下積みを経て花開いた演歌歌手はアイドルだった。五木も森進一もそして細川もそうである。「心のこり」は女目線でよりを戻そうとしておばかさんね、なのだが歌う人はカッコ良い人であった。石川さゆりも同様で上野発の夜行列車降りたら青森駅は雪、と実に情景が浮かぶ。昭和遥か也でも歌は色褪せない。