「とりあえず100万円渡すから、起業しろ」 2018/11月朝礼語り起こし

家捨て社長:はい、おはようございまーす!

社員一同:おはようございます!

家捨て社長:はい。全然関係ないんですけど、僕、5年くらい前から、これからデザインとシステムの時代になるって言ってるんですけど。デザインとシステム。でも、昨日ちょっと考えてたら、メディアとファイナンスだなと思いました。メディアって何かというと、良く言うブランドとかそういうことですよね。認知させる。相手にどう思わせるかっていう。

何が言いたいかと言うと。昨日、本読んでて、あ〜こんなことしたら面白いんじゃないかなっていうのを考えたんです。

例えばですよ、これ。仮の話。100万円、うちのスタッフに渡して、「100万円で会社を作りましょう」っていうのがあったら面白いかなって。普通やったら、何か計画出せって言うじゃないですか。

この順番て当たり前ですよね。でも「とりあえず100万円渡すからなんかやり」っていうのは、逆の順番なんですけど結構面白いかなと思ったんですよ。

ある本を読んでて。その本は若くして15歳くらいで会社を作って、会社を作って売却して、会社を作って売却してっていう繰り返しをしている連続起業家で。その人の本を読んでて思ったんです。

「計画なしでいって、放り出されてから考える」


家捨て社長:例えば、海外に貧乏旅行に行くバックパッカーみたいに計画立てて行く人もいるし、その逆もあるじゃないですか。とりあえず行ってみる。行ってから考えるみたいなのも、多分おもろいかなって思ったんで、ちょっとこれをやりたいなと思ったんですよね。「希望者!」みたいな感じでね。

でも、全然失敗しても良いんじゃないかなと思って。で、月1回くらいで教えてもらって。

どうすか?これなんか面白くないですか?何しても良いんですよ。メルカリでやっても良いし、別にFXでやっても良いし。まず考えますよね「何しよ!?」って(笑)

でも、それで会社経営っていうのはわかってくるかなと思ったんですよね。下手したら高いセミナーとかで100万するのもあるんですよ。3ヶ月とか半年とかで。

やってみたい人いますか?これ希望者募ろうと思うんですけど。ちょっと1回目つむってみんな(笑)これやってみたいって思う人?

社員7名:(挙手)

家捨て社長:え、おもしろ〜(笑)はい、下げて。凄いね。8割か9割挙げたね(笑)
凄いねー!(笑)7人中、6人挙げましたね(笑)

https://twitter.com/Hatarakuna/status/1060132025120641026

でもこれ、ほんまに面白くないですか?俺ほんまにやろうと思って。これ失敗しても良いみたいな。でも会社からしたら大した損失じゃないし、なんか面白くないですか?結局こう、ゲーム感覚で良いんですよね。やってから考えるっていうか。でも必死にやって欲しいですよね、やっぱりね。

普段そういう思考回路にならないでしょ?「自分はそんなん無理やしなとか、お金ないと無理やしな。」じゃなくて、ポーンと半強制的に始めさせられるんですよ。まず飛行機乗って、オーストラリアに降ろされて、1ヶ月過ごして来いみたいな話。「どうしよ!?」ってなるじゃないですか。

これで何が大事かなっていうと、僕よく普段の業務はあんまり価値がないって話をしますよね。業務は無価値。価値ないと言うよりは、価値低い。どんどん下がってると思うんですよ。

もっと大きな視点で言ったら、経営も同じやと思うんですよね。会社経営っていうのを広く言えば「業務」なんですよね。採用して、お金を借りて、回して、社員を教育して、新規顧客取っていくっていう。広い意味で業務なんですよね。これも価値が低いと思うんです。

で、さっき言ったように会社を作って会社を売却してって連続していく人って、これ不動産と結構似てるんですよね。うちの会社でやっていることは、例えば。

1千万円の物件を買うじゃないですか。1千万円の物件を買って、土地代とかが上がってくるかもしれないですけど、AirBnBとかで回したら売上たつんです。で、ここでリノベとかして価値を高くしたら3千万円くらいの価値になる可能性がある。もちろんここで費用として1千万円くらい使うんですけど。この価値っていうのは買ってくれる人の話ですよね。そこからまたいろんなことがあって4千万円くらいになる。

で、例えばこれが全部6ヶ月のスパンやとしたら、ここ(リフォームで付加価値を作った期間)の値上がりが1番高いわけじゃないですか。わかります?時間期間で言ったらここが1番高い。会社経営もそうですよね。会社を作って、安い会社を買ったりとか立て直したりして価値を上げるんですよ。

で、その後売るとか、もうこれ以上上がりにくいなと思ったら売却するんですよね。日本なら会社を誰かに売るって言ったら悪いイメージがあるんですけど、それは置いといて。だから時間軸で言ったら、ここにもうこれ以上上がらんのにバアーって手をかけてやるんやなくて、ここ(価値をあげられる期間)に集中した方が良いじゃないですか。

ここに集中して、例えば1千万円を3ヶ月で作って、それぐらいお金をもらってバアーって半分でも良いですけど。で、後は遊ぶとかいう方が。とか、これをいっぱい連続してやる方が効率的にも、これが要するに価値だなってことですよ。

普段の業務の中で、何が価値かを考えろ


例えばスタートアップとか起業は価値がある。経営者には価値はないけど、起業家には価値があるってこういうことなんですよね。意味わかりますよね?

だから普段の業務でも、そういうこと結構起きてるんですよね。だからオペレーションして、オペレーションを外注化して、何が価値があるかっていうのを皆さんの範囲内でも考えて欲しいんですよ。もちろん価値がない仕事でもやらなあかんフェーズってのはあって。それはもちろん僕もそうなんですけど。

不動産もね、事業やと思うんですよ。1回買って、価値を作って。だからここで言ったら安く買うとかいうのはそれも1つの価値ですよね。ここで価値を作る。正直、こんな伸び率かどうかわからないし、第三者的な評価がいるんですけど。でも、ここってやっぱり価値があるんですよね。だから、不動産みたいなちっさい事業をやってるようなもんやなと思ってるんで、売却するってのは1つ面白いんかなって思って。

一概に正解かどうかわからないですけど、ただこういうことしたら、ね。わかりますよね。その時にめっちゃ考えてどう価値を作るかっていうのを個人が考えられるのであれば、これ実際にやります。

https://twitter.com/Hatarakuna/status/1060540171844640771


書き起こし・編集:@砂糖 塩

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