女優・芳根京子に(間接的に)命を救われた話
昨年10月の夜7時。
うつろな目をした僕は、つり革にぶら下がるようにしてJR東海道線に揺られていた。ガタガタと響く走行音がやけに遠くに聞こえる。
この日、僕は会社でやらかした。といっても仕事でミスをしたのではない。
「はぁ〜、もうこんなのありえな〜い。」
と声に出してしまったのだ。
思い描いていたのと違う会社でのキャリア、そんな会社を選んでしまった自分、見つからない今以上の転職先… 悩む日々に心を蝕まれていた。当時SNSで悪質な嫌がらせや誹謗中傷を受けていたことも手伝って