第一、結界を見つけて乗り込むこと自体、並の人間には難しい。 最終的には魔法少女に頼るしか無いものの、そうなるまで最低数年がかりの遠回りを演じ、警察官や自衛官（各国の兵士）にかなりの死者が出たにもかかわらず掃討に成果を上げられないと気付いた段階でようやく再び魔法少女に頼ることになる

暁美ほむら は5.56ｍｍ機銃の1連射と手榴弾で魔女を倒していたし、美樹さやかが変貌した魔女〈オクタヴィア〉は ほむら特製のパイプ爆弾数個で撃破できたものの、

魔女を狩ってグリーフシードを回収するのは警察や自衛隊（海外の場合は軍もしくは準軍事組織）の仕事になるかもしれない。といっても、普通の人に認識できるのか？そもそも魔力を宿してない通常兵器が効くのかが怪しい。 近代兵器の物理的な破壊力を考慮すればワンチャン在りな気もするけれど。

魔法少女たちの〈事情〉や魔女の誕生の経緯を知らされればなおさら隔離収容若しくは政府の監視下に置かれること間違いなし。

実際、あの（マギアレコード）世界で魔法少女の存在が公になればどうなるだろう？ やっぱり、児童福祉の観点から見ても「未成年を戦わせたらダメだろう」となるから当然、魔法少女の活動は禁止になるわな。

しかし、その後魔法少女の存在が様々な社会問題となり当時最年少だった魔法少女が自宅に変身アイテムを置き忘れて下校中の所をファンにわいせつ目的で誘拐された末に殺された事件をきっかけに、魔法少女に変身することや魔法と使うことが法律で禁止になった。

ネオマギウスの最終目的である『魔法少女の偉大さを世界に知らしめる」という目的が完遂されたとして、果たしてそれが魔法少女にとって幸福な世界だろうか？伊藤ヒロの『魔法少女禁止法』もしくは元ネタになった『ウォッチメン』のような世界になる予感しかしない。