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雨つぶ

たとえば自分は、雨の一粒のようなものだと思う。
とても小さくて、取るに足らないようなもの。

でもその一粒一粒が集まって「雨」を創っている。

「一粒」がなければ、「雨」はできない。

そしてその「一粒」である私の身体は、私一人が生み出したものではない。
母と父が育ててくださったもの。
おじいちゃんとおばあちゃんが、ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが、ご先祖様方が繋いできてくださったもの。

私の身体でさえ、私一人のものではないのだ。

例えどんなにお金を持っていても、どんなに華々しい功績を残そうとも、それでも私自身は何者でもないのだ。
誰かと誰かの”つながり”で生かされている 小さな存在にすぎない。

だから、気を付けよう。
驕らないように。
偉ぶらないように。
毎日を、「当たり前」だと思わないように。

そしてできる限り「善い」ことを選ぼう。
明るい挨拶をしよう。
人には温かいメッセージを送ろう。
「当たり前」だと思っていることにしっかりと御礼を言おう。

私の些細な選択が、誰かとつながっているのだから。
私が発した言葉たちが、社会のはじっこを創っているのだから。

雨の一粒のような小さな存在でも、間違いなく自分は社会の一部で、社会に影響を及ぼしている存在なのだということを、できる限り…忘れたくない。

今日、何を選ぼう?