桃太郎@バリラジ編

昔、RMPとストロングが経営する、芝刈りと洗濯の出張サービスの会社があった。

RMPは芝刈りの出張サービスで山に行き、ストロングは、Erika109から注文を受けたカクテルドレスの洗濯をしに、川へ行った。ストロングがErika109のドレスを洗いながらErika109のモノマネを練習して、「バ、リ、ラ、ジ」とつぶやいていると、川上から大きなあんこが「よくばり!よくばり!」という音をたてながら流れてきた。

ストロングが

「あんこっていえばさ、そもそも名古屋じゃね?」

と言いながら、その大きなあんこを拾って自社ビルに持ち帰り、包丁で割ってみると、中から元気なきのちゃんが

「そりゃええねぇ。そりゃあええねぇ。」

と言いながら出てきた。RMPとストロングは、きのちゃんを自社ビルで大切に育てた。

きのちゃんは3年間、食べては眠り、眠っては食べて、一切働くことはなく、良いこともひとつもしなかったが、3年経ったある日、突然鬼を退治しに行くことを決心し、RMPとストロングに挨拶をして出発した。

途中で出会ったサクラジマシュオンという珍しいブタと、はしばしという美しいキジと、だうんという口笛の得意なサルを家来に連れて行き、鬼ヶ島でいちばん目立っていた鬼の中の大ボスである、午前の黄昏を倒し、見事な金銀財宝を手に入れて帰ってきた。

そして、村の長老のやーまん様に、宝物を持っていくと、やーまん様は、どんなにしゃべっても噛まないでいられる魔法の不織布マスクを一生分くださったので、きのちゃんは、死ぬまで、噛むことはなく、楽しくラジオ配信を続けたとさ。

めでたし、めでたし。

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