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【AIツール】Adobe FireflyとMidjourney触ってみた個人の感想

はじめに

お久しぶりです。
皆様は、AI画像作業楽したいなあと、
思った事はありますでしょうか?私はあります。

最近は職場で、Adobe FireflyやMidJourneyを使って、作った画像を元に資料やデザイン業務で試す機会が増えました。今後も使えるかの可否を考える為の新しいチャレンジと言うやつですね。

そこで、今丁度ふたつのAIツールが使える身になりましたので、AI初心者なりに使用感みて比較してみよう!と言うことで、ふたつのAIツールの特徴や感想についてまとめてみました。


Adobe FireflyとMidjourneyとの比較

各種機能をみた使用感などで情報まとめてます。あくまで個人の感想に近い情報なので、こいつの環境ではこうか?程度で見てください。
※100%完全な情報とは言えません。


使用感

●AdobeFireflyの操作性
⋯‎ ‎𐰷日本語ありの多言語対応。
⋯‎ ‎𐰷一部要素はボタン化されており、
      手間を軽減した設計。個人的には初心者向け。
●Midjourneyの操作性
⋯‎ ‎𐰷英語のみ対応。
⋯ ‎𐰷プロンプトを利用して画像の縦横比の設定や
      シーンを細かく設定する必要がある。
      個人的には初心者〜中級者向け。

AdobeFireflyの方は操作性にについては、プロンプトを組まなくとも簡単な言葉と設定を選択して生成するという使用感は楽でした。
Midjourneyはプロンプトを1から組んで細かい設定を手動で入れてから出力します。プロンプト自体はネットで設定を調べたり元素法典的なものを用意していれば楽という感じです。また、プロンプトジェネレーターがあるのでこちらを利用すればもっと操作は楽になるかなといった感じです。

↓Midjourneyのプロンプトジェネレーターはこちら


画像品質

●AdobeFireflyの画像品質
⋯‎ ‎𐰷画像サイズはパターンから選択。
⋯‎ ‎𐰷最大2K×2K
●Midjourneyの画像品質
⋯‎ ‎𐰷プロンプトで指定可能。
⋯ ‎𐰷 アップスケーリングする機能があり、
   最大4K解像度(4096x4096)


クオリティ面

●AdobeFireflyのクオリティ
⋯‎ ‎𐰷Adobe Stock内の画像を元に生成されるため
    ビジネス向けの高クオリティ画像を生成。
⋯‎ ‎𐰷模様や柄など素材っぽい画像が生成しやすい。
●Midjourneyのクオリティ
⋯‎ ‎𐰷プロンプトの設定により再現力が圧倒的。
⋯ ‎𐰷リアルタッチの人物でも幅が広いが、
      代わりに指の本数などが4本になっていたりと
      細部の調整を行わないといけなくなったり、
      変な所がおかしくなりやすい。


生成の速さ

●AdobeFireflyの生成スピード
⋯‎ ‎𐰷Midjourneyのfastモードに比べたら若干はやい。
●Midjourneyの生成スピード
⋯‎ ‎𐰷速度制限の都合でプランによる。


生成回数

※有料プランなどは値上げとかあるので公式見た方が正しく、
 ここでは書きません。

●AdobeFireflyのコスト
⋯‎ ‎𐰷無料プランだと1日25枚。有料プランだと無制限。
  高速モードが使えるのが月1000枚。
●Midjourneyのコスト
⋯‎ ‎𐰷ベーシックプランで月200枚。
  スタンダード以降は無制限。※ファストモード
  ファストモードが15時間~と時間で制限がある。

比較してみたところは以上となります。
生成回数や生成スピードなどについては正直課金額による…としか感想は言えないことが恐縮ですが、イメージなどの表現の幅は圧倒的にMidjourneyが強いです。
ただ、AdobeFireflyはAdobe Stockの素材を元にデータを生成していたりするので「紙のテクスチャ!」とかで素材っぽいイメージが簡単に使えるので素材として扱う人にとってはこちらの方が断然使いやすいですね。
何はともあれ、生成した画像を主とするか、情報を補足するための画像を生成するかで変わるかもといった感じでした。

生成画像の傾向

生成した画像を主として使用する場合はMidjourneyの方が使いやすい。

Midjourneyなどは生成元の範囲がクソデカなのでプロンプトさえしっかりしていればあらゆるものを再現できる感じです。再現度が高く、それっぽいイメージというのを生成しやすいので、できた生成画像を主なコンテンツとして扱うなら今回の比較ではMidjourneyの方が良いと思いました。
反対にAdobeFireflyは女の子イラストで生成の限界が見れます。

試しにMidojourneyとAdobeFireflyで女の子を生成してみました。
今回は茶髪で生成しましたが、Midojourneyではちゃんと緑やピンクなどの女の子が生成されるのに対し、AdobeFireflyでは「アニメイラスト」=「日本」と解釈してしまうのか黒髪茶髪の女性が限界といった感じでした。(逆にちゃんと生成される方が不安になるのでこれはこれで良いと思います。)

【お題】アニメーション女子、茶色の巻き毛、上半身、上を見て、微笑んで、私たちを振り向いている、学校制服、かわいい、夕日の背景

スタイル:アニメ、茶髪の女の子、こちらを微笑んでいるシーン
Midjourneyで生成された画像
AdobeFireflyで出力した画像

ちなみにAdobeFireflyの女性はセンチメンタルな状況でも笑っていることが多いです。

ビジネス向けのイメージ再現はAdobeFireflyの方が使いやすい。

逆にAdobeFireflyはコンテンツ内にあるイメージなど、情報の補足などで使う画像を生成する場合手っ取り早く作れたりするのでとても強いです。
本当に生成した画像素材として使う場合ですね。

こちらでも企業が活動しているサステナブルな施策の紹介などで使う画像の生成を試してみました。

【お題】手に土と木が生えている手の接写、背景は緑

スタイル:映画風
AdobeFireflyで出力した画像
Midjourneyで生成された画像

すると、学習元の差からFireflyではビジネスシーンでよく使うサステナブルな画像素材が生成されました。MidJourneyは高クオリティっちゃ高クオリティですが、「映画風」の要素もきちんと再現しようとしていますね。
AdobeFireflyでは「映画風」のスタイルはあるものの素材に制限があるため、特定の表現の中でできる限り再現されていますね。
逆に目的の画像に辿り着きやすい結果になりました。

まとめ

  • 使い勝手はAdobeFirefly。

  • なんでも再現したいならMidjourney。

  • 生成した画像を主として使用する場合はMidjourneyの方が使いやすい。

  • ビジネス向けのイメージ再現はAdobeFireflyの方が使いやすい。

以上、Adobe FireflyとMidjourney触ってみた感想でした。
いかがでしたでしょうか?
2つの画像生成ツールを触ってみましたが、意外と生成される画像に差がありましたね。まだまだAIについては勉強中な所もあるのであくまで個人の感想として扱っていただければ幸いです。
まだまだ使う場面が限られてますが、ルールがしっかりして技術自体もこれ以上になればいいな位でこのコンテンツを見守っていこうと思います。

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