三輪 和洋(みわ かずひろ)さん@湯あみの島(リバース東京)2016年2月17日

ゲーセンの「ビートマニア」ってゲーム、やったことあります? 僕、アレ好きなんですよ、下手だけど。要はリズムゲーで、クラブのDJになりきって、曲にタイミングよく合わせてボタン押したりターンテーブル回したりするやつです。

それで、タイミングピッタリだと「GREAT」、まあまあだと「GOOD」、下手だと「BAD」「POOR」とか表示される。今日、三重県は湯あみの島に来て、グランドマスター・三輪和洋さん(カズトン)の施術を受けて、これは「ビートマニア」にそっくりだなと思いました。

リバース東京所属のグランドマスター、若松さん、山田姐さん、青木君、そしてカズトンの施術は、基本「GREAT」しか表示されません。しかも、タイミングだけの話じゃなくて、力加減と、圧す場所と、圧してる時間と、圧し方をトータルで見た「GREAT」です。

カズトンのリフレなんかはちょっと神がかってて、クリームの塗り方(これすらもう気持ちいい)、太もも(普通やらない、めちゃあったまる)、膝裏(薄い皮膚を指と指で挟まないよう工夫が要る)、足首周り(クリーム足りないと皮膚が擦れる)、大腸の圧し方(コロコロの高さ的に実はとても難しい)、クリームとオイルの拭き取り方(これも過不足なく、しかも気持ちいい)まで「GREAT」なんです。

で、今日は技術云々の話じゃなくて、グランドマスターの資質というものについて考えてみます。2点、気づきました。

1、施術に入ってから終了してお見送りするまで、本当に「GREAT」だけを狙っているか?

2、「GREAT」だけを連続的に叩き出すために、曲全体の流れを把握しようとしているか?

結局オレなんかは5、6回圧してる内の2回ぐらい「GREAT」出りゃいいだろ、と考えていたんだなと。それを、青木君やカズトンの施術を受けて、初めて気づくんです。もちろん毎回毎回「GREAT」狙ってます頑張ってますって思ってやってた、それは確かに間違いではないけど、今日のコレを受けた今となっては、ああ、自分は「GOOD」で満足しちゃってんだな、と残念ながら、分かる。お前それ、「GREAT」じゃねーから、と。受けながらそう言われているみたいで、辛い。ショック。でも、いい経験。

そして、「GREAT」を叩き続けるには、やはり早い段階で相手のカラダ全体の癖を見抜いて、軌道修正していく。仮にたまたま1つ「BAD」を叩いたとしても、そのミスから、次の5つの「GREAT」の位置を確認する、みたいことができる。なぜできるのか? これまで得た知識と経験があるから。でも知識と経験というよりも、何度も何度も相手の反応を注意深く見て、考え続けながら施術をしてきた人達は、「GREAT」の位置を本能的に学び取るんだと思う。そこが「GREAT」だと思い込める自信と共に。

グランドマスターになる人は、自分がすごく楽に、「GREAT」だけを叩き続ける、とあっさり信じられる人。まずは、そこから。決意表明、とかって重く捉えることすらしてない。タコ焼きに爪楊枝を刺して食べる、みたいな気軽さ。

オレにもできるかな。

いや、できるはず。

タコ焼き、好きだし。←関係ない。

カズトン、今日は本当にありがとう!

お風呂のレポは、また別枠で!


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