URデルバーに対するモダホラ2の影響
モダホラ2のプレビューが進み、普段愛用しているURデルバーに採用できそうなカードがいくつも出てきたので思考の整理のために考えをまとめていく。
1.ドラゴンの怒りの媒介者
自分がモダホラ2で最も期待しているカード、通称赤デルバー。昂揚を達成することで3/3飛行(強制攻撃)とデルバーの裏面とほぼ同等の性能となるため、赤デルバーを採用することで実質8デルバーが可能となる。
◆良いところ
①
デルバーの最良の動きは生物を展開しつつ、カウンター・火力・不毛で妨害していく動きであるため、できることなら生物は軽ければ軽いほど良い。しかしモダホラ2以前のプールではデルバー以外の1マナ域(速槍、プテラマンダー、渋面)はカードパワーが不足しており、1マナ域はデルバーしか採用できず2マナ域以上が膨れるという問題を抱えていた。そういった中での8デルバーは、デッキのテンポを一段階引き上げるポテンシャルがある。
②
後述するラガバンと合わせてデッキの平均マナコストが下がることで、表現の反復をより強く使いやすいという利点がある。(デッキ内の平均マナコストが高いと土地セット&1枚ハンドに加えるという動きが多くなるが、デッキ内の平均マナコストが低いとスペルプレイ&1枚ハンドという動きが取りやすくなる)
◆気になるところ
①
昂揚を達成するために必要なターン数がデルバーとしてのゲーム展開に間に合うかどうか。ある程度一人回して昂揚を達成するかは試してみたが、通常の動きの中でインスタント・ソーサリー・土地までは自然に落ちるがそこからの一種類が壁となりやすい。こちらの生物に干渉してくるデッキならば生物が墓地に落ちるので昂揚達成可能だが、コンボデッキ相手などこちらの生物が墓地に落ちないと昂揚達成せずに困ることになる。そのため能動的に墓地に落とせるアーティファクトであるガラクタは必須。ガラクタと赤デルバーの諜報で自生物を墓地に落とすという2つの手によって、コンボデッキ相手にもある程度昂揚の安定性を担保できていると感じた。(一人回しレベルなので、昂揚達成のためにさらなる工夫が必要な可能性も有る)
(※一人回しのリストは、記事の最後に記載)
②
鯨との共存が成立するかどうかだが、正直赤デルバーと鯨の共存は少し苦しく感じた。最序盤に赤デルバーが場に出ていれば墓地が肥えるため、昂揚を維持しつつ鯨を展開可能だが、赤デルバーをあと引きする展開だと昂揚が遅れてしまうことが気になった。
2.ラガバン
1マナ生物ながら、予約価格10000円の期待値大の猿。
◆良いところ
攻撃さえ通れば、使えるマナを増やし、アドも稼ぐ。デルバーの歴史において使えるマナを増やす(死儀礼)、アドを稼ぐ(アルカニスト)は禁止レベルに強力だったため、このカードも壊れている可能性はある。
◆気になるところ
エルフ、ゴブリン、デスタクなど肉が多いでデッキに対しては、攻撃が通らず何もしなくなる可能性が高い。また伝説であるために手札に複数あると腐る、またカラカスに引っかかる。
メリットは超強力であるが、上記のようなデメリットも内包しているため採用枚数が難しい。自分はとりあえず2~3枚から試す予定。
(4採用すると伝説ルールで墓地に落として、昂揚を達成しやすいよいう利点はあるかもしれない)
3.待機
通称青ソープロ、何でもどかせるが2ターン後に帰ってくる。火力圏外の生物に対して対処するための枠と捉えているので、従来サイドの水没・カラカスと比較。
・待機
仮想敵
タルモ・聖遺・ホガーク・デプス・アンコウ・グリセル・5/5の生物兵器(モダホラ2)
※2ターン後戻ってくるため、最終的にはアド損
自分の生物に打って、除去を回避できる
水没の仮想敵
タルモ・聖遺・ホガーク・デプス
※0マナ、アド損しない
カラカスの仮想敵
ホガーク・デプス・グリセル・5/5の生物兵器(モダホラ2)
※カウンターされない、繰り返し使える
範囲が広いがアド損する待機と、範囲が狭いがその他の利点もある水没・カラカス。どれが良いかはメタ次第だが、メタが絞れない環境初期では待機にしておくのが丸いか。
4.おまけ(一人回しリスト)
生物12、インスタント16、ソーサリー10、アーティファクト4、土地18
生物12
デルバー4
赤デルバー4
ラガバン2
スプライト2
呪文30
ポンダー4
ブレスト4
デイズ4
ウィル4
ネゲーション1
稲妻3
チェンライ2
反復4
ガラクタ4
土地18
島1
山1
ボルカ3
不毛4
青赤フェッチ4
青緑フェッチ4
赤緑フェッチ1
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