はい握手。 星も人も、 この世界に 散りばめられた お互いを知らない 点々なのに 知り合って結ばれると お話ができていく。
するするするする、 すべるように連なる言葉が、 聞くもの全てを魅了していく。
この街 道幅が狭いでしょ だからすれ違う時 お互いを無視できんのよね。
知らない人は誰でも怖いよ。 嫌われるのが怖い。
"この田舎町の中で 普通であることを 私と一緒に苦しんでくれる 道づれが欲しいだけ。"
ほんのり滲む煙草の光は、 燃え尽きかけて燻るだけの花火みたいだ。 二度と火花を散らすことなどないだろう。 美しく、綺麗だなんて 誰も想わない。 ただ、 だらしなく ぐずぐずと残り火が灯っているだけ。
神様たちの星座物語みたいに、 つながる数だけ、 わたしたちの物語は広がっていく。
ただの点のつながりなのに、 人はそれを結び合わせて形を作り、 その形からお話を作った。
"つまらない自分の つまらない未来を 認める勇気のない人間が 夢とか 東京って言葉で 現実逃避しているだけなんよ。"
例えるなら飴玉で 「ありがとう」は 自分の飴玉を "どうぞ" ってあげるようなもの。 でも聞くって行為は 人の飴玉を "ちょーだい" って言う事。
"優しい痛み"は 頬を伝う涙を あっという間に 乾かす。