人類を変えた素晴らしき10の材料

3Dプリンターで臓器をつくる未来 僕らの学習帳 vol.031

3Dプリンターで臓器をつくる未来 僕らの学習帳 vol.031

この本の最後の話であるこの章では、人間の外の世界にある材料ではなく、人間の内側に入る材料について話をしたいと思います。 僕らの体はたくさんの細胞と臓器でできています。(もちろんそのほかにも骨や神経や筋肉など色々なもので)そして基本的にこれらの臓器は、替えが効かないものだと考えられています。 皮膚や骨や筋肉など、再生するものもありますが、たとえば、肝臓や腎臓、そのほかの臓器に問題が発生したときには、それを交換するすべは現状ほとんどありません。臓器ドナーに頼る以外は。 ただ

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ヨーロッパがどうしても盗みたかった磁器 僕らの学習帳 vol.030

ヨーロッパがどうしても盗みたかった磁器 僕らの学習帳 vol.030

西洋ではガラスの文化が発展して、その一方で東洋では磁器の文化が発展していったことを書きました。ここでは、その磁器についてお話ししていきます。 ちなみに、どれくらい磁器が東洋のものと認識されているかというと、「China」という英単語に、磁器という意味があり、イギリスで作れるようになった時の磁器を「Bone China」と呼ぶほどに、磁器と中国とは関連の強いものだと考えられていました。 そもそも、白くて滑らかな磁器が最初に作られたのが、中国でした。それまでの陶磁器は、泥を高

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宇宙エレベーター、実現の鍵は炭素 僕らの学習帳 vol.029

宇宙エレベーター、実現の鍵は炭素 僕らの学習帳 vol.029

宇宙エレベーターという未来構想の話、聞いたことありますか?赤道上にある地点とその真上の静止軌道上にある衛星とを結ぶ構造物のことを、宇宙エレベーターと言います。 この宇宙エレベーターが実現すると、宇宙船に乗らなくても、宇宙に行くことができるようになります。それはつまり、宇宙旅行が一気に大衆化することを意味しています。 もちろん、これはまだまだ構想段階であり、実現するかどうかもわかりませんが、そのために必要な材料はわかっています。 それは、36000キロメートルもの長さのケ

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近代科学の誕生は、ガラスのおかげ 僕らの学習帳 vol.028

近代科学の誕生は、ガラスのおかげ 僕らの学習帳 vol.028

ラパートの滴という特殊なガラスを知っていますか?形は、親指大くらいの涙のような形をしたガラスの粒です。この滴の頭の部分、涙でいうと下の丸みの部分は、とてつもなく硬いものです。 どれくらい硬いかというと、金槌で叩いても砕けませんし、ものによっては銃弾でも壊れないほどです。 しかし、その一方で、滴の尻尾の部分、涙でいうと上の方の細長い方は、とてももろく、少しでも傷つけると、滴全体が砕け散ります。 このとてつもなく強化された状態を強化ガラスに応用し、その一方で粉々に砕けやすい

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映画を生んだのは、プラスチック? 僕らの学習帳 vol.027

映画を生んだのは、プラスチック? 僕らの学習帳 vol.027

映画ができるためには、写真が普及する必要がありました。そして写真が普及するためには、写真のフィルムが誕生する必要がありました。 そして、この写真フィルムを実現させた素材がプラスチックだったのです。 当時、つまり写真フィルムが誕生するまでの時代は、写真乾板はガラス製が一般的でした。ガラスの上に感光ゲルを塗ったものを使って写真撮影をしていたのです。 そうすると想像の通り、一枚一枚が分厚く重い、しかも割ってはいけないので扱いも慎重になる。そんな取り扱いの難しい存在でした。

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ゼリーは液体?それとも個体? 僕らの学習帳 vol.026

ゼリーは液体?それとも個体? 僕らの学習帳 vol.026

エアロゲルって素材を知らない人は、ぜひ一度検索をしてみてください。画像検索をすると、それが見たこともないものだとわかってもらえると思います。 この不可思議な物体は、サミュエル・キストラーという化学者によって作られたものです。そして、その生み出すきっかけとなっていたものは、ゼリー。 ぶどう味とか、りんご味とか、いろんな味のあるゼリーです。 あのゼリーという物体は、液体ではないことはわかるのだけれど、個体とも言い切れない柔らかさがあります。 そこで、キストラーは、こう考え

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チョコレートの甘い秘密 僕らの学習帳 vol.025

チョコレートの甘い秘密 僕らの学習帳 vol.025

僕らの舌はとても優秀です。苦味、甘味、塩味、酸味、そして、うま味を味蕾と呼ばれる、舌の上にある小さな器官で味わっている。 そのため、基本的に舌に問題がなければ味覚には問題がないはずなのだけれど、風邪で鼻が詰まっている場合、味覚をよく感じなくなってしまうことがよくある。 これは、鼻の嗅覚受容器が粘液で覆われてしまうからで、味わいのほとんどが嗅覚で体験されることを意味しています。 つまり、舌で味覚を刺激しながら、それと同時に香りを感じることによって、味わいを体験するというと

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自分でヒビを治す未来のコンクリート 僕らの学習帳 vol.024

自分でヒビを治す未来のコンクリート 僕らの学習帳 vol.024

コンクリート、特に鉄筋コンクリートと呼ばれるこの材料は、現代社会の至る所で使われています。というか、ほとんどの建物が鉄筋コンクリートで作られています。 それは、引っ張られても、押し縮められても、頑丈に形を維持することができる強さを持っていて、虫やカビや水の影響も受けにくく、優に100年は持つことができる。さらに、なんといっても安い。 このほとんど完璧すぎる特徴を持っている鉄筋コンクリートにも弱点は存在します。 それが、ヒビです。コンクリート上に小さなヒビができてしまうと

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本の発明が時代を変えた 僕らの学習帳 vol.023

本の発明が時代を変えた 僕らの学習帳 vol.023

みなさんが当たり前のように使っている携帯電話。そこに入っているアプリは、あなたが使いたいものを使いたい順番に使用できるのが当たり前です。 インストール順にしか呼び出せないアプリなんて不便で仕方ないです。さらに、電話帳だって、ラインの連絡先だって、自分の呼び出したい順にアクセスすることができます。 パソコンだって、その中のデータには好きな順でアクセスできる。そしてそれが当たり前のことになっています。 youtubeやネットフリックスなどの動画データだって、好きなところに一

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エクスカリバーがなぜ伝説になったのか 僕らの学習帳 vol.022

エクスカリバーがなぜ伝説になったのか 僕らの学習帳 vol.022

神話や小説、アニメやゲームの中でたびたび登場するエクスカリバー。伝説の剣とい呼ばれ、その硬度は他の剣を圧倒的に凌駕する。 そして、このエクスカリバーという武器を手にすることによって、国には平和と秩序が訪れて、念願の統一が果たされる。 そんな、魔法のような力を備えた剣が、エクスカリバーという名前で伝承されてきました。それもいくつものフィクションの中で。 このエクスカリバーという剣がなんだったのか。完全な想像の産物、小説家や昔の人たちが、平和を願って作り出したもの。魔力と同

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