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キリノカのスタート。

僕の弟が生まれつき入院していたことと、母子家庭で育ったという経験が
KILINOKA (キリノカ)の原点です。

母やご家族、団体の方と話をさせていただくと、皆がさまざまな課題に対して誠実に行動しているということがいろいろな人に会えば会うほどひしひしと伝わってきました。

そこから学んだことの大切さをこのまま自分の中だけにとどめてはいけないと感じました。

物語サポートマガジンとして丁寧に、もっと多くのご家族、医療福祉関係者、学生、障害なんて自分には関係ないと思っている人や行政にまでお届けしていきたいです。

綺麗事なしで、今すぐ結果が出なくてもいいんです。読まれなくてもいいんです。
もちろん今すぐに多くの方に重症心身障害児者・肢体不自由児者・医療的ケア児者のことを知ってほしいと思ってます。

丁寧にご家族の物語を発信し、何年後かにNICUに関わるご家族やコメディカル、学生のバイブル的存在にできるよう取り組んでいます。

時代によって治療方法や療育方法、社会の目は異なり、重症心身障害児者・肢体不自由児者・医療的ケア児者のご家族が起業したり、徐々に社会に浸透している空気だと感じますが、まだそうではないご家族もたくさんいます。

自ら行動し、活動や起業している方々はとても素晴らしいと心の底から思います。また勉強になります。

それによって社会の目にもとまりメディアにも取り上げられ、浸透しやすいとてもいい流れだと感じている一方で、

KILINOKAはそうではない、ご家族にもアプローチし、2,3度お会いし、信頼関係を築き、インタビュー依頼をするということを軸としています。  

効率が悪いと思われますが、それは表面的な内容ではなく、本質的な内容をお届けしたいからそのようなスタンスを取っています。  

インタビューの中には夫婦関係の内容も出てきますし、医療ミス、裁判などの内容も出てきます。

そして、僕たちは、障害の子どもを産んでからのことだけではなく、お母さんやお父さんが親になる前の子どもの頃どう育ったか?好きなものは何か?出会った頃の思い出は?プロポーズは?などの物語も大事にしているからです。

たくさんの方にKILINOKAが認知され、障害に対しての世の中の新しい価値観をつくれるよう、新しい命が生まれるようなコンテンツを発信し続けるには、医療、福祉関係者だけでなく、色々な立場、業種のみなさまの力が必要です。

僕ひとりの力だけでは起こせないインパクトを世の中に発信できる新しい価値観になると思います。

一緒に新しい価値観をつくりましょう。