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説明が下手すぎ問題


私は説明が下手くそだ。
会社で後輩が入ってくるたびに繰り返す説明の1/3も伝わってる気がしなかった。(栄養士だった過去の話)
仕方がないので、これを読んで上から順番にやれば出来る(理解は二の次)マニュアルを作成してなんとか仕事はできるようになってもらえてたと思う。
本当に説明が下手で申し訳なかった。

説明下手になってしまう理由

私はパソコンが使える。
Windows95から使っている。
なんなら初級シスアド(今はない)と情報処理技術者試験二種(今は基本情報技術者)の国家資格も持っている。

それなのにパソコンの説明も下手くそだ。

両親にスマホのことを聞かれても、自分では解決できるが、説明になるととたんにどこのボタンを押して…と言う順序を教えるだけになってしまう。

問題点については最近なんとなくわかってきたのだが、

前提知識の違い

これが一番大きい。
そんなんわかっとるわい、と言われるだろうが、ではその前提知識の違いをどう埋めるかわかってる人はいるのだろうか。

・学校や塾みたいに1から説明できる時間もない。

・長く関係ない話をしてると集中してもらえない

そんな中で、どこから何を説明したらわかってもらえるのかがわからず私の頭は真っ白になってしまう。

それに加えて、専門用語の問題がある

スマホが登場してきた時、「タップ」「スワイプ」「ピンチ」など知らない言葉に戸惑った人も多かったのではないか。

それと同じく、自分にとっては常識で説明するまでもない単語が、知らない人にはチンプンカンプンなのだ。

前提知識と被るが、その専門用語をどこまで知っているかでも説明の難易度は変わる。

全く知らない人を目の前にすると私は頭が真っ白に(2度目)。

そんな時に説明が上手い人なんかは、わかりやすい単語で置き換えてたりする。
私は、それだとニュアンスが違うとか、表面はそう見えるけどそうじゃないとか、その単語で覚えてしまうと後から困るのでは?とか、間違ったことを教えられたと恨まれるのでは、などと思ってしまって長々と説明してしまうのだが、いつものことながら一向に伝わっている感触がしない。

ルーチンワーク・タスクに名前を付けることの重要さ

そういう意味では、ある行動・タスク・事象に対してわかりやすく簡潔な名前を付けられる、と言う能力はそれで特技と言っていいと思う。
主婦の仕事には名前のない家事がたくさんある、とTwitter()で話題になったのも記憶に新しい。
名前を付けることによって広く認知されることは相互理解への一歩なのだ。
なぜなら、名前でなく文章のままだとかなり不便だし誤解を生みやすい。

例えば、栄養士(病院)として働いてた時のことで話すと
「盛付」→出来上がった料理を皿に盛り付ける
「入れ込み」→盛り付けた料理をお膳に乗せる
「検品」→お膳の内容が食札(患者さん毎に指示が違う)と合っているかチェックする
「配膳」→病棟に配膳車を運ぶ
※場所によって内容は多少変わります

と言うように、単語に特定の仕事内容が内包されている。入れ込んどいて、と言われたら皿に料理を入れたり材料を冷蔵庫に入れることではなく『お膳に盛り付けた料理を置くこと』なのだ。

単語と仕事内容が共通認識になっていない場合は、矢印の右側の文章で説明しなければならない。
1分2分を争う場では、聞き間違えるとミスするような文章で喋っている場合ではない。

あと代表的なものだと
「主食」→ご飯のこと
「主菜」→肉魚などのタンパク質がメインのおかず
「副菜」→野菜などの小さいおかず

のことになる。これも間違えると医師や看護師、栄養士同士の会話で困る。

ただし、このレベルのメジャーな専門用語になると専門学校で教えてくれる。

そのことに気付いたとき、義務教育での勉強は社会で生きるための前提知識を共有することなのかも、と思ったりもした。いわゆる常識ってやつ。

(行動パターンに名前を付けるってexcelでマクロ登録するのと同じだね。超便利)

結論

以上のことから説明が下手くそ問題は、
・前提知識の確認が下手
・専門用語を使わずに表現することが下手

なのではないか?

どうですかね。適当に書き進めてここまで来た。


余談

………最近会社の先輩に言われたことを思い出したので追記しておく。(今の会社には入社して半年くらいなので久しぶりに人から教えてもらってる)

・何でとかわからないでいいから言われた通りやって

私は、理解して納得して仕事を進めたいたちなので、説明にもそう言った内容を含めようとするきらいがある。
もしかしたら……それが……ノイズになっている可能性もありますね………。


次回、ブラウザって何?と聞かれた時の私の思考をトレースしてみるよ。

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