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川崎ブレイブサンダース戦を終えて

12月2日
H長崎 77-80 A川崎
12月3日
H長崎 92-85 A川崎

バイウィーク明けの今節は一勝一敗で星を分けました。試合前の時点では中地区首位の強豪にどの様な展開になるのか、ファジーカス選手のニックザラストを見届ける長崎での最後の機会です。

2週間ぶりの試合であり一ヶ月ぶりのホーム戦です。ヴェルカは期間が空きすぎると硬くなるのか立ち上がりにペースが掴めない事がしばしば、まさに第一戦の1Qはその状況、3Pが全く入らず、川崎にはインサイドでイージーショットを決められ差がどんどん開いていく。インサイドでのファールがかさみ2Q半ばでJB選手とボンズ選手共にファールが3ずつ、3Pは未だ決まらず0/9、得点は19-31まできました。
おぅ、久方振りの観戦で私達は何を見せられておるのか?魂が離れていきそうな時間帯にそれは起こります。
機材トラブルが起きモニターのタイマーとスコア表示が消えてしまいます。また直前のジョーダンヒース選手のダンクによりバックボードにヒビが入っていたのも重なり機材交換、リカバリーに時間がかかます。いつ終わるともしれない中断は約1時間にもなりました。選手たちは集中力を保つ事は難しく試合の流れは物理的に切られてしまった形になります。
まぁ不可抗力のアクシデントに助けられて仕切り直しができたヴェルカ。中断の間にヴェルカコーチ陣がしっかりと仕事を果たします。前田HCマジ有能。正直言って具体的にどんな指示を出したのかは分かりませんがね。落ち着きを取り戻したヴェルカがジワリジワリと点差を詰めていきます。インサイドを狙われる展開は変わらずもシュートに当たりが出始めトランジションの速い展開でリズムを取り戻しました。
その後リードチェンジはあったものの一気に勝負を決められず、いや決めさせてもらえずが正しい表現の様な気がします。勝ち筋も見えたに思われましたがターンノーバーで万事休す、一度はオーバータイム迄粘るも最後はファールトラブルと川崎の意地に勝負あり、初戦を落としました。
試合後、勝負どころでターンノーバーを喫した荒谷選手が涙ぐんでいた事が話題になりました。

B1昇格一年目のチームで強豪川崎相手に敗戦し自らのプレーの内容に涙して悔しがる。客観的に見て激ヤバなチームですね。なんと申しますか、歴史もある強豪チーム相手に悔しがれる、負けに慣れてしまわない姿、そんなチームのカルチャーが出来ていってるんだなぁと。それだけでヴェルカの未来は約束されている気がしてしまった第一戦でした。

第二戦は序盤からヴェルカがやりたいバスケットを展開。リードチェンジを繰り返すもつれた試合になるもヴェルカは終始リズムよくプレーできていた印象でした。アウトサイドでもパスが良く周りフリーの選手を度々作り昨日から打って変わって確率よく3Pを沈めます。川崎も最後まで離されずスリーを決め続けるのはB1の先輩の意地として空恐ろしくもあり、油断のできない試合でしたが第二戦の最後はヴェルカがスティールを奪い勝負あり。第一戦のリベンジを果たす結果になりました。

同一チームに連敗しない伝説は継続中。コーチ陣の対応力のおかげなのは間違いないですな。そして第一戦から第二戦の間に選手達が成長しているからこそでしょうね。ヴェルカは成長を応援するチーム。コレからも成長し続けてくれる事でしょう。そしてみんな笑顔でシーズン終了を迎えられる、そんな未来も見えてきた今節でした。
12月はスケジュールぎっしり。
次節も頑張っていきましょう。
Go Velca!!

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