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勝手にDify化計画②

割引あり

はじめに ~勝手にDify化計画とは~

「勝手にDify化計画」とは、ネット上の題材を勝手に選んで勝手にDifyで構築することで、Difyの利用と理解を促進するプロジェクトです。Difyで何かを試したいけれど、何をすればいいか分からない→結局Difyを触らない、のネガティブサイクルからの脱却を図ります。

※有料エリアについて
note を使い始めなのでいろいろ実験中です。有料エリアとありますが、DSL ファイルをダウンロードできるようにしてあるだけです。またその DSL ファイルも、リツイートいただければ無料でダウンロードできます。


今回のDify化対象

今回は、日清食品さんが2024年3月のIRイベントで使用した資料「生成AI活用の取り組み」内で紹介されている
 プロンプトサンプル ① 「食べ方アイデア出し」
を勝手に Dify 化していきたいと思います。

Dify化に向けての整理

考えたこと・工夫したこと

  • プロンプト内の必要事項を入力フィールドに集約
    わざわざプロンプトを書き換える必要がないように、入力フィールドを活用。(自社製品など選択肢が有限の場合は「選択」を活用するのも有効)

  • 開始ボタンを追加
    機能「会話の開始」を使って、実行の手間を減らす。

  • プロンプトを少し改良し、全要素を有効利用
    何もしないのも芸がないので、プロンプトを少しだけアレンジ。

仕様・実施環境

  • Dify:v0.8.2 Xserver VPS版(4GBメモリ 仮想4コア NVMe 100GB)

  • アプリタイプ:チャットボット > Chatflow

  • モデルプロバイダー:

    • システム推論モデル:gpt-4o-mini(LLMならなんでも)
      ※要事前セットアップ

  • 使用ブロック

    • 開始、LLM、回答

  • 機能:会話の開始(開始ボタン)

Chatflowの全体像

構築手順

  1. Chatflowの新規作成

  2. 機能の設定

  3. 後述の各ブロックの説明を参考に、Chatflowの全体像のようにブロックを組み立てる

1. Chatflowの新規作成

アプリを作成する > 最初から作成 > チャットボット > Chatflow(アプリ名は適当に)

2. 機能の設定

機能 > +機能を追加 > 会話の開始をオン

  1. 会話開始:開始ボタンを押してください

  2. 開始質問:開始

3. 各ブロックの説明

【開始】

必要事項用の入力フィールドを追加する。(ラベル名は引用元に合わせた)
・product
 フィールドタイプ:短文
 ラベル名:商品①(任意)
 最大長:48
 必須:on
・other
 フィールドタイプ:短文
 ラベル名:商品②(任意)
 最大長:48
 必須:on
・business_type
 フィールドタイプ:短文
 ラベル名:業態(任意)
 最大長:48
 必須:on

入力フィールド:product

【LLM】LLM

モデル:gpt-4o-mini

SYSTEM
あなたは優秀なマーケッターです。
各種前提を理解したうえで、#手順を実行してください
USER
#商品①
{{開始/product}}
#商品②
{{開始/other}}
#業態
{{開始/business_type}}

#手順
[P1] 各種前提を理解した上で、{#商品①}と{#商品②}の特徴を20個ずつあげてください。
[P2] {#商品①}と{#商品②}の商品特徴を加味し、同時購入したくなってしまう意外性のある食べ方を10個あげてください。
[P3] {#商品①}の商品特徴を加味し、{#商品①}と{#業態}で入手可能な特徴的な商品を組み合わせて、意外性のある食べ方を追加で10個あげてください。
[P4] {#商品①}と{#商品②}の商品特徴を加味し、{#商品①}かつ{#商品②}と{#業態}で入手可能な特徴的な商品を組み合わせて、意外性のある食べ方を追加で10個あげてください。

※他のブロックから継承する変数部分({{ }}で囲まれているもの)は、上記をコピペしても動きません。
 当該部分は下記の画像を参考に、"{"を手入力しプルダウンから選んでください。

プロンプトのアレンジについて
PDF資料内のプロンプトでは、入力要素は「商品①」「商品②」「業態」の3つありますが、内容的に「業態」があまり機能していないような気がしたので、結果に反映されるようにアレンジ。

【before】
・{#商品①}と{#商品②}の特徴を活かして、{#業態}の店頭で、{#商品①}と{#商品②}を同時購入したくなってしまう意外性のある食べ方を30個
  ↓
【after】
・{#商品①}と{#商品②}の特徴を活かして、同時購入したくなってしまう意外性のある食べ方を10個
・{#商品①}の商品特徴を加味し、{#商品①}と{#業態}で入手可能な特徴的な商品を組み合わせて、意外性のある食べ方を追加で10個
・{#商品①}と{#商品②}の商品特徴を加味し、{#商品①}かつ{#商品②}と{#業態}で入手可能な特徴的な商品を組み合わせて、意外性のある食べ方を追加で10個


【回答】


使い方

  1. 「商品①」「商品②」「業態」を入力する

  2. チャットを開始

  3. 開始ボタンを押す


まとめ

DifyのChatflowを使って、ネット上の題材をDify化してみました。
今回の題材はシンプルだったので、無理やりアレンジしました。

Difyを使って何をすればいいか迷っている方、この記事を「Dify写経」に活用されてはいかがでしょうか。

「うまく動かない」など、記事に関する疑問や質問などありましたら、気軽にDMください。


※基本的にここまでの内容がすべてです。
 以下の有料エリアでは、めんどくさがりな人向けに DSL ファイルがダウンロードできるだけ、です。

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