムム

KP:2人とも<POW*5>ロールどうぞ

工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 16 → 成功
和達銀治:ccb<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 46 → 成功

KP:お互いの目を見ることなく、静かな静寂が訪れる。

和達銀治:「……」
和達銀治:シャベルを見に行きます

KP:シャベルは大きめのものだ。土で汚れている。
KP:見るとシャベルの金属部分に自分の瞳が写しだされ、そこにある月を見てしまう。POW*5どうぞ

和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 7 → スペシャル

KP:和達はハッとしてすぐに目を反らせる。

和達銀治:「!」そらす
和達銀治:「?」

KP:視線を上げた先に、さらに奥に続く襖を見つける。

和達銀治:「こっちにも行けるみたいだ」
工藤有佑:「…あぁ。行ってみるか」
工藤有佑:「…これ、お前が持ってた方がいいかもしれない」
工藤有佑:布で包んだナイフを渡します
和達銀治:「なんでだ」
和達銀治:「別に使うようなところないだろう」
工藤有佑:「…いいから」
工藤有佑:「護身用だ」
和達銀治:「……護身用………」
和達銀治:「いらない…」首を振る
工藤有佑:「……」
工藤有佑:手に握らせます
工藤有佑:「必要になるかもしれない」
和達銀治:「ならお前が持ってた方がいいだろ」
和達銀治:「いつもは自分のほうがうまくやれるって言うくせに」
工藤有佑:「俺はいらない」
工藤有佑:「死にたくないなら持ってろ」
和達銀治:「……」ムム
和達銀治:しぶしぶ受け取って後ろポケットに入れました
工藤有佑:奥の襖を開けに行きます

KP:襖を開ければ先ほどの部屋よりはかなり簡素な和室だ。
KP:部屋の真ん中には可愛らしい柄の敷布団が置かれ、枕元には桐箱が置かれている。
KP:そして貴方たちからして右手側に姿見がある。
KP:そこには”貴方”が映っている。

和達銀治:姿見を見に行きます

KP:姿見には、きらりと光る貴方の瞳が写った。そこには満月が浮かんでいる。
KP:脳裏に浮かんだのはあの人だ。ああ、その瞳が覗きたい。
KP:狂ったような感覚が身体じゅうを支配する。POW*5どうぞ

和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 97 → 致命的失敗

KP:??
KP:あなたは先ほど芽生えた”相手に自らの生を終わらせて欲しい”という感情が耐え切れないほどになる。
KP:ここから、あなたのRPに反映されるほどの衝動となる。

工藤有佑:桐箱を見に行きます
和達銀治:「…あ」
工藤有佑:「…何かあったか?」立ち止まる
和達銀治:「…変なんだ…」振り返る
工藤有佑:目を見ないように顔を背ける
工藤有佑:「…何が」
和達銀治:「……どうしよう…。」そっちに歩いていきます
工藤有佑:「……どうした?」
和達銀治:手を取ります
工藤有佑:「…!」
和達銀治:「はっ…、ちが…でも…」
工藤有佑:「なんだ、言ってみろ」
工藤有佑:不安な顔
和達銀治:「有佑…こ……。」
工藤有佑:「……」手を握ります
和達銀治:「こ…!…っつ」
和達銀治:自分で舌を噛みます。ちぎれない程度に

KP:和達は自分の舌を噛み、言葉を飲み込む。口の中に血の味が広がった。耐久を1減らしてください。

工藤有佑:「…大丈夫か?」
和達銀治:「っつ…!…なんでもない」

KP:では、2人とも<POW*5>振ってください

工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 83 → 失敗
和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 97 → 致命的失敗

KP:工藤はPOW*3どうぞ

工藤有佑:CCB<=(12*3) POW
Cthulhu : (1D100<=36) → 15 → 成功

KP:工藤は一瞬目を合わせそうになるが、耐えて視線をそらす。
KP:和達は工藤の目を覗き込んで、その目に映る月を見てしまう。
KP:和達は、相手に自分の生を終わらせて欲しい欲求が抑えきれなくなる。ここからは発狂状態となります。
KP:この衝動を抑えるためには〈精神分析〉又は3以上の物理的ダメージが必要です。

和達銀治:「…」
和達銀治:握っていた手をそのまま、自分の首まで持っていきます
工藤有佑:「!?」
工藤有佑:「なに、して…」
和達銀治:「は、…わからないのか…?」
和達銀治:「……俺が…言っ、て…やろうか…?」苦しそうな顔をします
工藤有佑:「……離せ…」腕を引き戻したいです
和達銀治:力づよく握ります
工藤有佑:「……っ」
和達銀治:「お前の、手で……。…くっ!」
和達銀治:「ちがっ……う、のに」
工藤有佑:「……銀治」
和達銀治:有佑の後ろの柱に向かって頭突きしたいです
工藤有佑:止めたいです

KP:ではDEX対抗どうぞ

工藤有佑:RESB(15-9) DEX
Cthulhu : (1d100<=80) → 57 → 成功

KP:工藤は和達の腕を引っ張って止められる。

工藤有佑:「何してるんだやめろ」
和達銀治:「はなせ、このままだと……おかしくなる」
和達銀治:「いや、もうなってる」
工藤有佑:「…落着け…、そうだな…目を見たらだめだ」
工藤有佑:精神分析をします

KP:どうぞ

工藤有佑:CCB<=29 精神分析
Cthulhu : (1D100<=29) → 28 → 成功

KP:工藤の呼びかけで和達は一時的に衝動から逃れることができる。

和達銀治:「っ……。」力を抜いた
工藤有佑:「……よかった、落ち着いたか」髪を撫でます
和達銀治:「…わるい」
工藤有佑:「…早く出る方法を見つけないとな」
和達銀治:「………あぁ、それがいい。」
工藤有佑:改めて桐箱を見に行きます
和達銀治:ついていく

KP:桐箱の蓋を開ければ大量の手紙と日記のようなものが入っている。

和達銀治:手紙を見る
工藤有佑:「……」畳に出してみる

KP:手紙
KP:どうやら恋人同士が交換していたもののようだ。
KP:随分と古いもので読み難い。
KP:内容からおそらく身分差があった関係だと思われる。
KP:最初は穏やかなラブレターだがある時期から女性側の様子が豹変する。
KP:男性への歪んだ愛が感じられる文章だ。
KP:"こんな想いをするくらいならいっそ共に死んでしまいたい"
KP:というような内容が目立つ。
KP:常軌を逸脱した手紙の内容にSANC0/1

和達銀治:CCB<=82 SAN
Cthulhu : (1D100<=82) → 28 → 成功
工藤有佑:CCB<=60 SANC
Cthulhu : (1D100<=60) → 93 → 失敗

KP:<図書館>が振れます

和達銀治:CCB<=76 図書館
Cthulhu : (1D100<=76) → 53 → 成功
工藤有佑:CCB<=78 図書館
Cthulhu : (1D100<=78) → 62 → 成功

KP:では、おそらく1番最後に送られたであろう男性の手紙を発見する。
――――――――――
貴方は狂ってしまわれた。やはりこの月の瞳がそうさせたのか。
恋と月はよく似ている、満ちれば欠けるし時には人を狂わせる。
ああ、やはり早急にこの瞳を抉り出してしまえばよかったのだ。
彼女の正気と引き換えにならば盲目になっても構わなかった。
――――――――――

和達銀治:日記も見ます

KP:日記
KP:女の日記だ。相当古いものだがかろうじて読める。
――――――――――
××/××
今日はお爺様の言いつけを破って外に出ました。
そこであの人とお逢いしたのです。
彼の瞳には月がうつっていた。その瞳に私は簡単に心奪われた。ああ、これが運命かと。
 
(この後はしばらく幸せそうな毎日が綴られている)
 
××/××
今日は月のあの人に誕生のお祝いにと手鏡を頂きました。
紅色の可愛らしいものです。ああ、嬉しい、こんなにも嬉しいものなのですね。常に持ち歩きましょう。
 
××/××
手鏡から視線を感じるのです。その鏡はまるであの人の瞳のよう。
...ああ、愛おしい、この鏡を見つめるたびに貴方を思い出します。愛おしい、愛おしい、愛おしい!
 
××/××
どうしてあの人と私は結婚ができないのでしょう。
周りの人間は家柄ばかりを気にするのです。ああ、そんなことはどうでもいいのに。愛の元には関係がない。
 
××/××
あの人と共になりたい、あの人の子を産みたい、あの人と寄り添いあいたい、あの人と愛を分かち合いたい、あの人と死んでしまいたい。
どうして、どうして叶わないのか。
 
××/××
この世は何もかもが無常なのです。結局今世では私たちは結ばれることはない。
ああ、もう、そんな世界などどうでもいいじゃありませんか。
貴方と結ばれる世界へ行きましょう。来世ならきっと私たちは愛し合えます。
いくら狂っていると言われてもこれが私の愛なのだから。
どうせ死ぬのならあの和歌のように。
私たちの死体をどうか埋めてください。その身はやがて桜の花々となり、風と共に散り、そして輪廻転生を迎えるでしょう。
ああ、あの手鏡は持っていなければ。それは死してなお。
――――――――――
最後のページにはメモが挟まっている。

和達銀治:そのまま目を通します

KP:メモ:輪廻転生の儀
先ず共に生まれ変わる人間が居るのならば小指を絡め、あめつちの唄を共に唱えよ。
『あめ つち ほし そら やま かは みね たに くも きり むろ こけ ひと いぬ うへ すゑ ゆわ さる おふせよ えのえを なれゐて』
唱えた後は次の世ではどの様にして出会うのかを"約束"する。その後相応しい死に方でその生を終えれば、その生は一度自然に還る。
花となり、散ったのち、神が貴方を憐れみ、次の世で約束を果たすために別の生を授けるだろう。

KP:日記を見終わると姿見から視線を感じる。そこには貴方が映っているがその表情はいやらしくにやけている。悪意を孕んだ声で貴方に問いかける。
「恋と月は人を狂わせる。お前の愛を示せばいい。たとえ狂ったものだとしても。」
「ああ、面白い狂気を食わせてはくれないか。どうかもっと狂ってしまえ」
KP:2人とも<POW*5>どうぞ

和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 61 → 失敗
工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 14 → 成功

KP:和達は不意に工藤の目を覗き込んでしまう。POW*3ロール。

和達銀治:CCB<=(12*3) POW*3
Cthulhu : (1D100<=36) → 81 → 失敗

KP:和達は工藤の瞳に映る満月を見てしまう。身体の奥底から狂った感情が沸いてくる。
KP:この人に自分の生を終らせて欲しい、その感情に支配される。

和達銀治:「…いいな」
工藤有佑:「…今の声、は…」
和達銀治:「有佑にも聞こえたのか」
工藤有佑:「…あぁ」
和達銀治:「…俺も…もういいかな」
工藤有佑:「何の話だ…帰らないとダメだ」
工藤有佑:「戻るぞ…まだ何かあるだろ」
和達銀治:「でも、もう……終わりにしたい。」
工藤有佑:腕を引きます
工藤有佑:「……」
和達銀治:一応ついては行きます

KP:赤黒い部屋に戻ってくる。
KP:良く見ると、この部屋には死ぬために使うものおおよそ全てがあるだろう。

和達銀治:「……有佑」止まる
工藤有佑:「…何だ」
和達銀治:「頼みがあるんだ」
工藤有佑:「………」
工藤有佑:「聞くだけ聞こう」
和達銀治:「……」
和達銀治:「もう、終わらせて…くれないか」
工藤有佑:目を反らす
和達銀治:「……俺を終わらせてくれるのは、お前がいい」
工藤有佑:「……な」
和達銀治:「もっと直接的な方がいいか?」
工藤有佑:後ずさります
和達銀治:「聞きたくないお前のためにわかりやすくかみ砕いてやろうか…?」後ずさられた分進みます

KP:工藤は幸運どうぞ

工藤有佑:CCB<=60 幸運
Cthulhu : (1D100<=60) → 93 → 失敗

KP:工藤は後ずさった足元にある何かに足をとられる。
KP:目を向けるとそれは鋭利な刀だ。
KP:その刀身に、自分の顔が写る。
KP:工藤はPOW*5

工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 34 → 成功

KP:自分の中にある狂った感情を堪えることができる。

工藤有佑:「銀治、今のお前は…お前じゃない」
和達銀治:「俺は俺だよ」
工藤有佑:「……お前を終らせるのは俺じゃない」
和達銀治:「なんで?」
和達銀治:「俺のことが嫌いなのか…?」
工藤有佑:「そうじゃないだろ…お前にはまだ……未来がある」
工藤有佑:「帰らなきゃいけないところもあるだろ」
工藤有佑:「お前のことを待ってる人が、いるだろ」
工藤有佑:精神分析をします

KP:どうぞ

工藤有佑:CCB<=29 精神分析
Cthulhu : (1D100<=29) → 11 → 成功

KP:工藤の呼びかけで、和達は狂気がすっと引いていく。一時的に発狂解除です。

和達銀治:「…そうだ…俺…」
和達銀治:「何を…」
和達銀治:「……一番言いたくないこと…言うところだった…。」
工藤有佑:「……」
和達銀治:「…わるい」頭を押さえる
工藤有佑:「…銀治」
和達銀治:「……」
工藤有佑:「俺の目が悪いなら、潰してもいい」
和達銀治:「……は?」
工藤有佑:「…月が、見えるんだろ」
和達銀治:「嫌だ」
工藤有佑:「……。…そうか」
工藤有佑:「…」部屋を出ていきます
和達銀治:「……」うう
和達銀治:ついていく

KP:最初の部屋に戻ってくる。
KP:庭への襖は開いており月明かりに照らされた大きな桜の木が見えるだろう。
KP:2人とも<POW*5>どうぞ

和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 45 → 成功
工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 28 → 成功
和達銀治:庭に出ます
工藤有佑:ついていきます

KP:庭に出ると土の上に散った桜の花びらが歩くたびに舞う。

和達銀治:桜の木を見に行く

KP:近くで見ると尚更桜は美しい。枝の隙間から照らす満月の光が一層美しさを引き立たせている。

工藤有佑:見上げている
和達銀治:「……」桜を見てからチラッと有佑を見ます
和達銀治:目は見ないように
工藤有佑:「……こんな場所になければ、ただの綺麗な桜なのにな」
和達銀治:「……」
和達銀治:「そうだな…」
和達銀治:「桜の木の根元には死体が埋まってる」
和達銀治:「って、よく言う」
工藤有佑:「……あの日記にも書いてあったな」
和達銀治:「…掘ってみる、のは。不謹慎だろうか」
工藤有佑:「俺もそうしようとしてた。不謹慎とか言ってる場合じゃないしな。それに…死んだ人間に文句もなにも言えないだろう」
和達銀治:「んわかった…シャベルとって来る」
工藤有佑:「…1人で大丈夫か」
和達銀治:「あぁ、平気だ」
和達銀治:赤い部屋にシャベルを取りに行きます
工藤有佑:「……」桜の下で待ってます

KP:和達は赤黒い部屋に戻ってくる。ここには様々なものが落ちている。

和達銀治:「……」
和達銀治:スプーンてありますか?

KP:部屋を探すと、スプーンを見つける。
KP:金属部分に自分の瞳、瞳の中の月が写しだされる。<POW*5>ロール

和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 94 → 失敗

KP:和達はスプーンを拾おうとして、自分の目の中の月を見てしまう。
KP:再び胸の奥からどす黒い感情が沸き上がってくる。

和達銀治:スプーンをポケットに入れます
和達銀治:シャベルを持って有佑のとこに行きます

KP:シャベルを持って桜の元へ戻ってくる。

工藤有佑:「早かったな」
工藤有佑:「多分、このあたりだと思うんだが…」土のふくらみを指す
和達銀治:シャベルをその場にすとんと落とします
和達銀治:勢い良く抱きしめます
工藤有佑:「!!??」
和達銀治:勢い付けたら押し倒したりできますか?

KP:SIZとSIZの対抗ロールどうぞ

和達銀治:RES(15-12) SIZ対抗
Cthulhu : (1d100<=65) → 6 → スペシャル

KP:和達はそのまま地面に工藤を押し倒すことができる。桜の花びらが舞う。

工藤有佑:「…っな……」

KP:工藤はPOW*5

工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 41 → 成功

KP:工藤は一瞬の出来事に驚くが、和達の瞳から目を背けることができる。

工藤有佑:「…何の真似だ」
和達銀治:「……何でこっちみてくれないんだ?」
工藤有佑:「……見るとおかしくなるからだろ…、お前も、見るな」
和達銀治:「もうおかしくなってるよ」
和達銀治:「わからない、こっちが本当だったのかもしれない」
工藤有佑:「……そんなわけないだろ」
和達銀治:「なんでそう言い切れる?」
工藤有佑:「…それは……」
和達銀治:「…お前が知らないだけで俺は隠してたのかもしれないぞ」
和達銀治:「…有佑、聞いてくれ」
工藤有佑:「……」
和達銀治:「もう言わせてくれ」
和達銀治:「……」ポケットからナイフを出した
和達銀治:「殺してほしい」
工藤有佑:「……な」
工藤有佑:「………嫌だ」
工藤有佑:「どいてくれ…」
和達銀治:「…」動きません
和達銀治:手を掴みます
工藤有佑:「…!」
工藤有佑:「銀治…俺は、殺したくない」
工藤有佑:「お前だけは…絶対に殺したくない」
工藤有佑:「………わかってくれ」
和達銀治:「………」
工藤有佑:精神分析します
工藤有佑:CCB<=29 精神分析
Cthulhu : (1D100<=29) → 75 → 失敗
和達銀治:「……大丈夫、握っててくれればいい」ナイフを手に持たせて上から自分で握ります
工藤有佑:「……っやめろ!」

KP:抵抗する場合はSTR対抗

工藤有佑:RESB(13-12) STR
Cthulhu : (1d100<=55) → 100 → 致命的失敗

KP:???
KP:では、工藤は和達にナイフを握らされてしまう。和達の手がその上を覆い、離すことはできない。
KP:工藤はナイフに映る自分の目の中の月を見てしまう。POW*5振ってください。

工藤有佑:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 60 → 成功

KP:自らの衝動を抑え、目を反らすことができる。

和達銀治:「……怖くないぞ有佑。」手を有佑のお腹のあたりに持ってきます
工藤有佑:「…銀治、やめろ……」
工藤有佑:「やめてくれ…」
和達銀治:「何でそんなに脅えてるんだ?」
工藤有佑:「…殺したくない」
和達銀治:「でも俺は、俺の命を永遠にお前のものにしてほしいと思う」
工藤有佑:「……!!!」
工藤有佑:首を横に振る
和達銀治:「…いつもは言うこと聞いてくれるのに…」
工藤有佑:「聞けるかよそんな願い……」
工藤有佑:「今まで俺が見てきたお前を…否定するのか?」
和達銀治:「…?」
和達銀治:「今はこっちも見てくれないのにか?」
工藤有佑:「……」息が上がってくる
和達銀治:ゆっくり体を近づけていきます
工藤有佑:「やめろ!」
工藤有佑:頭突きします
工藤有佑:CCB<=10 頭突き
Cthulhu : (1D100<=10) → 57 → 失敗

KP:工藤の頭突きは空を切る。相手を見ていないのだから当然といったら当然か。

和達銀治:そのまま腹に刺さるように
和達銀治:覆いかぶさりながらキスします
工藤有佑:「…っん!?」暴れます

KP:和達の腹に激痛が走る。同時に生暖かい血があふれ、ナイフを握る2人の手に赤が伝い、流れていく。
KP:1D6のダメージ

和達銀治:1d6
Cthulhu : (1D6) → 3

KP:2人はPOW*5どうぞ

和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 89 → 失敗
工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 36 → 成功

KP:和達は続けてPOW*3どうぞ

和達銀治:CCB<=(12*3) POW*3
Cthulhu : (1D100<=36) → 8 → 成功

KP:和達は腹部の鋭い痛みで我に帰る。視線の先の工藤の瞳を覗き込見そうになるが、堪えることができる。彼の瞳の月は水面に映るように揺らいでいた。
KP:工藤は和達の口の中から血の味を感じるだろう。彼が衝動を抑えるために、自分でそうしたのだろうか…。

和達銀治:「んむっ…っ」口を離してそのまま横に倒れる
工藤有佑:「……い、加減にしろ!」起き上がって和達の腹を見ます

KP:和達の腹にはナイフが突き立てられており、血が流れている。
KP:土に積もった桜の花びらが赤く染まっていく。

工藤有佑:「…!」
工藤有佑:応急手当を…

KP:どうぞ

工藤有佑:CCB<=82 応急手当
Cthulhu : (1D100<=82) → 26 → 成功
工藤有佑:1D3
Cthulhu : (1D3) → 3

KP:工藤は上手く止血することができる。

工藤有佑:「…死ぬなよ」
工藤有佑:シャツを破って包帯の代わりにします
工藤有佑:「…銀治、」
和達銀治:「……はっ…」そっちを見る
工藤有佑:「……大丈夫か」
和達銀治:「…わるい…。」
和達銀治:「また、嫌な思いをさせてしまった…」
工藤有佑:「……」
和達銀治:「…俺は大丈夫だ」
工藤有佑:「…」怪我したところに手を添えます
和達銀治:「…有佑?」
工藤有佑:「…もうしないでくれ」
和達銀治:「………」
工藤有佑:「あれが、本当のお前の望みでも」
工藤有佑:「俺には、叶えられない…」
和達銀治:「……うん」
和達銀治:「わるかった」
工藤有佑:「……」首を横に振る
和達銀治:「……」抱きしめようとして堪えた
和達銀治:立ち上がります
工藤有佑:「…掘るのか」手伝う姿勢
和達銀治:「あぁ、何かあるには違いなさそうだしな」
工藤有佑:頷く
和達銀治:桜の下を掘ります

KP:2人は桜の根元を掘り進めていく。しばらくすると、硬いものに当たる。
KP:それは白骨化した2つの死体だった。
KP:白骨死体は抱き合うようにして埋められている。
KP:ああ、これが狂った男女の末路か。SANC1/1d3

和達銀治:CCB<=82 SAN
Cthulhu : (1D100<=82) → 8 → スペシャル
工藤有佑:CCB<=59 SANC
Cthulhu : (1D100<=59) → 1 → 決定的成功/スペシャル

KP:工藤は減少なし

和達銀治:「……本当にあった」
工藤有佑:「…日記の男女か」
和達銀治:「多分な」
和達銀治:鏡はありますか?

KP:探せば紅色をした手鏡を見つけられる。

和達銀治:みないようにして拾います

KP:鏡を見ないようにして拾い上げる。

和達銀治:「……有佑は…。死ぬ時まで一緒にいたい人っているか」死体を見てたら感慨深くなった
工藤有佑:「……」目を細める
和達銀治:「?」
工藤有佑:「そんなことを望む権利は俺にはない」
和達銀治:「……」
和達銀治:「なんで」
工藤有佑:「…それ、どうするんだ」鏡
和達銀治:「……」ムム
和達銀治:「……良くないものなんじゃないかとは思う」
和達銀治:「壊してしまった方がいいのかもしれないな…」
和達銀治:「…けど」言葉に詰まる
工藤有佑:「けど?…何だ」
和達銀治:「………俺だったら嫌だなと思って」
工藤有佑:「……死んだ人間にも同情するのか」
和達銀治:「……」悲し気に有佑を見ます
工藤有佑:「…?」

KP:2人とも<POW*5>ロール

和達銀治:CCB<=(12*5) POW*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 74 → 失敗
工藤有佑:CCB<=(12*5) POW
Cthulhu : (1D100<=60) → 10 → スペシャル

KP:和達は工藤の目を覗き込んでしまい、さらにPOW*3ロール

和達銀治:CCB<=(12*3) POW*3
Cthulhu : (1D100<=36) → 20 → 成功

KP:咄嗟に先ほどの出来事を思いだし、視線をそらすことができる。

和達銀治:「…」反らす
工藤有佑:「お前にできないなら、俺がやる」
工藤有佑:「貸してみろ」
和達銀治:「……またそれか」
工藤有佑:「…俺はこの二人に何の思い入れもないしな」
工藤有佑:「何か不都合があるのか?」
和達銀治:「…あるよ」
和達銀治:「何の感情もなく物を壊すことは破壊だ、俺がしたいのはそれじゃない」
工藤有佑:「お前がやらなくてもいいって言ってるんだが?」
和達銀治:「…何をそんなに怒ってる」
工藤有佑:「…怒ってない」
和達銀治:「怒ってるだろ」
工藤有佑:「……」スン
和達銀治:「……」
和達銀治:しゃがんで死体に手を合わせてから立ち上がって鏡を地面に投げます
工藤有佑:「……」一緒じゃないかって見てる

KP:鏡が地面に当たった瞬間、バリンと音が鳴る。
KP:鏡はいともたやすくその身を粉々にした。
KP:欠片から貴方たちは視線を感じるだろう。
KP:しかしそれもすぐに感じなくなりその鏡からゆっくりと黒い煙のような何かが浮かび上がる。
KP:それは満月へ向かって上へ、上へ、と登っていくのだ。
KP:やがてそれは見えなくなってしまう。
KP:空からは桜の花びらが降り注いでいた。

工藤有佑:「何が違うんだ?」
和達銀治:「…行動は同じでも」鏡の割れてないところを拾い上げていく
和達銀治:「…それをしたことをどう受け止めるかの違いだ」
和達銀治:拾った鏡を死体の上にのせます
工藤有佑:「……」ただ眺めてる
和達銀治:「さっき有佑が言った望む権利とやらも、お前が何か受け止めた考えの結果だろ…」
和達銀治:「俺の考えの結果は、些細だけど…忘れず一緒に持っていくことだ」土をかぶせてあげます
工藤有佑:「……。…背負いすぎるなよ」
工藤有佑:「…俺はごめんだ」
工藤有佑:「お前の重荷になるのは」
和達銀治:「………」
和達銀治:「……そうか…」
工藤有佑:「ああ」
和達銀治:「…うまくいかないな」小さく呟きました
工藤有佑:「……そうだな」
工藤有佑:隣に行きます
工藤有佑:怪我の具合を気にする
和達銀治:「?」ある程度埋めて手を止めた
工藤有佑:「…」片手で和達の目を塞ぎます
工藤有佑:口に応急手当します。血が出てたので
工藤有佑:CCB<=82 応急手当
Cthulhu : (1D100<=82) → 76 → 成功

KP:柔らかいものが和達の口に触れ、血を拭い取る。1回復です。

工藤有佑:手を離す
和達銀治:「……っ」びっくり
和達銀治:「なに…」
工藤有佑:「……仕返しだ」少し笑う
工藤有佑:自分も墓に手を合わせます

KP:空から桜の花びらがはらはらと舞い落ちてくる。
KP:その美しい景色を最後に、貴方たちの意識はゆっくりと眠るように暗転するだろう。

***
 
KP:【Reset】
KP:目を覚ませばいつものベッドの上だった。
KP:時計を見れば起きる時間になっている。
KP:先ほどまでのは夢だったのか。
KP:貴方はいつも通り顔を洗うために洗面台へ向かうだろう。
KP:その鏡の自分の瞳には三日月が浮かんでいた。

KP:月と恋は満ちれば欠ける、時に癒し時に狂わせる。
KP:ああ、だがもうこの瞳で彼が狂うことはない。
KP:貴方たちは狂気に飲まれずあそこから脱せたのだから。
KP:この瞳は貴方たちの愛の証。
KP:いずれ狂う時が来ても、互いの目を見ればその心は安らぐのだろう。
KP:月と恋は、人を癒すのだから。
 
KP:-天地の底ひの裏に我がごとく 君に恋ふらむ人はさねあらじ-

KP:「月の瞳」シナリオクリアです!
KP:後遺症:弦月/相手を見つめるたびにその瞳に三日月が浮かび上がる。
KP:心を通わせた相手に目を合わせば心惹かれ癒されることであろう。特定の相手に精神分析+20

↓銀月さんから頂いたとっても素敵な卓絵

↓これは口に応急手当する絵


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