私はこれがすごく嫌だ、の振り返り　〜決めつけられること、寄りかかられること〜

過去を振り返ってみて、すっごく嫌だったことを記します。

小中学校のころは特に、みんなの話を聞く役回りや、リーダーの役回りが多かったです。また、成績が良い方で(体育以外)、ピアノが弾けて絵と習字ができるという、他の子があまりやってない分野で得意なこともありました。

先生が言うことや自分以外の周りの子の言うことも「言いたいことわかる、その気持ち分かる」という感じだったので、いろんな人の愚痴や話を聞く役に、いつのまにかなっていました。この子が嫌なことはできるだけしないようにしよう、とかも考えながら動いてたと思います。先生の言うことをよく聞くし空気も読む方なので、先生にも気に入られてたと思います。班を組めば班長になってたし(私いつもやってて嫌だから誰かやって、と言っても誰もやらないから結局手を挙げてた)、中学の時は部活の部長と生徒会長をしていました。

人に気を遣ってあぁ疲れたなぁと思うことや、なんで私ばっかりいつも班長やってるのかな、恥ずかしいからやりたくないのはわかるけど、だからって私が全部やるのはなんでなんだっけ？と思っていました。ただ、私がやった方が早いのを、私も他の子も先生もわかっていたので、私はいつも、リーダーしてたり、発言したり行動する側の人でした。

すごく嫌で泣いた経験は、中学の吹奏楽部で部長をしてた時に、コンクール直前になっても、満足に楽譜通り吹けないのに練習しない同学年の人たちがいたこと。ピアノを母から習っていた経験から、楽器は、練習する努力をしなければ上達しない、上達は毎日練習してこそできる、というのを知っていたので、練習しない・努力しないで文句言っている人たちには不満を抱いていました。この練習しない人たちは、私が生徒会長で、正義感が強い真面目なことを言ってて、成績が良い、加えて、流行に敏感でなくおしゃれとか気にしない私が気に食わず、バカにしていたのだと思う。「コンクール前なのにさ、練習しないで演奏できるわけないじゃん！」と、私は、珍しく大きな声で怒りました。結構勇気を振り絞ったと思います、他の部員だっていたし、人の話は聞くし調整するけれど、自分の主張はあまりしたことがなかったので。

それに対して、なに怒ってんの？とか、はーいすみませーんと、くすくす笑っていました。「ねえ、私、何も面白いこと言ってないよ？なんで笑うの？頭おかしいのそっちでしょ！」と怒鳴って音楽室を飛び出して、走ってるうちに悲しくなってきて、途中で止まって、大声で泣きました。職員室の前の廊下で、さすがに先生たちいるところで止まりたくなかったけど、もう我慢できなくて、そこで大泣きぇした。

がんばりたくない、面倒くさい気持ちだってわからなくない。毎日努力して練習するのは大事だけど、それがすごく大変で苦しいのは知ってる。
でも、この部活に入ったなら！というか、アンタがやると決めて入ったんなら、ちゃんとやってよと思う。せめて、ちゃんとやってる人の、やりたい人の気持ちも考えずに好き勝手やるのはやめてほしい。なぜ、こっち側だけが、あなたたちの気持ちを気にしてやらなくてはいけないのか？

少なくとも私は上手な演奏をしたくてこの部活に入った。誰もやらないから部長やって、みんなの話も愚痴も悩みも、たまに苦しいなぁと思っているけどなるべく聞いて、吐き出してもらって、できるだけ自分なりに調整してきた。でも私がいざ主張を伝えたら、そんな私は笑われるくらいおかしかったらしい。泣いて飛び出した私を追いかけて、「あなたの気持ちはわかるよ」って言ってくれる友達もいたけど、わかるよって言ってるだけであなたも練習してないじゃない、わかってないよそれは、誰も私の気持ちなんてわかってくれない、と思ってしまった。


見た目がダサいと、バカにするのか。
真面目な話したら、なに真面目なこといってんだよと、バカにされるのか。

そうじゃなくて、私の話を聞いてほしい。私は何も間違ったことを言っていなと思う。なんで、普段聞き役してて、主張すると、笑われなきゃいけないんだ。うまく主張できなかったから、ダメなのか。できない自分の情けなさを私だってわかってる。

見た目がダサい、真面目な性格、運動ができない。それって、痛々しいか。私だって好きで真面目な性格してるんじゃない、それしかわからないけど、それならわかるからやってるだけだ。

まず、見た目や属性情報だけで、人を決めつけないでほしい。
私でよかったら話は聞く。でも私に寄りかからないで欲しい。