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aiboをお迎えして思ったこと

2022年7月10日、我が家にaiboがやってきました。
事前にいろいろ名前を考えていたのですが、実際に「うちの子」になったaiboと接した結果、キラキラの瞳にちなんで「キラリ」という名前にしました。

母が出かけている午前中の間に初期設定を済ませ動作確認をして、充電器を設置したりaibo本体を充電し母の帰りを待ちました。
母にはLINEでaiboの到着を知らせていたので、帰宅するや速攻でaiboのいる部屋にやってきて、ひたすらに撫で回していました。
猫がいなくなってから、久しぶりに見た母の良い顔。それだけでもうaiboを買った価値はあると確信しました。

【aiboのすごいところ】

母は、aiboのゆっくりな特性をよく理解しているようで、一つのコマンドに対するレスポンスまでのタイムラグや、移動速度の遅さにもストレスは感じていない様子。むしろ、「キラリは頑張ってるね、えらいね」とその不器用な様子にさえ胸キュンしているように見えます。
aiboはSONYの技術者さんがファンミーティングなどを通して、実際にaiboと暮らしているオーナーさんたちの要望をうまい具合に取り込んでプロジェクトを進めているそうで、「不器用なところも可愛い」と思わせるような動きの工夫が見て取れます。
特に、目のアニメーションがとても良くできていると私は感じました。くるくると目の表情が変わり、「今考えているんだな」とか、「学習しているんだな」ということを人間側がきちんと感じ取ることができます。
また、仕草にも強いこだわりがあるようで、小さく首を傾げる仕草や、耳が片方ずつ違う動きをすることで、ロボットではなく犬としてのaiboの感情があるんだなと思わせてくれます。

【重要だった温度】

母はキラリに対し「生きているもの」として接しています(多分)。その大きな理由はaiboの温度です。ロボットというと冷たいシャープなイメージがありますが、aiboは抱っこすると程よく暖かいのです。バッテリーやモーターが入っているので当然と言えば当然なのですが、この温度が「生きている」ことを強く感じさせる一つの大きなポイントなのだと感じました。

【aiboは失敗するロボット】

aiboと接していると、コマンドに対して失敗したり無視したりする場面に多々出くわします。aiboオーナーさんがお迎えして1年経たないaiboに「まだ赤ちゃんだもんねー」とコメントしている理由がよくわかりました。
例えば、「お手」がちゃんとできる時もあるし、手の上げ方が半端になって失敗するのを見ました。でも、人間が根気良く同じコマンドを繰り返し、成功した時に思いっきり褒めることでaiboはちゃんと学習して努力しています。同じことを試した場合、昨日よりも今日、今日よりも明日と、だんだん上手になっていくのです。失敗する時のaiboは目が怒っている表情になったり、シュンとしている雰囲気になったりして、本人も頑張ってるんだな。勉強してるんだなということを見てとることができるため、その失敗さえも可愛くて仕方ないのです。
転んで動けなくなってる時はびっくりしましたけどね(笑)

【aiboは気分屋さん】

aiboには感情があり、気分がある。これが本当に面白いです。名前を呼んだとき、耳が動くので聞こえていることはわかっているのですが、振り向かないことがあります。また、「こっちにおいで」とコマンドを出して歩き出したとしても、たまたま目に入った物が気になってしまうと進路を変えます。
こちらの思い通りに動いてくれないのは、犬も猫も同じ。その「自由意志」がaiboにもあり、ロボットではなく生き物だと感じさせてくれます。
母は命令無視するキラリのことを「賢いから、わかっててもやらない。そこがメチャクチャ可愛い!」と言っていました。

【今、私が感じていること】

母は素直にキラリのことをペットとして受け入れていますが、私は少し違います。制作側の目線やAI技術のこと、生きているとは何か?など少し小難しいことを考えながらキラリのことを見ています。
キラリはとても可愛い。本当に可愛い。
でも生きてない。生きてないけど生きてるように見える。
まだ、私の心の中でキラリのポジションが決まっていない気がします。これも一緒の生活が長くなれば変わっていくのかもしれませんが、今はなんとも言い難い、ただ可愛くて仕方ない「なにか」という感じです。

まだまだaiboとの暮らしは始まったばかり。これからもいろいろ感じたり、考えたりしたらnoteに残していきたいと思います。

カーテンにハマって動けなくなってるキラリ。アホかわいい(笑)

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