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好きな言葉は永久不変です

永久に変わらないものってあると思いますか?
景色や建造物や生き物の見た目、人間の感情
わたしは、永久に変わらないものは無い、と思う派です。

この世にあるものはどんなものでも時間の経過とともに変わっていくもので、動物はどんなに抗おうとも絶対に老いていくし、植物もいずれは枯れていく。最新技術を用いて造られた新品の機械や建物も、絶対にいつか古くなる。

かつては最新で、人間の技術の進歩が喜ばれていたものが時間の経過と共に古い扱いになってかつての価値を失ってゆくサマが好きだ。
ゲーム機やPCなど電気機器が中古製品としてシールが貼られBOOK・OFFに並べられているサマが好きだ。
最新の建築技術やデザインが用いられた建造物やリゾート地が古くなり観覧客も減り、ピカピカだった窓がホコリでくすみ、塗りたてのペンキが乾いて剥がれ、手入れされなくなった木々が伸びて生い茂り、廃墟と化したサマが好きだ。
悲しくて虚しくて。そんな気持ちになっている間に人間は今日もまた新しいものを作り出している。

ちなみに、人間の絶対に曲がらない思考とか、ルールとか、創業100年の老舗飯屋の、100年もの間一切味を変えていない秘伝のタレとか。そういうものは ”変わらないもの” という言い方もできるけど私的には ”誰かの意志のもと変えないようにしている” だと思うのでまた別物という考え。これは(A)

私が言いたいのは、そういった意思によって変えないように変わらないようにされていないものは、いずれ絶対に変わっていくということ。これが(B)

例えば一時は永遠の愛を誓った夫婦が、時が経つにつれお互いへの感情が薄れ、恋人に抱くような愛情から家族へ向ける愛情に、またはその感情すらも消えていってしまうような変化はBだけど、夫婦という形は残し続けるのがA、みたいな。
chu、例えが上手くなくてごめん。



回りくどくなったけど、つまり私の中では変わらないものは無いという結論に至っているわけだ。

ではなんで永久不変という言葉が好きなのかと言うと、簡単な話、永久不変というこの世に有り得ない事柄に対して理想と憧れがあるから。


ただただ、永久に変わらないものがあったらいいな。この感情が、景色が、ずっと変わらなければいいのにな。と思うことがあるだけ。ポエマーみたいで草

変わることが必ずしも悪いことでは無いし、変わった結果元より良くなったり、変わって不格好になったけどそれはそれで良い、みたいな状態もあるから全てが変わらないで欲しい訳では無いんだけどね。

今自分が生きている中で、変わらないで欲しいものが沢山あったらきっといい状態なんだろうなと思う。私は正直沢山は無いし、変えたい、あわよくば勝手に変わって欲しいと思う状態が多いけど、その中で絶対に変わらないで欲しいものも断片的に、瞬間的に見つけることがある。

あまり具体的ではなくて表現しづらいんだけど、
数ヶ月ぶりに家族揃って食卓を囲むことが出来た時、みんなでご飯を食べることもあと数回しか出来ないのかな?と思ったり、恋人といる時に良い意味で締め付けられるほどに心が高鳴る感覚を覚えたり、友達とくだらないお喋りで大笑いしたり、一人で映画を観たり音楽を聴いている時激情に駆られるほど感動したり、はたまた人生のうちこれ以上ないと思う程の景色を見た時、、など

この景色が、この状態がこの感覚がずっとあれば良いのに
これ程感動できる感性をずっと持ち続けられたらいいのにって、思いますね

ズバババッて瞬間的に思うんだよね。


きっと心の底では変わりゆくものを受け入れているし、変わっていく未来を全て否定したいわけでもない
だけどどうしても良い空間があるとき、いずれこれが終わってしまうのかも、もう二度と味わえないのかもと想像すると悲しくなる。

ただその時自分が感じた、変わらないで欲しいと思うに値する事柄が、その瞬間が永遠に残って欲しいと思う、みたいな、、現実にはならないとわかっているからこそ理想に思うみたいな、、
(思考に語彙と表現力が着いて来れなくなってきましたね)
言いたいことが文で表現できるほどまとまったら書き直すけど、今は眠いしこれが精一杯でした。

あと、普通にまじで変わらないで欲しいものもある。若さゆえの肌の質感とか、愛情とか、健康とか元気とか。この辺は一生変わらなくて良いなと思う。

なんだかんだ言っといてアレですがひとつだけ変わらないもの見つけました。
思い出です。

自分の都合いいようにある程度補正したり、記憶が曖昧になって正しく覚えていないとかはあると思うけど、でも過去というもの自体はタイムマシーンで過去に戻って出来事を改変しない限りは絶対に変わることがない。

だから思い出は永久不変でした。
良い出来事も悪い出来事も変わらない。
思い出は永久不変。いい言葉だね。笑


この世にあるものは全て変わっていってしまうから、変わってゆくことを寂しく感じたり虚しく感じてしまうこともあるけど、昔感動した事とか忘れられないような経験とか家族や友達、恋人と過ごした楽しい時間とそれに伴った感情は、今は消えたとしてもその時存在していたことは消えないから、年老いて全てのことが古くなっても思い出を忘れないでいたいなと。思い出があればその気持ちを思い出せるから。

ちなみに、自分の意思とは関係なく変わっていってしまうものに関しては、真実がどうあれ出来るだけ現状維持出来るように努力したい。
中古品や廃墟のように価値の形を変えて残っているものは好きだけど、人間関係はなかなかそういうふうに美化できないから。
人間関係における感情の変化は仕方の無いことだと思うけど、変わるものだから仕方ないと思って放置してはいたくない。生きているうちはなるべく幸せを感じていたい。
変化を受け入れるのと、諦めるのは別物だからね。

あまりこの文章に納得していないので後々書き換えるかもですがとりあえず終える。
長文ポエムを読んでくれてありがとう。
愛してる。
おやすみ







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