シュオンデレラ

サクラジマシュオンデレラは、優しい娘だったが、継母の午前の黄昏にまるで召使いのように扱われていた。だうんお姉さんとやーまんお姉さんにもいじめられていた。

ある時、この国の王家では、ストロング王子のお妃選びのため舞踏会が開かれ、
だうんお姉さんとやーまんお姉さんはきれいに着飾って出かけていった。
留守の間、家中の掃除や片づけを命じられたシュオンデレラの前に、魔女のErika109がセフテンバーを歌いながら現れた。
魔女のErika109は魔法を使い、
美しいガラスの靴と美しいドレスを着せてシュオンデレラをを舞踏会へ連れていった。
そして夜の9時、バリラジのキャストがアップされる時間に合わせて魔法がとけてしまうので、それまでに帰ってくるように忠告したのであった。

シュオンデレラが舞踏会に到着すると、あまりの美しさにストロング王子もシュオンデレラの虜になり、ストロング王子からダンスに誘われ、シュオンデレラは夢のような時間を楽しんだ。
気がついた時には約束のよる9時が迫っており、シュオンデレラは大急ぎで帰っていった。そして、シュオンデレラがはいていたガラスの靴が片一方だけが残されていた。そこで、家来のRMPがガラスの靴にぴったり足が入る女性を探し始めた。

町中の女性が我こそはと言って現れた。
そしてガラスの靴がピッタリと合うかどうかのテストが始まった。

「お名前は?」
「あんこです」
「では合わせてみてください。」
「っていうか、これって本当に靴ですか?」
「あっすみません、これはフライパンでした」
「あなたが噂の段取りが悪いRMPさんですか」
「あはは、面目ない」
RMPがあわててフライパンを片付けてガラスの靴を出したが、それはあんこの足には合わなかった。

「次のかたどうぞ」
「あのー、きのちゃんです。」
「では合わせてみてください。」
「あらー、足は合わんようやけど、ほら、ここのカカトのところに私のひじを入れたらぴったりなんじゃけど、どんなもんでしょうかねぇ。」
「すみません、帰ってください。」

「次のかたどうぞ」
「私は、エリザベスだうんです」
「エリザベス?ちょっと住民票にないですねその名前」
「だうんだけじゃ地味だから名前を足してみました」
「そういう余計なことしなくていいんですよ、いいから合わせてみてください」
「うーん、犬用の靴じゃないから合わないわ」
「もう帰ってください」

「ナスターシャやーまんです」
「あなたの名前も住民票にありませんね」
「あーそうですよねー。っていうか、名前もより華やかに盛っていく感じがトレンドじゃないんですか?はい、バリラジバリラジ!」
「もうしゃべらなくていいので靴を合わせてみてください」
「あー、これってー 靴が足に合わせてくれるんじゃなくて、足から靴に合わせていく感じですか、ちょっと頑張るんでチャンスもらえませんか?」
「もう少し静かにできませんか。余計なこと言ってないで帰ってください。」

「次のかたどうぞ」
「はい、はしばしです」
「ちょっと年齢が合いませんけど、あなた舞踏会に来たんですか?」
「はい、行ったことは行ったんですけどね。アコーディオン演奏の係で。」
「話になりません。帰ってください。」

「次のかたどうぞ」
「あっどうもどうも!午前の黄昏ですー」
「あなたも年齢が合いませんよ」
「はい、娘たちがガラスの靴が合わないって言ってたので、母親の私が合わせに来たんです。」
「あのね、本筋から違うんですよ、あなたは通用口から帰ってください。」

誰もが無理やりガラスの靴をはこうとしたのですが全く合わないのであった。
そこへシュオンデレラがやってきて、「私にも試させてください」と願い出た。
そしてガラスの靴をはいてみると、靴はまるでシュオンデレラのために仕立てたかのようにぴったりであった。

こうして、ストロング王子とシュオンデレラは結婚し幸せに暮らしたのであった。

オッケー、バリラジ!

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