要領いいおもしろ兄さん

社会人として働くようになった頃に出逢った友達の話。

友達といっても2つほど年上で、芸人なら兄さんってところでしょうか。

もう20数年来の付き合いではあるが、5年ほどは会ってない、半年ほど前に久々電話したくらいで、あまりにも久しいんで気がつけば1時間くらい喋ってた。

今どき、恋人同士でもこんだけ長電話せんやろくらい、めちゃくちゃ話盛り上がったんです。

この兄さん、ある意味僕の人生観を大きく変えた人物かもしれません。

生粋の大阪人、とにかく器用で要領がいい、口から先に産まれたんちゃう?くらい喋りが達者で、いつだって何処だって兄さんのペースになって、当時は田舎出で遠慮がちだった僕でさえ虜になってしまいました。

一番教わったのは要領かも。

流石に喋りは会得できんけど、仕事もプライベートも要領よく生きることを教えてもらったような気がする。

それまでは、一から十まで順を追ってやらないといけないような感覚だったけど、自分なりの工夫と段取りを変えるだけで、ある程度のことが効率良く回るということを体感させてもらいました。

とにかくいろんな場所に付いていった、一時期は寝食も遊びも仕事も、四六時中一緒に行動してたこともあって、今となっては懐かしい思い出ですけど。

あのおもしろ兄さんも、今では孫をもつ爺ちゃんになって、その孫と週末に近所の公園行くのが楽しいって言ってた。

昔は遊びまくってた兄さんですけど、人って年齢重ねると丸くなっちゃうんですね～