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不浄なものへの賛歌

映画「その手に触れるまで」のダルデンヌ兄弟監督のインタビューの内容

「不浄なものへの讃歌」にしたいということでした。過激な思想はとにかく純潔に向かいがちですが、実際の人生、現実世界はそれほど純潔なものではありません。いろいろなものが混じり合っています。いろいろな人が出会う場所なのです。混じり合うこと。それこそが人生なのです。

ダルデンヌ兄弟が監督する映画は厳しく辛い話が多い。しかし観終わった後、何とも言えない優しい気持ちになる。彼らの作品は私達観客の罪や醜さを暖かく包み込んでくれる。

今、私もダルデンヌ兄弟と共に「不浄なものへの賛歌」を歌いたい。

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