2ミリの世界

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薄雲ににじむ朝日 朝露を背負い光る蜘蛛の巣彼方迄 たたずみ聞き耳をたてるも野鳥の鳴く声さえ聞こえぬ静寂に 小さき無数の命 蜘蛛の糸を辿り見付けた蜘蛛2ミリ程 揺れる我が糸に食べ物が来たと思ったか 我が指にピトッ獲物ではないと理解したか 美しく垂直に下降2ミリではもう見えない