Suncatcher (24 Mar. 2017 : Gallery NU-VU) 1 ハテ 2017年3月27日 23:05 『Suncatcher』は芸大生だった頃、いっしょに音楽を学んでいた仲間(美声の持ち主だった)に当て書きした歌です。できたばかりのデモを大好きな大友良英さんに聴いて頂いた思い出の曲。ICレコーダーで録ったひどい録音で、ピアノの調律もおかしかった。「ピアノ狂ってんなあ!」と仰いました。でも、歌を認めてくれました。今もそのことを思い出すと涙が出るし、「歌っていっていいんだ…」って思えるんです。あの時頂いた、音楽をしていく上で「『お化粧しないこと』が大事」との言葉を今もよく思い返しています。-----------------------------------------------------------------------『Suncatcher』作詞・作曲:辰巳央恵朝のガラスは炎のように光る夜のガラスは深い湖のよう眠い目のすみできらめいたプリズムの虹色ポケットにつめて 家を出る東に向かい 走り出す僕らの正義はいつだって乾いた笑みにかき消されてしまうざわめきの中へ消えてゆく光をこの手でつかまえたいんだ朝露浴びたクローバー踏みしめて夜の答をまた白紙に戻すんだ「音楽は僕を愛してる」 ひとり歌う声は大和川沿いの風を切るバイクの音にまぎれてく木の葉の騒ぐ声に 心乱されるばかりでやわらかなものに斬りつける痛みを重ねて 進めないまま痛みを抱えて 歩き続ける僕らの正義はいつだって向かい風の中に射る矢のようであらわれてはすぐ消えてゆく光をとどめて送りたいんだ光をとどめて 送りたいんだ 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート