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【ライティング備忘録】 キャッチコピー

このノートは「バカ売れキャッチコピーをサクサク作れるプロ直伝の4つのテクニック」から一部を抜粋した備忘録ですので、詳しくは以下のサイトをご覧ください。

1.ターゲットを「今すぐ客」に限定する

ターゲット = 「今すぐにあなたの商品を必要としている人」

例えば、TOEICで高得点を取るためのコツが詰まった教材を販売する場合、以下の2種類のターゲットのうち、どちらの方が、その商品に関して強い必要度を感じるだろうか?

半年後の受験を考えいて勉強法を模索中の人
来週に受験日が迫っており、勉強の質も量も足りず焦っている人
答えは言うまでもなく後者だ。なぜなら後者の人の頭の中はこうなっているからだ。

「デッドラインは間近に迫っている・・・。色々解決策を探してみたけど、もう無理かもしれない・・・。どうか誰でもいいから現状を打破する方法を教えてくれ!そのためだったら何だってするよ!」

そんな時に、「このTOEICの教材を使えば、今からでも目標点数を取ることができますよ。」と言われたら、誰だって飛びつく。つまり、キャッチコピーを書く時に一番大切なのは、「今すぐに、あなたの商品を必要としている人」をターゲットとして書くことだ。

例えば、次の2つのキャッチコピーを見比べてみて欲しい。

TOEIC攻略のための基礎が身につく人気教材
TOEICで高得点を取る秘訣が分かる人気教材

前者はターゲットを深く絞っていない普通のキャッチコピーで、後者は今すぐにスコアを上げる方法を知りたい「今すぐ客」にターゲットを絞ったキャッチコピーだ。例えば、あなたが近々、試験を控えているとしたら、どちらの方により強い興味を惹かれるだろうか?

経験則だが、7〜8割の方は後者を選ぶ。

2.数字で具体性を追加する

具体性とは、あなたの商品やサービスを手に入れたら具体的にどうなるのかを伝えることだ。

具体性 = あなたの商品やサービスを手に入れたらどうなるのか?

次のようにキャッチコピーに数字を入れることによって、以下の2つの具体性を付与すれば良い。

結果に対する具体性
やるべき事に対する具体性

まず、数字によって、上記のキャッチコピーに結果に対する具体性を追加したのが以下のものだ。

受講者の79%が、たった7日でスコア100点アップ!
TOEICで高得点を取る秘訣が分かる教材

このように、キャッチコピーに「結果を示す数字」を入れるだけで、読み手は「商品を手に入れた後の未来」を簡単に想像できるようになる。

具体性を追加するための2つのテンプレート
結果に対する具体性を入れるには、商品やサービスの実績を以下のように言い換えれば良い。

結果に対する具体性を追加するためのテンプレート

○○日で○○した(3日で不眠症がなくなりぐっすり眠れるようになった)
○○人が○○した(1万人がフルマラソンで3時間切りを達成した)
○○人が○○日で○○した(受講者の83%が7日で体脂肪率が2%減った)

また、行動に対する具体性を入れるには、商品やサービスの内容を以下のように言い換えれば良い。

やるべき事に対する具体性を追加するためのテンプレート

〜の○○のルール(TOEICを最短で攻略する7つのルール)
〜の○○のパターン(ハイトーンの歌声を出す3つのパターン)
方法、秘訣、問題点、法則、秘密 etc

3.簡便性を追加する


ここまでの方法を実践して頂けたら、①ターゲットを絞った②具体性のあるキャッチコピーが出来上がっているはずだ。既に十分に魅力的なものになっているはずだが、さらに素晴らしいキャッチコピーに変えるための秘訣がもう一つある。

その秘訣とはキャッチコピーに「簡便性」を追加することだ。「簡便性」とは、簡単に言うと、自分でも出来そうだと思ってもらえるような文言だ。

簡便性 = 自分でも出来そうだと思ってもらうための文言

詳しくお話する。例えば、『たったの7日でTOEICのスコアを100点アップ』という文言を見ると、多くの人は、「一日何時間勉強したの?もしかしたら1週間缶詰状態??」と、無意識に、その結果を得るために払った対価に思考の焦点がいきつく。

そして、「結局、自分には無理なんじゃないか・・・」と不安が先立ち、やる気をなくしてしまう。当然、読み手がそういう反応をしてしまえば、後からどれだけ頑張って伝えても、もう商品は二度と売れない。

こうした状況を防ぐためには、以下のように簡便性を伝える文言をキャッチコピーの中に追加すれば良い。

受講者の79%が、1日1時間の勉強を7日続けただけでスコア100点アップ!
TOEICで高得点を取る人が抑えている5つの出題パターン

いかがだろうか?こうすることによって、スコア100点アップするためやったことは、試験までの7日間、1日1時間勉強しただけということが伝わる。そして、「それなら自分にも出来そうだ」と思ってもらえるだろう。

つまり、簡便性を追加するということは、前述した①具体的な結果(TOEICのスコア100点アップ)を②達成するためにやるべき事(5つの出題パターンを抑える)を、「どのように実践するのか?(1時間勉強する)」を伝えるということだ。

商品やサービスによっては、実践者に大きな努力を必要とするものもある。

例えば、3ヶ月で筋肉質な体に生まれ変わるためのジムトレーニングや、どこでも結果を出せる営業マンになるための営業トレーニングなど、、、。

そのような場合は、「途中で挫折してしまうかもしれない」という不安を解消する文言を入れて上げよう。例えば、次のようにストレートに、「途中で挫折しないように何度でもフォローします」ということを伝えよう。

出来るようになるまで無制限フォロー
受講者の83%が1年以内に年収アップした営業トレーニング
凡人営業マンでもトップ営業マンになるためのセールスの極意

つまり、キャッチコピーに「自分でもできそうだ」と思ってもらえるような簡便性を追加するには以下の2パターンがある。そして、それぞれのパターン毎に伝えるべき「簡便性」は異なる。

実践が簡単な商品/サービス:商品やサービスを手に入れた後に、実際にやるべきことは簡単だということが伝わる文言を追加する
実践に努力が必要な商品/サービス:商品やサービスを手に入れた後に、「途中で挫折してしまうかもしれない」という不安を軽減するために、アフターフォローがしっかりしていることが伝わる文言を追加する

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