身近なコミュニティでの生贄の羊たち。そして持ち回りの羊の輪を抜け出すためどうしたらよいのか?(プロ奢サロン儀礼研究所レポート)
読まれたくないので有料にするのであった。
裏題名:身近なコミュニティでの生贄の羊たち。そして持ち回りの羊の輪を抜け出すためどうしたらよいのか?(プロ奢サロン儀礼研究所レポート)
前置き
儀礼研究所に参加した。課題について思いを馳せてみる。
身近な事例から生贄の羊を思い起こすと自身も関係した繊細な事例に触れることになるので精神にダメージを負うかもしれないけど、わたしは忘れっぽいので実質ノーダメージ(本当に思い出したら叫びそうになっちゃうようなことは書かないよ、そんなことがあればだけど)。
生贄の効用
生贄がいることによってコミュニティの結束が強くなるということが言われている。
また生贄になったことでコミュニティに結束をもたらしのちに神格化される事例を見ることができる(反転して神格化みたいなことがあるよね)。
儀礼研究所からでてきた生贄の例
・誹謗中傷訴訟活動
テラスハウスが記憶に新しい。普段から誹謗中傷に対してよく思っていなかった人たちが連帯するための羊になっている。(キーワード:わたしたち)
・靖国で会おう
赤紙が有名、赤紙をもらって国に対して不満などを漏らせば村八分にされた事例あり、喜ばなくてはならない。思想的な異分子の排除。戦争後には英霊として神社に祀られる。(戦争の犠牲者になることで英霊に転化される
・24時間マラソン
通常のマラソンだって大変なのに、選手でもない芸人が選ばれたら走らなくてはならない。24時間も!アホの極み!24時間マラソンを走り切る、または怪我をするなど犠牲があるとメディアや視聴者などから優しく扱われる雰囲気がある。
自分の身近な生贄
・小学生の○○菌
見た目や雰囲気がクラスに馴染めないような対象に対して架空の○○(対象者の名前が入る)菌という設定を用意して仲間外れにする。クラスで同じ対象をのけものにする事でクラス全体に同質性を強制する。空気を読むことを強いる。働きがある。対象者が神格化される事例はあまり見ない気がする。あったのかな?
・オタク・デブ・ガリなどの外見いじり
二次会でカクコさんより指摘があった。デブは常に生贄になる側であるとのこと。その視点から考えはじめるとお笑い芸人のクロちゃんはテレビで過剰ないじりがあり注目された当初は嫌われていたような肌感があったが、今では好きや尊敬できるという意見を見かける。生贄の羊から反転し、神格化した事例。
また、ふくよかな体型から努力して痩せてマッチョになったり、SNS上の化粧動画で化粧後と化粧前の落差が大きいほど話題に上り、濃いファンを獲得している事例を散見する。
・新人いびり
新人と見るととにかく気に入らないという手合いがいる。とりあえず文句を言う。あたりがキツい。生贄じゃないかも。
でもわざわざあいつダメっすよみたいな話をしてくる。新人への不満をコミュニケーションの肴にしようとする。でも数週間すると仲良くなっていたりする。よくわからない。組織の儀礼を覚えたから受け入れられた?
・あいさつできない奴ハブり
挨拶できない奴に対するあたりがきつい。裏で話題にすることもあれば、直接指摘する事例も多かったように思う。指摘がソフトかハードかは、あいさつした方がいいよと指摘する人による。従えば仲間として迎え入れられるが、従わない場合はコミュニティから排除する力が働く。
集団の儀礼を強制するはたらき。
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