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無くて七癖の意味を噛みしめる夜

「無くて七癖」という諺の意味。

人は他人の癖が気になるものだが、気にしている人にも他人からみると幾つかの癖があり、本人は気づいていないことも多い。

私も結構他人の癖が気になる人間だ。よく同僚達と癖の話で盛り上がる。

以前同僚達に「私の癖って何かな?」と尋ねたことがある。ひとりの女性は「ペンの持ち方」と答えた。私はペンを正しく持ち字を書くことは出来るが普段は間違った持ち方で字を書いている。それは自分で自覚のある癖だった。

ひとりの男性は「歩きながらの指パッチン」と答えた。その答えを聞いた時私は驚いた。「歩きながら指パッチンなんてしてないよ!」と反論した。しかしその後私は職場を歩きながら指パッチンしている自分を発見した。それは無自覚な癖だった。

いつも無自覚な癖を持つ人を笑ったりしていたが、自分も無自覚な「歩きながら指パッチン」の癖を披露していたのだ。

多分私には他にも色々癖があるのだろう。他人を笑う前に自らを客観的に見なければならない。

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