唯一好きだった教科は現代国語
私は学校の勉強が好きではなかった。テストの点が悪かったら親に叱られるから勉強していた部分が大きい。数学や歴史や科学に興味があって勉強をしていたわけではなかった。唯一好きで勉強していた科目は現代国語だった。小説を読むことが好きだったので小説の一部分を問題にしてくれる現代国語が好きだった。しかも問題を解いて答え合わせをすると作者の真の意図や出てくる人達の本当の心情が分かるのだ。自分の解釈が正解でない時は悔しいが、解説を読むと私の勘違いの理由が理解できるのが楽しかった。他の教科でもそんな風に楽しく学ぶことができたら良かったが出来なかった。
私が高校2年の現代国語担当の女先生の授業が最高に楽しかった。50分があっという間だった。その先生の授業を受けて現代国語がより好きになった。他の教科もそんな先生ばかりだったらどんなに幸せだっただろう。そこまで素晴らしい先生は滅多にいないだろうが、学校の先生は子ども達に学ぶことの喜びや楽しさを教えてほしいと願う。子どもがやる気が無いと怒らずにやる気を出せない自分を戒めてほしい。そして日々少しずつでも教え方を進化させてほしい。私は教育学部を出ても教師にならなかったし、我が子達の宿題を教えるだけで怒鳴りまくっていたが、教師という道を選んだ人は生徒達を生き生きと導くように頑張ってほしいと願います。
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