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言葉のバリって知ってますか?

何年か前に東京から講師を呼んで「コミュニケーション能力を高める」研修を開催したことがある。参加者は私と同僚達だ。

研修の中では「言葉のバリ取りゲーム」のワークが一番面白かった。

話の合間に入る「えー」とか「うー」が言葉のバリだ。ワークではこのバリを取る訓練を行った。皆の前で1分間自己紹介をする。その話の間に1回でも言葉のバリを言ったら即終了するというルールだった。皆それぞれに自分のバリを持っていてバリを挟まずに喋ることが予想以上に難しく苦戦していた。自己紹介開始→バリ→即終了→自己紹介→バリ→即終了の無限ループだった。

現在、同僚の会話を聞いていると研修の成果は出ておらず、我が職場には言葉のバリが溢れかえっている。もちろん私自身も含めてだ。

言葉のバリは喋り言葉だけでなく、文章の中にもある。時々自分のnoteを読み返す時、無駄な言葉(バリ)を見つけることがある。喋りも文章もバリを出来るだけ取り除くことによって聞き手や読み手の理解がより深まるのだろう。

文章の校正(バリ取り)をする機会はあるが、喋り言葉のバリ取りをする機会は少ない。たまには自分の喋り言葉を録音し聞いてみて言葉のバリ取りをしてみようと思う。その訓練を繰り返すことによってコミュニケーション能力はきっと上がるはずだ。

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