山中竹春 横浜市長就任記者会見・全文文字起こし
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山中竹春 横浜市長就任記者会見・全文文字起こし

2021年8月30日(月)14時から、横浜市役所9階で山中竹春横浜市長の就任記者会見が行われた。

新市長の就任記者会見に参加したのは、横浜市政記者クラブの記者、記者クラブに所属しないインターネットメディア、雑誌、フリーランスの記者ら約50人。

市と市政記者クラブの共催である記者会見は、従来、記者クラブ以外の記者に質問は許されていなかった。しかし、昨年12月、フリーランス記者からの質問要望に対し、記者クラブは「質問を妨げるものではない」と回答。市側の対応が注目されていたが、今回の就任記者会見ではフリーランスの記者からの質問も受けた。

山中市長は初登庁の感想を「横浜市政を預かる責任を痛感、身の引き締まる思い。現場の意見を丁寧にお聞きする。住民自治による世論を作る。市民のための市政運営をすすめていく。原点を忘れないようにする」と述べた。

山中市長の冒頭発言の後、記者クラブ所属記者だけでなくクラブ以外の記者も質問。数問の質疑の後、記者たちがまだ挙手する中、市の職員が「次の予定がある」と宣言。記者会見は約36分で打ち切られた。

【山中竹春 横浜市長就任記者会見・全文文字起こし】

2021年8月30日(月)14時〜 会見時間:36分30秒/横浜市役所9階

市職員:市長入りまーす。(山中竹春市長入場)はい。それでは第33代、横浜市長就任会見を始めます。市長よろしくお願いいたします。
山中市長:皆様、こんにちは。第33代の横浜市長に就任しました山中竹春でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
横浜市政を預かる責任の重さを改めて痛感しており、身の引き締まる思いです。
今、生活を支える環境の変化が著しく、将来に希望を持ちにくい社会になってきていると感じています。
そのような中、魅力ある都市として、住み続けたい街・横浜、移り住みたい街・横浜を作っていく。そして、企業からも選ばれる街・横浜を作っていく。その決意を新たにしています。
この度の選挙活動を通して、市民の皆様より、多くのお声を頂戴いたしました。
どのような点が課題となっているのか。また、どのようなニーズを持たれているのか。現場の声を聞く重要性を実感いたしました。
今後も現場のご意見を丁寧にお聞きし、また、データの効果的な活用も踏まえながら、あまねく議論を起こし、住民自治による世論を作ることで、市民のための市政運営を進めてまいります。
市民の皆様、市会の皆様、市職員の皆様、この三者と市長とが、横浜をさらに魅力的な都市にする。この共通のゴールに向かって一体となり、対話を重ねながら、今の横浜のため、そして、将来の横浜のために、希望の持てる社会の仕組み作りを行ってまいります。
皆様のご期待に応えることができるよう、誠心誠意、努力をしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
市職員:ありがとうございました。それでは質疑に入ります。幹事社共同通信お願いします。
共同通信:幹事社共同通信のソエカワと申します。よろしくお願いいたします。まず幹事社から何問か質問させてください。まず、市長になられて本日初めて登庁されましたけれども、改めて登庁した際の感想をお聞かせください。
山中市長:はい。ありがとうございます。登庁いたしまして、横浜市政を預かる責任の重さ、それを改めて痛感して身の引き締まる思いを感じた次第です。
共同通信:ありがとうございます。これからの4年、市長になられて、これから第一に、最優先に取り組みたいことをお願いします。
山中市長:はい。今後もですね、現場の意見を、丁寧にお聞きする。住民自治による世論を作っていく。市民のための市政運営を進めていく。その原点は、常に忘れないようにいたします。また、市政を預かりまして、まずはコロナの問題。そこに立ち向かう。また、IR・カジノの誘致の問題に関しては、今回の選挙期間でも、ずっと市民の方からも様々な意見を頂戴し、IR、カジノの誘致の即時撤回を公約として当選いたしましたので、この誘致の撤回に関する手続きを速やかに進めてまいります。
共同通信:ありがとうございます。それから、幹事社から最後の質問ですけれども、当選されてからの1週間、市政に取り組む準備をされるというお話でしたけれども、どのように過ごされたのか。
山中市長:はい、ありがとうございます。市の方から、職員の方からレクチャーをいただいたり、また、私自身でいろいろな資料に目を通す。そういった時間、また、選挙期間中にご支援をいただいた方々へのご挨拶、そういったことに1週間、時間を使ってまいりました。
共同通信:ありがとうございます。幹事者からは以上です。各社さんお願いします。
市職員:毎日新聞。
毎日新聞:毎日新聞の樋口と申します。どうぞよろしくお願いいたします。今、冒頭のご発言であったIRの誘致撤回なんですけれども、これ具体的にどのような手続きがあって、いつまでにそういった手続きを始めるのか。この点をまず一点うかがわせてください。
山中市長:はい。ありがとうございます。スケジュールに関しましては、当局と十分に検討した上で、速やかにスケジュール感をお出ししたいと思います。
毎日新聞:重ねて恐縮ですが、このスケジュール感を出すのはいつ頃までにという目標はあるんでしょうか。
山中市長:はい。可及的速やかにと考えております。なにぶんにも、まだ初日でございますので、当局と議論をいたします。
毎日新聞:もう一点だけ。私からいいですか。
市職員:どうぞ。
毎日新聞:まあ、こういった行政経験、政治家経験、初めてだと思いますけれども、人事の面でですね、その副市長4人いますが、この副市長を刷新するだとか、何かこう、山中市長らしさを出す人事、何か方向性を考えてらっしゃいますでしょうか。
山中市長:はい。副市長の4名の方々に関しては、これまで市政の運営を担ってこられ、また横浜市政に関して、かなりですね、これまでご尽力されてきた方々だと思います。一方で、副市長の方々がどのように考えておられるのか。まだお話し合いの場を持たせていただいておりませんので、4名の副市長の方々とお話し合い、この点に関するお話し合いをさせていただきたいと考えてます。
毎日新聞:ありがとうございます。
市職員:NHKお願いします。
NHK:NHKのアリヨシと申します。よろしくお願い申し上げます。すいません、毎日新聞さんの質問に重ねてで恐縮なんですけれども、まずIRに関してなんですが、宣言を出されるとおっしゃってたんですけれども、宣言というのは、この記者会見のことではなく、また別途されるということなのかを一点おうかがいしたいのと、あと今、カジノに関して取り組むとおっしゃいました。また先日もワクチンの関係と、あと医療提供体制について、取り組んでいきたいとおっしゃいましたが、何か病床の確保などで具体策がありましたらお教えください。お願いします。
山中市長:はい。ありがとうございます。カジノIRを止めるという宣言を出すと、先週申し上げたんですが、私自身の口から、市の公式的なスタンスとして、そのような意見を発する。この機会は必要ではないかと考えております。なので、そういった宣言を行いまして、あわせてどういったスケジュール感で、手続きの方を、残った手続きの方を進めていくか。こういったことを当局とですね、連携をしながら、詰めていきまして、お示しをしたいと考えております。
NHK:コロナのことに関して。すいません。
山中市長:あ、コロナですね。えーと、すいません。コロナのことに関しましては、ワクチンの接種、検査体制の拡大、医療体制の確保。こういったことは従前から申し上げておりますので、それぞれの項目に対して、効果的な施策をですね、現状を踏まえた上で、現状をよく把握した上で、対策を打ち出したいと考えております。はい。
市職員:読売新聞。
読売新聞:読売新聞の◎◎と申します。何点かご質問させてください。まずはIRに関してなんですけれども、もともと、将来の財源不足のために誘致が決められた経緯があったかと思います。その撤回後の、代替案、経済活性化のために何をするのか、お考えがありましたら教えてください。
山中市長:はい、ありがとうございます。今後ですね、ご指摘の通り、厳しい財政運営が予想されるかと思いますので、当局を中心に、財政運営については、対策を十分検討していく必要があるかと思います。まあ、3千ある事業、3千以上ある事業のうち、事業の見直し等も必要かもしれませんし、また一方で税収を増加させていくことが必要ですので、そういった対策に関しても、検討してまいりたいと思います。はい。
読売新聞:選挙期間中には、IR撤回後の代替案としてハーバーリゾート構想を掲げている案をベースに考えるようなお話があったかと思いますけれども、そのあたり改めていかがでしょうか。
山中市長:はい。山下埠頭の整備については、代替案を策定してまいる予定です。その際にはですね、山下埠頭という場所の歴史、あるいは特性を生かした整備案。ここは必要なのではとないかと思います。山下埠頭というのは、横浜の中でも象徴的な場所と申しますか、そういったシンボル的な場所でございますので、やはり、歴史とか、特性等を踏まえた上での整備案。さらに、市民の皆様からですね、理解を得られる整備案、これを策定していくことが重要ではないかと考えてます。そのためには、きちんとですね。市民の皆様からもご意見をうかがう機会を作って参ります。はい。
読売新聞:最後に一点。お聞きします。よろしいですか。政治歴がないということですけれども、政治歴のなさをどのように補っていくお考えなのか。教えてください。
山中市長:はい。一つは市民の皆様ときちんと真摯に対話を重ねていく。また、市会の皆様とも真摯に対話を重ねていく。さらに市職員の方々、私と市長と連携をしてやっていく重要な方々ですので、この方々ときちんと連携をし、まあ、こういった理解を得るように努める。いろいろなですね、主体がおられるわけですけれども、この方々の理解を得るという、丁寧なプロセスを欠かさないようにしたいと考えています。
読売新聞:ありがとうございます。
市職員:神奈川新聞。
神奈川新聞:神奈川新聞のサトウです。コロナ対策についてお聞きします。コロナ対策ですと、だいたい、権限とかは県の方にありまして、基礎自治体である横浜市としてはできることが限られてくると思うんですが、どのようなことに取り組むかの具体案と、県との連携というところも重要になると思うんですが、そのへんのお考えをお聞かせください。
山中市長:はい。ありがとうございます。あの県との連携に関してはですね、いろいろな情報をいただいております。まあ、県との連携が十分であるとか、あるいは不十分であるとか、そういった様々な情報を、横浜市の外にいる立場で見聞しておりましたが、是非ですね、正しい情報の把握に努め、また、県との連携は欠かせませんので、非効率なことが起こらないよう、連携を進めてまいりたいと考えています。まあ、具体的なことに関しては、これから協議してまいります。はい。
神奈川新聞:基礎自治体である横浜市としてどういうことをしていくかということについてはいかがでしょうか。
山中市長:あのー、県ともですね。連携する上で、県がやってることを横浜市がやるとか、あるいはその逆とか、そういった非効率なことはなくすべきかと思いますので。そういった、今は緊急事態ですので、災害医療の状態に入って来ていますので、ぜひですね、一刻も早く効率的な施策を展開できるような調整をしてまいります。はい。
神奈川新聞:選挙期間中に、24時間のワクチン接種体制が掲げられたと思うのですけれども、この辺についてはこれはもうすぐに取り組みたいだとか、何かありますでしょうか。
山中市長:うん。あの、接種体制の加速化をしていく上で、集団接種の方法をどう弾力的に行っていくか。この点に関して、1案として24時間の接種体制、そういった案もお出しいただき、出させていただきましたので、こういったものの可能性に関して検討してまいりたいと考えております。はい。
神奈川新聞:ありがとうございます。
市職員:日経新聞。
日経新聞:日経新聞の◎◎と申します。データサイエンスの専門家の方でいらっしゃるということですけれども、これまでのどのような経験をどう、たとえばコロナ対策などに生かしていくんでしょうか。
山中市長:はい、ありがとうございます。データを分析する。解析するっていうといころがデータサイエンスというふうによく思われるんですが、もちろんそれもデータサイエンスの一部ではあると思うんですが。やはりですね、問題を解決するために、どういうデータが必要なのか。そういったところからの整理から初めて行く。こういったことが必要だと思います。例えば、コロナのコンテクストですと、たとえば区ごとにですね、どういう状態になっているのかとか、そういったことに関して、データはあるのかもしれないですけれども。具体的にオープンデータとして、あるいは使えるような形で、データとして整備されていないところもあると思うんですよね。あるいは可視化、見える化ですよね。そういった見える化も十分にすることによって、やはり数字の羅列だけではわからないことも可視化をすることによって見えてくるということもありますから、そういったことをですね、積極的に行ってまいりたいと考えております。はい。
日経新聞:そうしますと、こうした分析は専門の部隊がやることであって、市長がされることは、意思決定なんじゃないかという疑問もあるんですが。そういったデータ分析の部署を作るとか、そういった体制面の何か計画はあるんでしょうか。
山中市長:ありがとうございます。職員の意識を、そういうところの醸成というのはまず必要かと思います。あのー、そういったですね、データサイエンスといっても、結構広いですので、やはり専門性が必要な部分と、ゼネラリストとしてやっていく部分と、まあ、わかれるところもあると思うんですよね。そういったところに関しては、うまく役割分担をしながら進めていきたいと考えています。はい。
日経新聞:重ねてで恐縮ですが、そうしますと今の市役所の枠組みの中で実施されていく、そういうことですか。
山中市長:まあ、そこに関しては検討してまいります。今後長期的なですね、データサイエンス、まあデータ活用の体制に関してどのように進めていくかに関しては、適切な体制を検討してまいりたいと考えています。
市職員:時事通信。
時事通信:時事通信◎◎と申します。よろしくお願いいたします。IRについてなんですけれども、9月の最初にもう既に事業者選定委員会というのが開かれる予定になっています。これについてどのように対応されるおつもりでしょうか。
山中市長:はい。あのー、その事業者選定、開催予定の事業者選定委員会については、中止というふうに考えております。
市職員:朝日新聞。
朝日新聞:朝日新聞のマツザワと申します。よろしくお願いします。今朝方登庁してからですね、いろんな関係各所の方にご挨拶されていたかと思うんですが、その中でも市会の各会派の皆さんにご挨拶で回られたと思います。少数与党の市長として、今後、市議会の多数派は自民党と公明党になると思いますが、どのように市政を舵取りされていくのか。先程のちょっと質問にかぶるところもあるんですが、改めて教えていただいてよろしいでしょうか。
山中市長:はい。ありがとうございます。市会の各会派の先生方、議員の方々とも面会し、ご挨拶させていただきました。その中で、ゴールは共通であると。すなわち、横浜市を魅力的にし、かつ、横浜市が住んでよかったと思える街づくりをする。企業からも選ばれる街となる。そういったゴールは共通ですので、その共通のゴールに向かって、どう進めていくのか。そこに関してはいろいろな考えもございますので、ぜひですね、あのー、対話を進めていくということが必要な作業ではないかと考えてます。はい。
朝日新聞:はい。ありがとうございます。
市職員:朝日新聞。
朝日新聞:朝日新聞の武井と申します。あの、市長はあの、選挙戦中に3つのゼロとかですね、中学校給食の全員給食なども訴えてらっしゃったと思うんですけれども、そのあたりの、財源が必要だというふうに言われている政策ですけれども、そのあたりをどのような段取りで進めていかれるお考えでしょうか。
山中市長:はい。やはり財源論のお話になると思いますので、えー、関係部署とですね、当局の方と十分に検討、連携をしながら、スケジュールの方をですね、作っていきたいと考えております。はい。
朝日新聞:その具体的な、そのスケジュールでもいいんですけども、目処みたいなものはいつ頃までにというのはあるんでしょうか。
山中市長:あ、すいません、まだ登庁初日でございますので、今後検討して参りたいと思います。はい。
市職員:共同通信。
共同通信:共同通信です。先程の質問にあった選定委員会なんですけれども、中止と考えているというのがご回答だったと思うんですけれども。えーと、今後の、先程のスケジュールになってしまうんですけれども。宣言ですとか、選定委員会の中止というのはどういう順番でやられていくと考えられますか。
山中市長:その点に関しても、関係部署と検討して早期にですね、中止に向けたスケジュールを作ってまいりたいと考えます。はい。
共同通信:少なくとも選定委員会に関しては今後、開かないという?
山中市長:はい。
共同通信:わかりました。
市職員:それではどうぞ。
フランス10:フランス10の及川と申します。4つ質問があります。まあ、わけた方がいいのか、まあ、4つまず申し上げます。一つ目が、「旧市庁舎7700万円の売却」。これについてどうお考えか。もう一つ目が、「中学校の給食」いわゆる「ハマ弁」。冷たい給食を15分間で食べる。この問題についてどう思うか。三つ目が、花博の実施はどうするのか。四つ目が、上瀬谷地区に東京ドーム51個分の空き地が、跡地がありますが、それをどうするか、以上4点お願いします。
山中市長:はい。ありがとうございます。まず、旧市庁舎の売却の点なんですが、こちらに関しても、経緯の方をですね、調査、知りたいと思っておりますので、今後、事実関係の把握に努めたいと考えております。はい。中学校給食のハマ弁ですかね。
フランス10:はい。
山中市長:ハマ弁に関しては、選挙期間中も、やはりゴールはですね、目標は、中学生の方々が、「この給食はおいしい」と思えるものを提供すること。で、そこで冷たくて美味しくない。まあそういったことであれば、目標を満たせませんので、しかるべき対策を取っていくべきだろうというふうに考えております。はい。で、花博の件と上瀬谷の跡地利用の件に関しましては、こちらに関しては当局と相談しながら、より良い案を、市民の皆様からも理解が得られる案をですね、速やかに検討を開始するように、すみやかに検討開始してまいります。
フランス10:ありがとうございます。
市職員:えーと、後ろのグレーのジャケットの方。
フリーランス畠山:私ですか。すいません、フリーランスの畠山と申します。いくつかおうかがいしたいんですけれども、まず、選挙公報とか、ビラにですね、「コロナの専門家」という記載をされていたかと思うんですけれども、山中さんご自身はコロナの専門家ということでよろしいのでしょうか。
山中市長:はい。ありがとうございます。データサイエンスの手法を用いて、コロナ領域で貢献してまいりました。はい。
フリーランス畠山:その点で補足なんですけれども、あの中和抗体に関する研究以外に、新型コロナに関する研究に関わったことがあれば、教えていただければと思います。
山中市長:はい。ありがとうございます。治療効果、お薬の治療効果、コロナに感染した方に、様々な治療がございますけれども、その治療のことに関する検討や、あるいは抗原検査の検査性能の検討とか、まあ、そういったことを行ってきて、行ってまいりました。
フリーランス畠山:なるほど。わかりました。もう一点。あの、市長選に一度出馬をされると表明をされて、その後、取りやめた弁護士の郷原さん、郷原信郎さんなんですけれども、山中さんご自身も『選挙ドットコム』というサイトでブログを開設されてると思いますが、その郷原さんが選挙ドットコムのブログで、山中さんの経歴の問題、それからパワハラの疑惑、それから強要未遂の問題などを取り上げてですね、あの山中さんご自身が市長としてふさわしくないのではないかという疑義呈されておりますけれども、これに対して選挙戦を通じて、山中さんの方から反論が全くなかったんですけれども、これはなぜなのかということを教えていただければと思います。
山中市長:はい。ありがとうございます。選挙に出るということについては、本当にいろいろなことを書かれるんだなというふうに正直なところ思いました。あの、まあ、市民の方にですね、しっかりと自分の取り組みを理解してもらう。その努力がもっとも重要なのではないかと思っております。はい。
フリーランス畠山:追加でごめんなさい。郷原さんがインターネットで山中さんのものとされる音声を公開されておりますけれども、山中さんご自身はこれをお聞きになりましたでしょうか。
山中:あのー、存在は聞いているんですが、内容に関しては、全部はちょっと。途中までは聞いたんですけれども、全部はまだ聞いてません。はい。
フリーランス畠山:音声の声は山中さんご自身のものということでよろしいんですか。
山中:はい。そうです。そうです。はい。
フリーランス畠山:なるほど。わかりました。はい、ありがとうございます。
市職員:NHK。
NHK:たびたび申し訳ありません。NHKのアリヨシです。また先ほどのご回答の中で、花博と上瀬谷の件に関しては、当局と相談しながらより良い案を速やかに検討を開始するとおっしゃったんですけれども、その、花博に関して、もう一度見直すことがあり得るというお答えでよろしいんでしょうか。
山中市長:いや、その点に関しても、検討してですね、検討いたします。まあ、花博に関しては、これまでどういう議論がなされてきたのかっていうのは、重々承知しておりますので、あのー、今この場でどうこう申し上げることはないんですけれども。あの、しっかりと当局と連携してまいりたいと考えています。はい。
NHK:開催しないこともありうるっていう意味なのか、そうじゃないのかという点だけちょっと教えていただけたら。
山中市長:検討してまいります。はい。
市職員:後ろの方。
サキシル:あ、私? サキシルというウェブニュースの西谷と申します。山中さんの経歴についてまたうかがいたいんですけれども。山中さん、2002年から2004年まで、アメリカの国立衛生研究所というところでリサーチフェローをされていたということなんですが、これは事実なのかどうか。ということと、あと、これまでの、95年に早稲田大学を卒業してからのご経歴について簡単にホームページに出てるんですけど、何年何月ってところまで書いてなかったので。これまでのご経歴を簡単に教えていただけますでしょうか。
山中市長:はい。ありがとうございます。まず、ナショナル・インスティテュート・オブ・ヘルス、NIHで研究員をやっていたことに関して、詐称はございません。
サキシル:リサーチフェローという肩書きでよろしいですか。
山中市長:研究員を表す一般的な用語として、リサーチフェローという言葉を使ったことはございます。ただ、リサーチフェローに関しても、様々ですね、定義がございます。さまざまというか、あの、機関ごとに、定義が違う場合もあるんですが、研究員を表す用語として、リサーチフェローと使っております。はい。
サキシル:じゃあ、リサーチフェローであったということは事実だってことで?
山中市長:研究員であったことに関しては詐称はございません。
サキシル:リサーチフェローだったんですか。
山中市長:研究員を表す一般的な用語としてリサーチフェローという言葉を使ったことはございます。はい。
サキシル:なるほど。
山中市長:フェロー、まあ、あるいフェローという言葉を使ったこともございます。
サキシル:この研究所のホームページを見ると、博士課程の学位を持っている者にリサーチフェローという肩書きが与えられるということなんですが。では山中さんはこの2002年の段階で博士課程の学位を持っていた、ということになりますか。
山中市長:博士号を取得したのは2003年です。
サキシル:そうなると、2002年に「リサーチフェロー」の肩書きを持っていたということと矛盾が生じて……。
山中市長:研究員を示す用語として、広くリサーチフェローを、研究員と訳すること、あ、研究員とリサーチフェローを同義に使うこともございますし、あるいは研究員とフェローっていうのを同義に使うこともありますし。そこは言葉の問題なのではないかと。使い方なのではないかと思いますし。繰り返しになって申し訳ありませんが、NIHで研究員として、きちんと研究活動をしていたということに関して、詐称はございません。
サキシル:わかりました。
市職員:どうぞ。
フリーランス横田一:フリーランスの横田一ですけれども、今発売中の『週刊文春』の、カジノ業者から違法接待と、いうタイトルで、平原副市長の疑惑の記事が出ていますが、それの受け止めと、抗議、平原副市長が抗議を出して撤回要請してるんですが、山中市政になって、再調査をするのかどうか、についておうかがいしたいんですけど。
山中市長:はい、ありがとうございます。文春の報道に関してなんですが、そちらに関してもですね、それに関してですね。前の市政の市長の時代のことですので、まず本人に、事実関係を確認するようにいたします。はい。
フリーランス横田:で、あの、影の市長とも呼ばれている菅総理の息のかかった幹部職員が多いという指摘もあるんですが、そういう菅支配市政に対する問題意識と取り組みの意気込みをおうかがいしたいんですけれども。
山中市長:特にお答えすることはございません。あの、あれですか。平原副市長には、何か、インタビューとかされたんですか。
フリーランス横田:いや、抗議文を出したというところまでです。
山中市長:もしされていたら、ご本人がどう言っていたか教えてほしいと思いまして。すいません、私もまだ、先ほど、ご挨拶だけさせていただいたんですけれども。あの、それ以上に話していませんので。
フリーランス横田:問題は菅総理にですね、1000万円の献金要請をしたと。カジノ業者から接待を受けて
転勤要請をしたと、カジノ業者から接待を受けてですね。これは見逃せない由々しき問題ではないかと。いうことで、菅さんの直系とも言われてるんで。そういう菅さんの支配がですね、横浜市政に影響を与えていたんじゃないかと。その意味も込めて、徹底検証、調査されるのかについて聞いているんですよ。
山中市長:まず、ご本人にですね、その、この、中身と、あの、報道の中身、週刊誌報道の中身と、抗議文の中身に関して、確認をすることから始めたいと思います。はい。
フリーランス横田:あと、あの、オペラ劇場はもう見直し中止ということでいいのかということと、あと、定例会見で、今日のような、フリー、質問可能な態度を続けられるのか。2点最後におうかがいしたいんですけれども。
山中市長:えーと、あの、オペラ座劇場に関しましては、この点に関しても関係当局と検討してまいります。手続きに関して、検討してまいりますが、オペラ座劇場の建設の中止に関しましては、私も選挙活動中から、見直しという、中止ということを申し上げておりましたので、その方向で調整してまいりたいと考えております。はい。
フリーランス横田:定例会見で。
山中市長:定例会見に関しての出席の方々に関しては、ここ、いろいろなこれまでの経緯とかをもうちょっとお聞きした上で、検討してまいりたいと思います。
フリーランス横田:出席は今できるんですけれども、質問はできなかったんで、質問できるかどうか。あの、推薦した立民の前身の民主党政権時代は、フリーも参加できる、質問できるスタイルが当たり前だったんですけど。その辺含めてどうお考えなのか。
山中市長:検討します。ありがとうございます。
市職員:すいません、あの、この後、えー、予定がございますので、本日はこれで終了したいと思います。定例会見。終了いたします。
フリーランス畠山:すいません、聞き忘れがあったんですけど、郷原さんに反論などはされるんでしょうか。
山中市長:えーと、今ですね……。
市職員:すいません、ちょっと次のスケジュールがありますので、申し訳ございません。これを持ちまして会見の方を終了させていただきます。
週刊フラッシュ:すいません、週刊フラッシュなんですけれども、今もですね、ホームページ上に「憶測を元にした事実無根の記事」というふうに反論を書かれていますけれども、具体的な反論をいただいていないと思うんですけれども、ここでお話しいただけませんでしょうか。
市職員:それにつきましても……。
山中市長:フラッシュですか? あ、フラッシュに関しては、あの、こちらの見解に関しては、ホームページ等を通じて、公表させていただいたかと。
フラッシュ:具体的な内容が入っていなかったと思うんですけれども、具体的なご反論があればぜひともと思っております。
山中市長:あの、まあ、ホームページに記載してございますとおりです。
サキシル:事実無根ということなんですけれど、事実無根であれば。何か訴訟を起こすとかそういう予定はありますか?
市職員と山中市長、退場。
フリーランス記者:今日フリーランスが質問できているんですが、皆さん新しい市政を知りたいと思ってると思うんですが、厳しくすることはありますか。
(山中市長、記者たちに一礼して会見場を退出)
以上

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畠山理仁

次の取材につなげたいと思います。よろしくお願いいたします。

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はたけやまみちよし。フリーランスライター。第15回開高健ノンフィクション賞受賞作『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』(集英社)著者。他に『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)、『領土問題、私はこう考える!』(集英社)など。興味テーマは選挙と政治家。