鬼海 愛(きかい めぐみ)さん@Euroa【東京都世田谷区】2024年6月4日

須藤あらため鬼海愛さんの施術を受けてきました。以前、グランラフィネ玉川高島屋で受けてから実に9年ぶり。もうそんな前になっちまうのか。

それから結婚され、今年2024年に本格的に独立を果たしたとのことで、さっそく120分コースを受けてきました。オーダーメイドとは言うものの、オイルメインということ以外はほぼお任せでやってもらいました。今回、流れ的にはリフレ→ハンド→ボディケア(ドライ)→アロマという感じでしたが、まず全体的な感想をお伝えするなら、控えめに言って最高でした。普通に言うと、超最高。

具体的にお伝えしましょう。前回のレビューじゃ「アロマって気持ちいいんだね」みたいなド素人コメントしかしてないし。
まずリフレ、これが超上手い。確かに、ラフィネ時代も試験でNGを喰らったことがない、と言うだけのことはある。ちなみに彼女はリフレ、ボディ、アロマという、3部門以上の手技を取得している人の中で、すべての部門で社内最高ランク職位(グランドマスター)まで登りつめるという、グランドスラムを達成した唯一のグランドマスターセラピスト、すなわちG・S・G・M・Tなのである! 2016年6月2日の私のFacebookを見てもらえればわかるが、私はそのお祝いを主催した一人でもあるのである!(なんという便乗自慢!)。

話が逸れたが、まずリフレ(やハンドなどのオイルの手技)。これがなぜこんなに気持ちいのか、少し細かく分析すると、第二関節のツノの安定感と、そのストロークの長さ、だと思う。そして正確なリズム。それがslickな(=かっけえ)刺激を生み出している。じゃストロークがなぜ長いのか。これはシンプルに指が長くて強いから、という理由もあるんだろうけど、たとえばハンドなんかでも、母指球の筋肉の隅から隅まで、結構ギリギリまで最大値のストロークをあえて取っていると思う。圧もスタート地点からゴールまで最大圧で一定。圧の強さをグラフにしてデータ化するなら、曲線を描いていない。これは膝下トリートメントでもそうだし、アロマの下半身の足元から鼠径部までの全身を使った長いストロークでも一緒。圧迫の強さにムラがないから、「隅々まで感」が半端ない。おそらく彼女が独学で学んで身に着けた武器なのではないか。新人時代、帰りの電車の中で、自分のてのひらで練習を繰り返した実体験を踏まえての。だからこそ、ここまでしっかりと骨身にしみて根付いている技術なのではないか。

もう一つ、オイルの手技で特筆すべき点がある。
それは、手根を使ったニーディング(捏ね)の密着感だ。あれはローリングって言うのかな? 肩上部や腰部で、一瞬身体が浮きそうになるほどめくれ上がる感じ。ちょっとたとえが伝わりにくいかもしれないが、運動会の綱引きで、ホントに必死で引っ張ってる時って、皆さん、ついしゃがんじゃいませんか? 全重心を下に落として、持ってかれるの食い止めようとしますよね? んで急に勝敗がついて相手側の引っ張る力がなくなると、勢い余ってゴロンと後ろにでんぐり返ししちゃう、みたいな、あの体勢。
彼女はそれと似たようなことをアロマの手技でやっているのではないか。肩や腰をえぐるニーディングの最後の手が離れる瞬間、自分の体の重心を落とすくらい、密着感をキープして余韻を作っている……まあこれはあくまでイメージにすぎないんですが。結局これもストロークが長くなるって話で、結果的に体に触れている時間も長くなる。ファビュラスよ。

ボディケアでも、大腿部などの拇趾圧迫はとても綺麗。受けた感じ「綺麗な圧」なんだよなあ。ストンと入ってくるというか。なんかこの辺は、基本に忠実だけど根がお洒落な性格が滲み出ちゃう、っていうか。心地よく施術を受けている間、ホントに徹底主義だよなあとか、それでいて母性的なタッチもあったりとか、コミュ力も高くて相手のことをよく観察してるなあとか、眠りこそしなかったけど、色々な思考がぼんやりと浮かんでは消えていったりもしました。というか、シンプルに頭が良いから全部の話が面白い、というのももちろんあります。あっという間の楽しい時間でした。

二子玉川駅から徒歩10分以内、ホットペッパーでの予約も始めたばかりとのこと。
進化し続けるグランドスラムテクニックをぜひ、ご体感あれ!

Relaxation salom Euroa(ユーロア)


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