見出し画像

公園デビュー!

長男が生まれた2年後に長女を出産した。長男が生まれた時はまだ育児休業法がなく長女が生まれた時は育児休業法が制定されていた。そして私は育児休業を取得した。育児休業をとると必然的に生後8ヶ月から通っていた保育所を長男はやめることになった。初めての長期主婦生活を過ごすことになった。

私はペーパードライバーなので遠出が出来ない。まだ首が座らない長女を自転車に乗せることも出来ない。毎日毎日ベビーカーに長女を寝かせ長男をステップに立たせ重いベビーカーをゴトゴト押して近所の昭和公園へ遊びに通った。

昭和公園には常連のいわゆるヤンキーグループとリッチ奥様グループがいた。決して交わることのない二つのグループ。私はどちらに所属すべきなのか?結局長男が遊びたがった子どものグループ、いわゆるヤンキーグループに所属した。そのグループはやんちゃな子どもが多かった。当時大人しいと言われていた長男はやんちゃグループの中で無口で静かに遊んでいた。長女はよく寝る子だったのでベビーカーでスヤスヤ寝ていた。

結局1年足らずの育児休業期間の中で本当の友達は1人も出来なかった。ヤンキー組にもリッチ奥様組にもガッツリ入れなかった。両方と中途半端に仲良くなった。

育休明けの保育園は地獄だった。長男は昼寝を頑なに拒み、免疫のない長女はいろんな病気をもらった。そして2人とも保育園に行くのを嫌がった。朝は毎日戦争だった。

その5年後に次男が生まれたが育児休業は取らず育児時短だけにした。次男は生後3か月で保育園に入った。彼にとって保育園は生活の一部だった。私がもう一度人生をやり直すなら3人の子ども達を生後すぐ保育園に入れ絶対に育児休業を取らないと思う。人それぞれだし、あの1年足らずの育休の経験があったからこその考えだから何が正解かは分からない。育休中公園で大親友に出会い楽しい主婦生活を送っていたなら…考えはまた変わったかもしれない。

結局子育てに正解はない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?