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佐賀バルーナーズ戦をおえて

12月6日
H佐賀 81-91 A長崎

奇しくも同時B1昇格を果たした2チーム。
昇格一年目対決、九州隣県対決、新規勢力対決、色々な言葉で表現されます。ヴェルカにとってアルティーリ千葉と同じく永遠のライバルとなる恐らくお互いに意識し合う間柄。それは勿論こんないちファンでも同様です。思いは一つガルシア選手のいる佐賀に勝ってくれと。今までの佐賀との通算勝敗数は2勝6敗と大きく負け越しております、しかも2勝したのはガルシア選手不在での対戦でありました。
特にB2プレーオフ決勝では、B1昇格決定戦である前ラウンドのA千葉戦に全てを出して絞り尽くした上で駒を進めた決勝戦でしたが、悔しい敗戦。
良いのさ、こんな消化試合の結果なんざどーでも。と嘯いて見るも、
全てを出し尽くしその上でも最後の最後まで戦い抜いてくれたヴェルカの選手たちが倒れ込んだ姿と、
胴上げが始まるバルーナーズの選手たち、
それらがSagaアリーナという完成したばかりの素晴らしい会場での出来事だったこと。
この光景はいまだ忘れられないのです。
とにかく必勝の思いは選手、コーチ陣、ファンも一緒、勝っても負けても因縁が深くなる一戦です。

ここ最近はヴェルカの対応力に感心しておりますが今節は1試合勝負の同地区対決、得点を先行して試合の主導権を握りたいところです。
注目ポイントにもあげたガルシア選手の対応ですが今節ではリオン選手ではなく馬場選手がお相手します。さすがは馬場守とも言われる男です、いや漢です。ガルシア選手を1人でケアできています。馬場守選手によりガルシア選手の所でダブルチームでリスクを取る必要がなくなりディフェンスが安定できました。ヴェルカは1Q序盤から17点のランに成功。
特にリオン選手が躍動し、ゴールへの連続ダイブで一気に6点を奪い試合の主導権を握る事に成功しました。
恐らく佐賀はリオン選手へのディフェンスの優先度が高くなかったと思われます。ガルシア選手へのマークの役割を馬場選手に任せ、リオン選手により積極的にオフェンスの役割を与え、自ら得点を奪うプレーをチームとして選択したという事でしょうか。
今試合では11点を挙げる事になるリオン選手、ディフェンスだけではなくオフェンスで躍動する姿を今後ももっと見たいですね。またそれが出来る選手だしね。次節以降も乞うご期待です。
佐賀の井上選手に連続3Pを決められ点差を縮められるもJB選手がすぐに3Pを決め返し流れを完全には渡さず1Q終了。
2Q開始直後にベンチに退いた馬場選手に変わりリオン選手がマークについたガルシア選手が連続得点を決めるとファールがかさんだリオン選手から榎田選手に交代、その後ゾーンディフェンスを交えながら試合を進め、しばしばインサイドで得点を許すも3Pは許さないという意思を強く感じます。
インサイドで押し込まれる時間帯が増え徐々にリードが少なくなり4点差に迄迫った所で今度は荒谷選手が連続3Pで再び二桁点差へ。その後も攻防が続き6点差で前半終了。

後半に入ってもヴェルカが主導権を握ったまま得点は推移、連続スティールでファストブレイクで得点を重ね、また多くの選手が満遍なく得点を重ね常に主導権を握ったまま試合を進めて行きます。
オフェンスの注目をしていた馬場選手はディフェンスだけではなく要所でファールドローンを誘いしっかりとフリースローを決めてくれました。その数11本。失敗なしの11本を全て得点にしてくれたのは非常に大きかったと思われます。
最後は捨て身の佐賀のプレスに手を焼いたものの最終的には10点差でクロージング。初のB1での九州対決をヴェルカが決めました。

終わって見ると馬場選手がガルシア選手につく変則マッチアップが功を奏した結果になったと思います。出足をかましてやったって奴ですか。
やっぱり馬場選手が居ると強いなぁ、ディフェンスで1番〜3番迄の外国籍選手に普通に付けるしな。
でも、佐賀も次の対戦の時にはまた対応してくるのでしょうね。事実、試合終了間際の強度の高さは中々のものでした。更にそれを上回るヴェルカの選手たちが躍動する姿を期待していきたいと思います。今節はリオン選手と馬場選手、ただしリオン選手がオフェンスで馬場選手がディフェンスで仕事をしてくれた一戦だったという事でまとめましょう。
佐賀戦、コレで通算3勝6敗!

Go Velca!!

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