s-ぶんてんインタビュー集合写真

環境ビジネスで鹿児島から世界へ。- HATCH program 2019 -

こんにちは。
私たちは《HATCH program 2019》に取り組んでいる学生チーム〈ぶんてん〉です。

私たちは、鹿児島の課題である「ごみ分別の重要さを分かっていない問題」に、パートナー企業である『株式会社ecommit』さんと取り組んでいます。

今回は、株式会社ecommitの永山由高さんと森下彩絵さんにHATCH program 2019に参加してくださった理由から個人の趣味まで幅広くインタビューしてきました!

画像1

(△インタビューの様子。)


パートナー企業について

画像11

株式会社ecommitは、より良い地球環境を未来に残すため、世界規模で最適な循環をつくる事業開発企業です。リユース、リサイクルを主軸として、①環境ビジネス×テクノロジー、②全国の提携パートナーと世界28か国の販売先、③創業から12年で培った販売ノウハウの3つを武器に事業開発を行っています。『本当に世の中に役立つ環境ビジネスを追及する』を理念に鹿児島から全国へ、そして世界へと挑み続けている会社です。

会社ホームページ▼

オウンドメディア▼


プロフィール

画像2

*永山由高(ながやま・よしたか)さん
鹿児島県日置市東市来町出身。株式会社ecommitの取締役•経営戦略部長。一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab理事長や鹿児島県エアギター協会会長も務める。

画像3

*森下彩絵(もりした・さえ)さん
鹿児島県屋久島町出身。鹿児島大学在学中に学生社員として株式会社ecommitに入社。大学卒業後に社員として正式に入社し、現在は経営戦略部で広報ブランディングをしている。


==========


どのような思いでHATCH program 2019に参加しているのか

(永山さん)
HATCH program 2019に対しては3つの想いがあります。
1つ目は、はたおり自体を応援したいという思いです。

s-はたおり集合写真

(△HATCH program 2019の運営をしているはたおり)
「鹿児島の就活をアップデートする」という地域の課題がある中で、鹿児島の面白い企業と学生の接点づくりをしてくれる”はたおり”というチームが生まれました。その嬉しさから、はたおりを応援したいと思っています。

2つ目は、自社の採用についてです。

画像5

(△ecommitのインターンの様子)
今、ある程度優秀な学生にエントリーしてもらえるようになっていますが、長い目で考えたときに、いつかecommitで働きたい、就職したいと思ってもらう存在に自分の会社を引き上げていきたい。またHATCH program 2019を通して、意欲や問題意識がある学生との接点を作りたいと思いました。

3つ目は、学生の視点を生かして企業について考える材料をもらうためです。
企業の経営課題とか自分たちが考えていることを他者の目から見てもらったとき、どんなものが見えてくるかを知りたくて。学生の考えによって事業の課題解決とか、企業の今後の方向性を考える材料をもらえると思って参加を決めました。


ecommitのビジョンについて

(永山さん)
「本当に世の中に役立つ環境ビジネスを追及する」
 SDGs(注1)、ESG(注2)、環境投資という言葉が氾濫していますが、それら一つ一つが30年、50年、100年の目線に立った時に、本当に世の中をよくすることに繋がっているのか真剣に考えるチームでありたいです。
 ecommitは環境を良くしようと表面的な課題解決に取り組んでいるけれど、地球環境を良くすることにどのように繋がっているかは今一つ見えづらい。かつ、ecommitがやっているビジネスは多岐にわたるので、自分たちがやっているいろんなことを一本の柱で説明するとしたらどんな柱が立つだろうと考えた時に、”2030年に向けて地球温暖化を止める”ということを一つの大きな柱に据えることで、自分たち以外の人たちもたくさん巻き込めるのではないかということで、このビジョンを立てました。

(注1)Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称

画像6

(△SDGsの17の目標)
(注2)Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を取ったもの


ecommitとしてどうやって鹿児島に貢献しようと思っているか

(永山さん)
まず、鹿児島に本社を置き続けることには強いこだわりを持っています。(ecommitは全国に拠点がありながら薩摩川内市に本社を置き続けています。)
鹿児島にある自然と食べ物、豊かな温泉、そしてこの景観が自分たちの日常にあるからこそ生まれるアイデアや問題意識があって。そこは1つ今後もぶれない大きな軸としてあります。
鹿児島にいる企業として意識していることは、利益を上げて売り上げを作ること。事業を拡大して、世界を目指して一緒に戦える仲間をたくさん作ることが結果的に鹿児島に本社を置く企業としての最大の貢献なんじゃないかなと思っています。


ecommitに働こうと思ったきっかけ

(森下さん)
 普通の就活がしんどいなって4年生の4月頃に思っていました。だから、自分なりに考え、好きな会社や気になる会社に片っ端から電話して「インターンシップをやらせてもらえないか」と、新たな就活をしていました。その就活中、以前に鹿児島の企業とか社会人を紹介する冊子を作っていた時に出会ったecommitを思い出して。鹿児島でベンチャーやっていて、それを発信していたので、面白そうだったなと思い、ecommitの知人を通してインターンをさせてもらいました。
 そのインターンではお題、「3日間で採用に使える記事(全てお任せ)」を書くという課題を与えられて、それに取り組みました。学生時代に、記事を書いた経験を活かし、とても評価してもらえて。そのことがとても嬉しく、また、文の構成を考えたり広報の仕方を考えたりする瞬間がとても好きだなと再認識しました。そこで、「広報とかでなにかできないですかね」とecommitに持ちかけたところ、「うちの会社に来い」と、誘っていただきました。
 ちょうどecommitが広報とかブランディングに力を入れていこうっていうタイミングで、自分のやりたいこととうまいこと重なりましたし、会社の理念にも共感していたのでecommitへの入社を決めました。

画像7

(△仕事中の森下さんの様子)


仕事のやりがいについて

(永山さん)
 鹿児島ユナイテッドFCという鹿児島のJ2のサッカーチームに対してできることがないかとずっと思っていて、今年のホームゲーム最終戦にリユースブースを出させてもらいました。

画像8

(△2019年11月 鹿児島ユナイテッドFCのホーム最終戦の会場に設置したリユースブース)

画像9

(△回収したスポーツのリユース品たち)

そこでは、使わなくなったスポーツ用品、スポーツ系のアパレル品を回収させていただいて、かなりの量のリユース品を集めることができたんです。鹿児島を愛する人たちや、スポーツを愛する人たちが、1つの場所に5000人以上集った場に、リユースとかリサイクルと接点のあるブースが生まれたというのはとても嬉しかったです。
 社会の色々な場面で、その物の寿命を考えるとか、それが地球環境に与える影響を少しでも考えられるような窓口を作っていけるタイミングがやっぱりワクワクします。

(森下さん)
 新卒だからみたいな、そういう雰囲気がecommitには一切なくて、新卒に対しても期待して、信頼してくれていると感じます。
 また、ベンチャー企業ということもあり、スピード感をもってどんどん新しいことにチャレンジできますし、「どうすればより良くなるか」考えるのが好きなので、アイデアを出し、それを実行に移せる環境なので、とてもやりがいを感じます。


将来どんな人になりたいか

(永山さん)
 80歳、90歳になった時に、世界を救うアイデアを思いついたとして、そのアイデアを実行できる自分と、実行できる環境を作っておきたいというのはよく思います。チャレンジできる環境が整っていること、何かやりたいという時に、それを後押しできる仲間がいることが、すごく大切なことだと思うんですよ。
 自分でいうのも何ですが、ecommitの今の経営層はそれなりの馬力があって、計算もできて、営業もできます。例えば数年後に、苦しい状態になったり、サポートが必要になったりする場面が来た時に、それでも挑戦したいことをきちんと口にできたり、周りで挑戦したいという人を支えられるようなおじいちゃんになりたいですね。


==========


 お二人のインタビューからecommitさんの鹿児島への、そして薩摩川内市への想いが伝わってきました。特に、鹿児島の自然に触れることによって生まれるアイデアや問題意識を大切にしたいという鹿児島に本社を構えている理由に強いこだわりを感じました。


s-ぶんてんインタビュー集合写真

(△ぶんてんメンバー左端あおい、右端がっきー、右から2番目ふうか)

“環境”をひとつの柱に置いているecommitさん。
ビジョンを聞くだけでとてもワクワクして、その未来を見てみたい、一緒に作りたいと思わせてくれるのは、きっとecommitさんがそのビジョンを本気で目指しているから。
私たち学生にも何かできることはあるはず。そう思ったら、鹿児島の未来にワクワクしませんか??

読んでくださってありがとうございます。サポート頂いたご支援は、はたおりの活動経費とさせていただきます。