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公認会計士試験受けてみた

5/26(日)に行われた、令和6年度第Ⅱ回短答式試験を受けてみました。5月なのに第Ⅱ回なのか…って毎回思います。


はじめに

毎日勉強記録を載せていくはずのnoteの更新が久しぶりであることからも分かるように、僕はまたしても、最近勉強することをサボっていました。
なので、明らかに公認会計士試験に挑むようなレベルではありません。
今回の受験はあくまで、試験の流れや雰囲気を知るという目的で行ったということを明言しておきます。いわゆる記念受験というやつです。
いつかに来たる本命受験のときに万全を期すことができるように、当日どんなことを思ったか、など気になったことを自分用の備忘録として残しておきます。



〜試験会場まで

朝は6:00起床の6:30出発でした。
6:00起きなので当然前日の夜は早く寝たほうが良いです。
ただ、この日というかこの土日は高校の定期テストのちょうどあいだにあたりまして、テスト勉強をしたかったので、前日は1:00に寝ました。ロングスリーパーには朝が辛かったです。

電車の中で何やらテキストとペンを持って勉強をしている学生がいましたが、公認会計士の勉強かどうかは分かりませんでした。
行き先が全然違ったので多分公認会計士の勉強でもないですね。

試験会場は後述しますが、僕は「大手町駅」に降りることになります。
ですが、寝不足につき、電車の中でウトウトしてしまい気がつくとそこは「日比谷駅」でした。
運良く二駅分のみの寝過ごしだったので事なきを得ましたが、本番は気をつけてくださいね。
普通に大ビビリしましたよ。

ちなみにこの日は半袖に念の為のカーディガンを持っていきました。最近は暑い日が続いていたので半袖で十分だろうと思ったのです。
しかし、この日はなんか曇っており、試験会場内もクーラーがよく効いていたので結果的にカーディガンがあって良かったと思いました。
本番も体温調節ができるようにしましょうね。


試験を受けて

試験会場は「慶應義塾大学 日吉キャンパス」でした。初めての慶應は広くて綺麗でしたよ。高校生には刺激十分だし、受験の環境としても最高。

教室内での席は一番右斜め前でした。真ん中らへんとか一番後ろとかはあまり好きではないので、個人的には大吉席。これが本命なら…。
また、左隣と後ろは(多分)誰も座っていませんでした。受験番号は机に貼ってあったので欠席ということでしょうか?このようにライバルが減るケースもやはりあるんですね。この目で体感しました。

失礼なので詳細に書きませんが、当日思ったのが「試験監督滑舌問題」。
注意事項が聞き取りにくくてイライラしたとかいう話ではなく、シンプルにツボにハマってしまい、笑いをこらえるのがしんどかったということです。
笑っちゃいけないときにこそ、人は笑いたくなってしまう生き物なんですよね。
「絶対に持ち帰ら“にゃ”いでください」は脳内鬼リピでやばかったです。
緊張が緩和されて和むという意味では助かりました。本番ではおそらくそこまで余裕は無いでしょうけどね。

試験の流れとしては、試験開始の20分前には着席をしなくてはならなく、この時点で注意事項の説明が始まるので、実質休み時間終了ということになります。
そして、10分前には試験問題が配布されます。このあたりは秒単位で細かくタイムスケジュールしてましたね。
試験終了の10分前には試験監督がお知らせしてくれます。今回はそもそも問題がちんぷんかんぷんだったので時間ギリギリもクソもありませんが、実際は切羽詰まっているはずなので、とても助かるでしょうね。
そして試験時間が終わり、次の試験の着席までが40分あるので、てっきりほぼフルで勉強にあてられるのかと思いましたが、解答用紙の集計を丁寧に行った後、それを本部に持っていって、最終確認を行うということを毎回しなければならないらしく、その間、受験者は何もせずに静かに待っていなければならないので、実質休憩時間として使えるのは15分程度でした。
この何もしないで待っている約25分がとても退屈でした。まぁ、国家試験なのでそのあたりがテキトーではダメですよね…。

答案用紙へのマークは「B又はHBの黒鉛筆(シャープペンシル)」が推奨されており、そうでない場合、正しく採点されないこともあるみたいです。
…バリバリ、「2Bの鉛筆」と「6Bのシャーペン」で書きましたよ。本番はこのあたりにも気を遣ったほうが良いかもです。

この日はお昼にコンビニで買った、
・ネギトロ巻き
・メロンパン
・ベビーチーズ×3個
を食べました。調べたら食べ過ぎ注意と書いてあったので、控えめに買いましたよ。
時間に余裕をもって食べ切れましたし、お腹も意外と満たされたのでこのくらいの量でいいと思います。
食べ物でいうと、試験の前には必ず10個程度、ラムネを食べました。ブドウ糖が脳の働きを活性化させるからです。え〜っと…これも本命受験ならばとても効果的だと思われるのですが、今回は記念受験なのでシンプルにお菓子を食べる人になってしまいました。

短答式試験では唯一、財務会計論でのみ「中途退出」ができるとありました。
「中途退出」って何ぞや?と思った僕は、せっかくの記念受験なので色々体験してみようと思い、「中途退出」してみました。

「中途退出」とは財務会計論の試験時間120分のうち、半分の60分が経過した後に申告さえすれば、教室から退出できるし、何なら財務会計論は最後の科目なのでそのまま帰ることもできちゃうという制度です。
このとき、「財務会計論の問題用紙」を除いて、全ての持ち物を持って退出します。
もし、「財務会計論の問題用紙」が持ち帰りたいという人は試験終了後、自分で教室に戻ってきて回収する必要があります。

そして、ここからはシンプルな疑問なのですがこの「中途退出」には何の意味があるのでしょうか。
記念受験勢の僕にとってはただ呆然としているだけの試験時間を大幅にカットできるまさに目から鱗の制度でしたが、普通は財務会計論が早く解き終わり、そのまま退出するなんてことするでしょうか?
僕だったら人生がかかっているテストなので延々と見直しすると思いますね。
別の試験で最近気づいたのですが、見直しは「思ったよりも効果アリ」です。
ヒューマンエラーなんてあらゆる場面で引き起こるんだなと痛感しました。
試験中のトイレは別でできるので、ますます謎の制度だという印象を受けました。
ちなみに中途退出する人は他にもちらほら見かけました。彼らは全員記念受験なのだろうか…?


帰り道

そんなこんなで試験が無事に終わり、教室に財務会計論問題用紙を回収しつつ、帰路につきました。
試験終わりの受験者の表情は多種多様でした。笑顔で友達と話す者、心なしかやや下を向いて歩いている者、ひょうひょうとした表情でベンチに腰かける者(これ自分だった)、など彼ら彼女らの表情からだけでは合否は分かりませんでしたが、とりあえず「試験お疲れ様でした」と言いたいです。

帰り道に赤い服を着た集団が待ち構えており、「何の人たちだろう…?」と思っていたら公認会計士試験の各予備校の人たちがパンフレットを配っていました。
僕はCPAなので、CPAだけで良かったのですがTACにも捕まり、二つの予備校のパンフレットをもらいました。「短答式試験お疲れ様でした」と書いてありましたが残念ながら、心に染みるものが何もありませんでした。記念受験の悲しいところですね…。

(ここからは公認会計士試験あんまり関係ないことも書きます)

記念受験といえど、寝不足の体にムチを打ち6:00起きを果たし、きちんと試験会場まで足を運び、試験を完遂しきった自分を褒めてあげたかったので、日吉に来たということもあり、横浜家系ラーメンでガツンと腹を満たそうと思い、近くの横浜家系に足を運びました。
美味しかったですけど、久しぶりに舌噛んだのでちょっとだけ不機嫌になりました。

高2で校外学習として鎌倉へ行った以来、二度目の神奈川旅をもっと満喫したかったですが、前述の通りこの土日は高校の定期テストのあいだで、明日も普通にテストがあるので(勉強もしたかったので)、さっさと買えることにしました。

せっかくなのでお土産位は家族に買おうと思い、日吉駅内のお土産屋にいこうと改札に入ったが最後、中にお土産屋はなく、駅内に閉じ込められたので、そのまま帰りました。相変わらず僕は生きるのが下手くそです。

その後は大した出来事も特にありませんでしたが、帰りの電車、「大手町駅」で降りなきゃいけないのに、気がつくとそこは「神保町駅」でした。
あれ…?なんかデジャヴなんですが…。
「大手町駅」には絶対に一発では降りれないジンクスが誕生しました。これも気をつけて下さい。
ちなみに今回は寝過ごしたわけではなく、シンプルにボーっとしてたらやらかした。

そして大した寄り道もしていないのに最寄りにつく頃には21:00でした。ちゃんと長旅。


その他いろいろ

試験当日はこんな感じでした。大きなハプニングなどもなく平和に終わったという印象でした。本命受験のときもこのくらい平穏であってほしい。いや、「大手町駅」で2回失敗してるからギリ、平穏ではないか…?笑

一応、記念受験君の自己採点結果を載せておきます。生意気ですが、もっと取れると思ってた。笑

財 務:28
管 理:10
監査論:25
企業法:20
総合:83/500(16.6%)

ここだけの話、全部当てずっぽうなはずなのにやっぱり管理会計論が一番低かった。
あと、試験の難易度についてはあまり触れてこなかったですが、「かなり驚愕」しました。
自分はこれからこのレベルに標準を合わせないといけないのかと。
とはいえ、早い段階でゴールの景色を拝むことができたので、あとは自分がその段階まで行くだけってことですね。

あと、ここからは本当に蛇足なのですが、マークシートの答えとなる番号は何が一番多いのかが気になってしまったので、調べました。こんなことをしてる暇があるなら勉強をしたほうが絶対にいいです。なので、これを実用的にテストに活用する気はありませんし、そもそも活用なんてできません。ただの興味本位です。
もし、その番号のみをマークし続けたら500点満点中、何点とれるのかを調べてみました。

例)マーク番号:点数(内訳:企+管+監+財)
1:41点(10+8+15+8)

2:96点(15+33+20+28)

3:92点(20+25+15+32)

4:77点(15+10+20+32)

5:93点(20+14+15+44)

6:101点(20+10+15+56)

「1」だけ、低い…。こうして並べてみると基本的にはバランスよく点数が分配されているなと感じます。これがもう少し偏りがあったらワンチャンもあるかと思いましたが、隙はなかったです。

科目ごとに見てみると、理論メインの「監査論」「企業法」はいずれも15~20点分(例外1つあり)の配分となっていて、バランスがよいです。
逆に、計算のある会計学系はマークする数字によっての点数の偏りがとても大きいです。
つまり、「規則性なんてものは存在しない」と言うことです。おとなしく勉強しなさいと突きつけられてしまいました。
ちなみに僕は自己採点の結果、83点だったので、全て2or3or5or6でマークしていたほうが点数が取れていたということになってしまいました。何故か悔しい。


まとめ

ということで以上が人生初めての公認会計士試験の感想でした。1年前、公認会計士という職業を目指したいと思ったあのトキメキが戻ってきた、そんな1日でした。
ですが、トキメキが戻ったところで直近で僕が頑張らないといけないのは大学入試の方なので、まずはそっちからやっていこうと思います。
モチベーションにも繋がる良い経験でした。
本命のときも頑張ってね!

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