暗算で思い出した
今日はカレーを作るため八百屋さんに行った。
そこは現金払いしかできないお店。
お釣りが細かくなるのが嫌だったので5000円札と小銭を出した。
レジを見るとお釣りが3821円と表記されていた。
一瞬訳がわからなかった。
お釣りが細かくなるのが嫌だったので小銭を出したらお釣りが3821円だった。
細かすぎる。
何でこうなった。
これは予想だけど、僕はレジに表記されている税抜き状態の金額だけを見てお金をトレーに置いた。
そのあとレジの「確定」的なボタンを店員さんが押して税込みになった。
なので僕が出した小銭は全然違う端数を出していたのだと思う。
めちゃくちゃ恥ずかしかった。
しかし店員さんが瞬時に暗算をしてくれて、20円を僕に返してくれた。そしてちゃんとした細かくないお釣りをくれた。
一瞬で暗算してくれた店員さんマジすごいと思った。
僕が店員さんだったらテンパって、「あっあっ…こちらお返しでありますっ」とか言いながら3821円を渡していると思う。
「でありますっ」の時にテンパって敬礼もするかも知れない。
帰り道、「俺も少しは暗算出来るけど、あんなに冷静に暗算できてすごいなぁ」と思いながら歩いていた。
その時、ふと小学生の頃そろばん教室に通っていた事を思い出した。
僕はそろばん教室の女性の先生が好きだった。
20代後半くらいだったと思う。
でも恋愛経験のない小学3年生の僕はどうしていいのかわからないので、ちょっかいを出したり嫌な事をするという不器用な事をしていた。男の子がよくするヤツ。
僕は授業中めちゃくちゃでかい声で一人騒いだりしていた。
その先生に振り向いて欲しかったから。
僕が先生を好きなように先生にも僕を好きになって欲しかったから。
そんなある日。
いつものように騒いでいたら遂にブチ切れた先生に追いかけ回されボコボコにされた。
好きな人に追いかけ回されボコボコにされた。
「いい加減にしろー!!」とか言われながらボコボコにされた。
そりゃそうだと今なら思う。
そんなことが小学生の頃にあったのを思い出しました。
カレーは美味しかったです。
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