ラッコさんは、 ただプカプカと空を眺めた。 あの星から 虹色のほうき星が ハートのマークを残して消えていく。 『あの星は、頑張って進んでいくんだ。 いろんな想いに支えられて。』 胸の手鏡をキラリと光らせ、 合図を送った。 『行ってらっしゃい。ここで待ってるね。』