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同意が大切じゃ!

今日は『テロ』という行為について語るぞ。

2004年、戦時下のイラクを旅していた日本人の香田証生さん(24才)がテロリストに捕まり

「小泉さん、すみません」と当時の首相に謝罪した後、

ナイフで斬首された動画が全世界に配信された。

当時高校生だったワシもこの動画をみたんじゃが、

生首が星条旗の上に飾られて、なんか楽しそうな音楽が流れてな、

最悪な気持ちになったぞ。

この殺人事件に福岡県警が捜査を開始したんじゃが、

例によって国民が殺されても外国の軍事組織の犯人逮捕は

憲法で禁止されとるから何ら進展がなかったが、

約2年後、天下のアメリカ軍がこのテロ組織の親玉をF16戦闘機で猛爆撃して

木っ端微塵にし、

敵討ちをしてくれたんじゃ! 
ありがとうアメリカ!

それでな、じゃあそもそもなんでテロ組織は、

わざわざ斬首したり、

ガソリンで焼き殺したり、

視覚的にあえて残虐なやり方で人を殺し、

それを撮影して配信するのか。

それは同意ではなく、

恐怖感情によって政治的目的を実現しようとする、

ワシらの文明とは全く逆の考え方なんじゃ。

ワシの社会はな

『被治者の同意(ひちしゃのどうい)Consent of the governed』という、

昔イギリスにいたジョン・ロックという人の考えが強く影響して出来ているんじゃ。

つまり、ワシらは政府に統治されることに同意しているから、

政府は統治権を行使できるというものじゃ。

この同意は、選挙を通じて証明されるわけじゃな。

ところが、これをできない地域が世界には沢山ある。

パレスチナもそうじゃな。

一応パレスチナも国政選挙があったんじゃが、

選挙結果に納得できないと「次の選挙まで待つ」ではなく「ぶっ殺しちまえ!」となり

暴れるわけじゃ。

じゃから選挙してもあんま意味がなく、

パレスチナのアッバス大統領の任期はとっくの昔に切れているが

いまだ大統領選挙をしないのは、

パレスチナの国土とされるガザ地区がハマス党に占拠され、

選挙どころではない事情があるからじゃ。

パレスチナのアッバス大統領は

ガザ地区の人々にハマス党の追放を呼びかけているぞ。

つまり、同意できるシステムに納得できず、

結局殺し合いをして決着をつけるという考え方じゃから、

政治的な考え方の違いを演説や執筆ではなく、

銃とナイフで訴えるんじゃな。

余談だが、ワシが昔、

六本木のあたりをイギリス人とアメリカ人の友達と歩いて日本観光に付き合っていたとき、

右翼団体の街宣車が「わーが大君に召されたるぅ〜」と爆音で軍歌ながして

「ロシア大使館は我が国に必要ない!!消え失せろぉぉぉ!北方領土返還!!!」

と怒鳴り散らしていたんじゃ。

それをみた英米の女子大学院生らは当然「あれはなに?」と聞く。

ワシが

「ロシアと日本のあいだにある領土問題の解決を訴えている日本の民族主義団体の車」

と答えたらな、

2人が「わーお!」といい笑顔で拍手してな

「パレスチナの民族主義団体は銃と爆弾で領土問題を解決しようと試みているのに、

日本の民族主義団体はスピーカーとマイクで領土問題を解決しようとしているのね! 

なんて平和で民主的で素晴らしいことでしょう! 

世界はGAISENSYAを見習うべきだわ!」

と大絶賛してな

「ぜひ一緒に写真を撮りたい」と言い出して聞かないから、

ワシはスマホで調べて右翼団体に親米と反米が色々あるから、親米の右翼の車を探し当てて

「なんかこの白人のおねーちゃん2人がおたく様の活動に感動したから構成員の方々と写真撮りたいと申してまして…」

と事情を話し、なんと快く応じてくれた。

シャッター切ったのはワシだからその写真は無いが、

まあ世界から見るとこういう感じなんじゃな。

よくテロは許されないというが、

それは犯罪を許さないと言う小さな話しではなく、

統治形態が、

同意したから従うのか、

怖いから従うのか、

という大きな違いがあるわけじゃな!

日本でもこないだ逃げ回っていたテロリストが末期癌で亡くなる前に捕まったが、

まだまだ「同意による統治」を理解できない野蛮人が日本にはいる。

意見が違うたびに内戦していたら国が壊れるじゃろ。

だからこその選挙なんじゃ。

みんな、必ず選挙に行こうな!

同意による統治が大切なんじゃ!

写真は街宣車を大絶賛した友達とワシじゃ。

最後に宣伝させてな!

ワシの新刊『われ、正気か!』が発売される。
広島弁でこれからの日本が世界で生き残るために必要なことを書いた!
先行予約してな!

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