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Monstarの君へ

元気?

大丈夫?

あなたがとっても心配です。人生しんどかったよね。




アンサーソングということで愚直に「MonstarのYou=ICARUSのI」「MonstarのI=ICARUSのYou」で考えたら光と闇の死別愛悲劇ソングになってしまったのだけど、今日出るMVでわたしの解釈は尽く砕かれるような気がするので潰される前に文章に残します。シェイクスピア好きだから個人的にお気に入り思考だよ。

はじめに、わたしは両性具有による神格化の古考えが好きなので性別を示唆しないことで神格化が起きてると思っているのと、その神格化により重々しい感情が愚直な愛とも言えそうで二部作の価値観が好きです。

Monstarの君、簡単に説明すると好きな人間包み込むほどの闇属性に生まれ、最期は圧倒的な光(Monstarの自分)に向かい背後から溶けてく悲劇の何かすぎ。ここでMonstarの自分を太陽と表現するのは違う気がするので、死んでしまったからどこか遠く太陽の彼方にいる設定にします。でもMonstarの自分がMonstarの君を殺したと言っても過言ではない気がする。泣。



『Monstar』:Monstarの自分が消えゆくまでの話
『ICARUS』:その後のMonstarの君が消えゆく話

Monstarの自分=ICARUSの君
:光属性。白い月(闇)の下を走る。Will Be Monstar。
Monstarの君=ICARUSの自分
:闇属性。太陽(光)へと高く飛ぶ。Like a Butterfly。



Monstarは闇属性の君(の影)が(愛し合っているからこそ)自分の胸の奥に入ってくることに気づきつつそれを拒まない、静かに闇に包まれることを選んだ話できっと自分は君に同情していると思う。本当は暗い闇なんかに生まれたくなかった君に対して「call me 救い」とか言ってあげてるから助けたい気持ちが強かったんじゃないかな。闇から目覚めたら君をどこまでも連れて行くよって歌ってるのしんどい。眠る君は睡眠じゃなくて、闇に堕ちきっている君を指すとします。

これから想い合うはずの人間と視線があったことを「囚われた」って描いてるのすごい皮肉なのでは。


白い月〜俺を包み込む、の描写はパッと思い浮かぶそのままで、白い月明かりを頼りに遠くに(逃げるように)走っている気がする。けど逃げるも何も、闇は君の中にこそあってその闇を受け入れることしかできない自分なのかな。愚直人間なので歌詞通りここで長い眠りについてもらいましょう。最後の二人の時間。

眠りから覚めたのはきっと自分だけで、君はまだ眠っているんじゃないかな。どうしようもない闇を抱えた君を救うには自分がそれと同じくらい強い光になるしかなかったんだよね、切ないね。こうして君だけのために自分は消えていったと想定する。君だけの僕は。


Monstarになり、消えてしまった自分。と抱えた闇が昇華されたとも知らず長い眠りにつき続ける君。

Monstarの君、足をすくうtraumaも自分で壊すことができずただひたすら自分の闇を想い人にまで侵食させてしまい最終的には知らないうちに救われ大切な存在を失っている。あまりにも世知辛い人生を生きてる。



一人眠り続ける君はICUROSの自分に変わります。
(ここから君と自分チェンジ。ややこしいやつ。)

「繰り返し見える果てなく続く夢」はまだ眠っている時に見た夢だと解釈すると、ICUROSの君と過ごした時間のことなのかなって思った。これから知る事実も考慮すると二人で過ごした時間はまるで夢のようだったとも捉えることができると思う。切なすぎNight。

微かな声に眠らされた自分は闇を指すのか普通の睡眠を指すのか微妙ではあるけれど、一回君の声で(君といる中で)眠りについた長い時間だと考えましょう。そうすると「止まったような暗い時の中」は、白い月明かりの下のことだと言えると思う。

でも次の「No fake 目を覚ませ Always awake」は睡眠のことでなく闇を指すとします。都合がいいので。闇から覚めて直面する現実(=失った君)と夢の中で生き続ける君を彷徨いながら、追い求めていく自分?「君のもとへ」は死亡フラグというか死亡宣言だよ…


「I’m like a butterfly high」蝶、ギリシャでは愛するなくなった人の化身らしい。既にこの世を去った人が姿が変わっても愛していることを告げるために、蝶となって現れるらしい。そうなるとここで大事なのは“like”の表記なのでは。Monstarとは違うポイント。変わらない愛を示すために愛に象徴である蝶に例えているけれど、既にこの世をさっているのは君なので。

闇から目覚め、夢(君との時間)を追い求め太陽の彼方を目指す自分。ここは神話イカロスのような過信の気持ちではなく相手への想いで翼を失っていくので、ただただ切ない話になっている。「いつか消え去る夢だけど」は君との時間が長くはないことを知っていても愛する君の元へ姿を変えてでも会いにいくよという意思表示のようなものを感じる。Like a Butterfly.


翼が壊れても「I’m still on my way」は君に会いにいくことが自分の道の全てであるから。「no gravity」結構意味わからん。ここでこの世から去ったのかな。


「永遠なんて信じてないけど果てはきっと君だから」この歌詞個人的にとても好きだけど、悲劇二部作だと考えると果ては死でしかない。永遠ではない果ては終わりだと考えるしかない。完全に消え去ったのかな。

君がどこに問題ない、翼が燃え落ちても君の元へ、何度だって君に元へ、蝶(愛の象徴)を胸に抱えて。

この壮大な悲劇二部作の終わりの歌詞、「空の君へ」



Monstarの自分はMonstarの君のために消え去ったしICARUSの自分はICARUSの君に殺されたと言っても過言ではないなって思えてしまう。超しんどいですね。



既出設定全て無視して自分だけの悲劇二部作を勝手に考えてしまいました。ここまでの発言全て戯言です。

最後に、これはMonstarの君をあまりにも極端な位置付けしてしまう気もするけど「I’m like a Butterfly」なのほんとは空高く飛んですらいなく、ただの願いというか妄想だったらどうしようって思っちゃった。ギリシャの意味深を取り除いて考えると、闇属性の子が自分のことを蝶だと言っているのはあまりにも可哀想で漫画だったら滑稽だと笑う村人Cが出てきてしまうのだけど、Monstarの君は一体どんな人なんでしょう。



Monstarの君が、少しでも長い夢を見れますように。