見出し画像

来るはずのないバスを停留所で待ちながら

子どもの頃読んでいた雑誌に連載されていた小説。題名は残念ながら忘れてしまった。毎回主人公が停留所でバスを待っていると霧が立ちこめてくる。霧の向こうから見慣れないバスがやってくる。主人公はそのバスに乗ると見知らぬ町の終点の停留所で降りる。記憶はあやふやだが、主人公はいつも老夫婦の家に行き、その町の住人と関わり合う。主人公は様々な悩みを抱えているがバスの終点の町で様々な人達に出会い癒され生きる勇気をもらう。その小説が大好きだった。

時々バス停でバスを待ちながら、あの来るはずのないバスが来ないかな…と思っていた。霧の中からバスが現れ私を知らない町に連れて行ってくれないかなと思っていた。今あの小説を読んだらどう感じるんだろうか。もしそんな小説に心当たりがあれば教えて下さい。多分科学と学習という雑誌に掲載されていたと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?