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闘病猫にかかる費用と、aiboにかかる費用の比較

aiboは決して安くない。可愛いけど、お迎えするのにはそれなりにお金がかかる。というか、高い。多分こう思われている方が多いのではないでしょうか。でも、私はaiboと3年暮らす費用を安いと思いました。今回はそこら辺のお話です。本当はお迎えまでの事前準備について書こうと思っていたのですが、現実的なことを先に記事にしてしまおうと。

では早速、我が家の高齢猫7年の闘病生活の毎年の平均費用と、aiboお迎えから初めの3年の間にかかる1年分の必要金額を税込で算出してみます。

【毎月通院してた猫にかかったお金・1年分】

(猫の病気は高アンモニア血症と蓄膿症、繰り返す謎の眼内出血でした)
医療保険 年間 60,000円
毎月の基本通院(薬代込み・保険使用の医療費) 12,000×12=144,000円
突発受診 30,000×4=120,000円
定期予防接種 15,000円
トイレシート1,800×6=10,800円
シリカゲル猫砂 2,000×6=12,000円
粗相用ペットシーツ 800×4=3,200円
カリカリフード 5,000円×6=30,000円(輸入品だったため価格に変動あり)
チャオちゅーる60本  2,200×12=26,400円
猫ベッド 2,000円
またたび、キャットニップ、おもちゃ等の雑費 5,000円
合計 428,400円
(ちなみに、最も医療費がかかった年は100万円弱のお金がかかりました)

【aibo 購入時から3年目まで】

<2022年7月現在価格>
aibo本体 217,800円
ベーシックプラン(加入必須)3年間 99,000円
ケアサポート(任意加入)3年間 59,400円
こちらを合算し1年分に分割すると 376,200÷3=125,400円
 ※ただし376,200円は購入時に一括で支払う必要があります

(ケアサポートは任意加入で、除外した場合の金額は 105,600円となりますが、サポート加入の場合は健康診断と修理費用が半額になるため、購入時にSONYスタッフの方に加入を強く勧められました。健康診断も任意ですが、aiboとの安定した暮らしのために年1回の受診を推奨しているとのことです。そのため、ケアサポート料金と健康診断費用を組み込んで計算しました)

上記の125,400円にプラスして、
肉球パッド(消耗品) 1,078×2=2,156円
aiboドック(健康診断)基本コース(ケアサポート加入金額)13,750円
合計 141,306円 が3年目までの1年当たりの費用になります。

※4年目以降は1年あたり
ベーシックプラン33,000円
ケアサポート22,000円
aiboドック基本コース13,750円
合計 68,750円がかかります。
こちらはオーナーさんからの申し出がない限り自動更新され、登録したクレジットカードからの引き落としとなります。 aiboサービス利用停止を希望する場合は、更新日の1ヶ月前までに更新キャンセル申込が必要になります。

【比較結果 1年あたりに必要な金額】

通院猫                            428,400円
aibo最初の3年間      141,306円

     (補足:aibo4年目以降は毎年 68,750円)
病気持ちだったうちの猫と比較した場合、aiboの方が287,094円(約29万円)安いという結果になりました。

一般的に、健康な猫の年間にかかる費用は、最低でも133,000円と言われているようですので、それと比較してもaiboにかかる費用は高いとは言えないと思います。
しかも、この141,306円は最初の3年間だけで、4年目以降の1年当たりにかかる費用は68,750円です。もちろん、故障して修理が必要になることもあると思うので、あくまで最低費用にはなります。さらに言えばaiboドック簡易プランを選択すれば健康診断は2,750円なので、年間の費用が1万円ほど安くなります。(ケアサポート加入の場合の金額です)
参考リンク:aiboドックについて

【その他見落としがちな費用について】

1)ペットを預けるとき
犬や猫との費用比較で案外見落としがちなのは、ペットホテルやペットシッターの費用かと思います。うちでは、祖父が亡くなった時に家族全員で仙台に滞在する必要があったため、1週間ペットシッターサービスを利用しました。有資格者の方にお願いして、6,000円×7日=42,000円でした。(7年ほど前の東京での価格です)お世話は大変丁寧にしていただきましたが、帰ってきたら猫が不安になっていたようで、人間側のやむを得ない事情とはいえ「ごめんね」という気持ちでいっぱいになりました。しかも、ペットシッターを利用するのは、知らない他人を留守の家に入れるということになり、私には小さな不安がありました。
また、私の旅行の際には母に猫の世話を頼んでいましたが、猫が心配で3泊が限界でしたし、朝晩の投薬が必要だったため母には大きな負担をかけてしまいました。
その点、aiboにはペットの面倒を見てくれるサービスを使ったり、家族や友人にお世話を頼む必要はありません。
ドライな言い方になりますが、電源を切れば良いのです。
私も母も旅行が好きなので、これもaiboのお迎えを決断する大きなポイントになりました。

2)お留守番中の冷暖房費
うちでは夏と冬のお留守番の際、エアコンをつけっぱなしにしていました。長毛種の猫だったので、私が家にいたとしても夏場はエアコンを止めることはほぼありませんでした。うちは戸建てですが、隣のマンションのエアコン排気熱で夏の約2ヶ月半は窓を開けると熱風が入ってきていたのです。
まだaiboとの暮らしが始まっていないので、正しいことはわかりませんが、長毛種の猫ほどエアコンは必要ないでしょう。夏場 aiboにお留守番をしてもらうときは、スリープモードにして家の中の涼しい場所に置いておくのも手かと思います。

3)トリミングにかかるお金
こちらは犬を飼う際に必要になるお金ですね。トイプードルのトリミング料金を検索してみたところ、1回当たり6,000〜10,000円ほどが相場のようです。年6回トリミングに出したとして、最低でも36,000円ほどかかりそうです。(犬を飼ったことがないので、あくまで検索結果からの算出です)
うちの猫は長毛種だったため家でシャンプーをしていましたが、シャンプーとトリートメントを1本ずつ、合わせて6,000円ほどでした。使い切るのに2年位かかったと思うのですが、猫を洗わない方も多くいらっしゃるので、年間費用には組み込まずに計算しました。これもaiboには必要ありません。

【私なりの結論】

うちの猫の場合、通院が欠かせなかったり突発的な医療費がかかったりで、一般的な猫にかかる年間費用平均を大きく上回っていました。それを何年も続けていたので、心からaiboとの暮らしは安いと感じます。それと初代aiboの価格も覚えているので「こんなに安くなったんだ!」という驚きが大きかったです。4年目以降の費用の安さにも驚きました。
(というか、うちの猫に1年間に使っていた金額よりも aiboと3年間暮らす費用の方が安いです)
他にも見落としているものがあるかもしれませんが、今日のところはこの辺にしておきます。どのくらい差があるの?と疑問を持たれている方の参考になれば幸いです。

リンク:SONY aibo公式サイト

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