小高 優子(こたか ゆうこ)さん@ククナ【神奈川県茅ケ崎市】2022年7月27日

実に2年4ヶ月ぶりのリラクゼーション体験記となってしまいましたが、この長い期間、全く施術を受けてなかったわけではなく、ひとまず3年前に移籍した自店舗のセラピストの施術を毎月一人ずつ受け続けております(現在も継続中)。その一人一人の施術体験についても思うところはたくさんあり、ぜひ詳細なレポートを書きたいところなのですが、まあ自分のお店だと色々と差し支えがあるので泣く泣く控えております。でも一つだけ言えるのは、ウチのお店の人たちはみんな上手いです。そして個性的。施術が。面白いです。ぜひ来てくださいね、おふろの王様花小金井店。あ、お風呂も天然温泉で純粋にいいですよ! 壺湯とかマジ推せる。

さて今回、茅ケ崎に向かったのは、その花小金井店に僕とちょうど同じ頃にエステ部門セラピストとして配属された小高優子さんの施術を受けるためです。現在は茅ケ崎に引っ越してしまったため、一緒に働いたのは1年ちょっとだと思いますが、優ちゃんは本当にいつも眩しいほどの笑顔で、ノリのいい、海とお酒とイルカが大好きなポジティブ系女子なのです。専門はハワイの伝統的なマッサージであるロミロミ。今回選んだのはハワイアンヒーリングの150分コースです。

まず初めにマナカードというものを使って簡単なセッションを行なうんですが、これがすごい。ハワイに伝わる神話などをモチーフにした心理カウンセリングカードなのですが、なんていうか、このセッションは占いとか予言じゃなくて、お客様自身の思考の癖や行動パターンに気づき、人生を自由に選んで進めていけるようにサポートしてくれるものなんですね。サロンのホームページの文面を引用すると、マナカードは「自分の枠の外に出られるような気づきを起こしてくれるツール」とのこと。うーん、伝わりますかね?

なぜこのコースを選んだのか? 今日はどうなりたくてここへ来たのか? まずはそういう質問から徐々に深く内面に潜っていくのですが、もちろん中にはあまりプライベートを深く掘り下げられたくない人もいることでしょう。そこで優ちゃんは「もっと具体的に話した方がいい? それともこのままの抽象度で続ける?」という風に、そこにもちゃんと配慮して選択肢を与えてくれるのです。すごいですね。愛だな。愛とは選択肢を与えること、ってロンダ・バーンも言ってたし(『ザ・シークレット』で)。

しかも優ちゃんは、じゃあその問題点をカードを引いて訊いてみようか、と提案し(強制はしない、嫌ならカードを引かなくてもいい)、出たカードの意味も、これはこういう意味だからああした方がいい、という断定的な言い方をしません。あくまで、この絵のこれはこういう意味なんだけど、今この問題を抱えているあなたなら、これをどう捉える? というような訊き方をします。あくまで解釈するのもお客様自身、というスタンス。まさに「気づきをサポートするツール」として使ってくれるわけです。だから、もう僕自身で勝手にどんどんスムーズに自分なりの答えを見つけてしまえるのです。優ちゃんはポンと軽く背中を押してくれるだけというか、肩に軽く手を乗せてくれるだけ。おそらくそのくらいの寄り添い方が、相手が一番安心できるってことを知ってるんだろうな。

マナカードについて長々と書いたのは、まさにこのセッションの進め方と絶妙な距離感が、その後の施術を象徴していたからで、ホットストーンの使い方(今日みたいな真夏日でもそのあったかさが気持ち良く、そして石同士がカチッと軽くぶつかる音も心地いいし、次々と両手に握らせてくれるのもオモシロ気持ちいい)や、たとえば大腿部のストロークの長さとスピードと圧の一体感、呼吸の合わせ方(吸って吐いてとリズムを取るけど返事をしなくてもいいし、合わせたくない時は合わせなくていい)、前腕の使い方、左右からのお腹の揉み方(これめちゃくちゃ良かった!)、つい最近取り入れたという頭蓋骨調整などの技法のすべてが、真っ白な部屋のパワーやカーテン越しのククナ(太陽光)と共に交じり合って、僕の身体の奥深いところまでゆっくりと入ってくる――。

いつの間にか二度、眠ってゐたのであった。そして気がつくと、すべての余計なものが出て行ってしまってゐた。驚くほど身体が軽い。邪気が消え失せている。消えてから、それが体内にが篭ってゐたことを知った、とも言える。私は、まるきり生まれ変わってゐた。

という、思わず近代小説家風な文体になっちゃうくらいにビフォーとアフターでは変化がありました。優ちゃんのロミロミ、マナカード込みのコースが基本だと思いますので、心のデトックスも求めたい方にはぜひおススメです!


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