グルーヴ。
えーと。
グルーヴはドラム界における最も大きな哲学的議題のひとつです。
要するに善とは?悪とは?生とは?死とは?心とは?という問いかけと同じ。色々な考え方や視点があって、ひとつの答えというものがありそうで無いもの。
山背氏は、この問題に初めて言語的な=なるべく多くの人に伝達しやすい方法で取り組もうと試みた。この試みは、それこそ哲学であり、その点では賞賛されるべきであり、だからこそ氏の定義するグルーヴというのが、多くのドラマーが考えているよりもある意味「狭義」のものになってしまうのは必然。
ただまあ物言いとか態度とかその辺の問題もあると思うなぶっちゃけ笑。
我々みんな人間ですので。
笑顔を見せるべきでない場面で笑顔を見せられてもな、という思いはあります。
あとは、真実が全て魅力的な結論とは限らない。氏の言う内容って、例えるとユニクロのウルトラライトダウンみたいな。安価な防寒着みたいな感じなんですよね。
寒さをしのぐという点においてはコスパ抜群ですけれど、それが果たして「カッコいい」のか?って話。あくまで効率重視。その理屈を、自分の「カッコいいとはこれだ!」という「感覚」だったり「信念」だったり、そういう非言語的なものに拠って体現してきた、体現している人たちが受け入れられるかというと、まあ難しいとは思う。
じゃあ何が大事かというと、結論を出すことが大事なのではなく、結論に向かって動き続けること、思考し続けること、そしてそれをプレイヤーとして音という形で具現化し続けること、それができるように鍛錬し続けること。
哲学は答えを出すことに意味があるのではなく、思考することにこそ意味があるのですから。
僕のグルーヴについての考えは、未熟ながら以前にnoteにて公開させていただいておりますので、よろしければそれもご覧いただければと思います。
ひとまず、勢いに我が身と頭を乗せて書いてみました。
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