ネオ・マギウスがミラーズを捜索していた時に発見したらしく、その後扱いに困って水徳寺に放置(デカい段ボールの中に正座して、額に「拾ってくださいbyひめな」と張り紙されていた)されていたのをたまたまトイレに起きた静香に発見される。
驚きのあまり黙り込んだ いろは を置いて静香は久兵衛と腕を組むと歩き出した。 「行きましょう、久兵衛様。今日はその.......河川敷まで行きませんか?」 何気ない会話だが、初々しい。デートのつもりらしい。
「危なくないですか?それ」 「元々、久兵衛様には邪気も悪意もないし、それに......」 「それに.......」 「なかなかいい男でしょ?」 「!!......っ」 言葉もない いろは 。彼女からまさかこんな言葉がでるとは思わなかった。
いろは と静香が会話する最中、久兵衛は見下ろす形で、一方のモキュは見上げるようにしてお互いに視線を合わせた。お互いに何も言わないが何やら競い合うような目。もしかすると、お互いをマスコットの座を争う好敵手と見たのかもしれない。
「小さい久兵衛様だっているんだから、人間の姿をした久兵衛様がいたっていいでしょう」 「本当にキュゥべぇ何ですか?それ......」 「何を言うの いろはさん?どう見ったってこの白髪と牛乳みたいな肌、紅い目、そしてこの尻尾と耳。どう見たって久兵衛様じゃない」
と、そこへ 「子供の久兵衛様に手を焼くなんて、未熟ね、いろは さん」 声の主――静香に気づく いろは そしてその隣にいる青年の方に目が行く。 「静香さん......て、誰ですか!?その人!?」 「見ての通り、九兵衛様よ」 「ええっ!?どう見ても人間に見えますが!?」
その日の昼、小さいキュゥべぇ(以下『モキュ』)と散歩に出ていた いろは。たまたま入った路地で、モキュが狭いところに入って困っていた。 「モキュー、出てきてー!」 呼びかけて数十分。ようやく出て来たモキュに安堵するいろは。
外見的な特徴――白髪/アルビノ肌/紅の瞳+あの尻尾&耳――から久兵衛様の同族と判断。翌朝、自然な顔で静香と一緒に朝食を配膳し、彼女の隣に座ってお味噌汁をすすっていたので巫たちを面食らわせた。
あたらしい久兵衛様(QB擬人化)を考えていた。 銀魂のパロディでエリザベスのポジションになるキャラとして考案。 いつも静香と一緒にいて、死線を共にする。基本無口で会話にはテレパシーを使うものの、最低限のことしか言わない。 静香は彼のことが気に入っており、よく連れ歩いている