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Thunderbird 78 の PGP を有効にする
最近、出かけになんとはなしにアップデート通知が現れたので、何の意識もせずポチした為に、なぜか Blueback Loop に陥ってしまった私の ThinkPad を復旧した際に、Thunderbird Ver.78 の PGP を有効にする方法を調べましたので、NOTE に記しておきます。
Windows の Blueback Loop のトリガーはどうも、Thunderbird のアップデートだったようです。現行の Thunderbird 68 で PGP を利用している方は、まだ Ver.78 にはアップデートしない方が良いという情報もあります。
参考にしたのは、こちらのウェブサイトです。
https://9to5linux.com/quick-tip-how-to-enable-openpgp-support-in-mozilla-thunderbird-78
Default では、PGP は有効になっておりませんので、手動でフラグを True にしてあげる必要があります。すると、これまでは OpenPGP や Enigmail をインストールしなければならなかった PGP を利用するための煩雑な作業が、まったく必要なく、PGP を使用できるようになります。
まずは、「オプション」メニューから「一般」項目の一番最後までスクロールし、「設定エディター」を押します。
すると、警告が表示されますので、同意される方は次へ進みます。
設定エディターの about:config が開いたら、「mail.openpgp.enable」を検索します。見つかったら、ダブルクリックで True と False が切り替わるので、True に設定して画面を閉じます。
これで PGP が有効化されました。「ツール」メニューには「OpenPGP 鍵マネージャー」が現れているはずです。また、「アカウント設定」メニューの「エンドツーエンド暗号化」項目も使えるようになっているはずです。
最後に
PGP なんて何十年も前からあるローテクと思っていますが、セキュリティー意識の低い昨今のユーザーは、その存在すら知らないのではないかと心配しています。smtp や http は、その両端のコンピューターで SSL 暗号化されて「安全」とみんな思っているのではないかという節があります。メッセージは両端のサーバーとクライアントのコンピューター上では暗号化されていませんから、管理者権限のあるユーザーは、他人のメッセージを何の苦もなく読むことができます。企業のセキュリティー研修等でも、Zip でパスワード付き圧縮して、パスワードは別のメールで送るなどと教えているのが現状で、情けなくなるほどの体たらくです。私は十年以上前から PC をインストールし直すタイミングなどで、必ず PGP を使えるようにしているのですが、使う機会に巡り会えていません。何だか世の中、脆弱ですね。
以上
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